rit.

好きなことを好きなだけ、ゆっくりと穏やかに。

2025年ヲタク記録

エンタメに生かされエンタメの隅で生きるヲタクの2025年まとめ。自分のための日記です。2025年の個人的一大トピックはあんさんぶるスターズかもしれない。助けてほしい。

1月 映画『グランメゾン・パリ』

映画自体は前年12月公開だったがそもそもドラマ自体も観たことがなく(すみません)、年を越してからまずドラマ『グランメゾン東京』の履修から始める。と、あまりにもおもしろすぎて2日でSPドラマまで観終わりその勢いでレイトショーに駆け込むなどした。はあ〜〜〜〜〜こんなおもろい作品を知らずに生きてきたのか私は???(職業ドラマ大好き) 正門さん、観るきっかけを与えてくれてありがとう。あと、小島健さんがいろんなところで割と長いことグランメゾンネタを擦り続けてくれるのを勝手に喜んでいた。「取ろうぜ三つ星!」

前年冬は仕事に支配されていたので1月は細々とした用事に追われたり家をめちゃくちゃ模様替えしたりしていて、珍しく舞台はオペラ(『さまよえるオランダ人』)を観に行ったくらいだった。オペラは深くは語れないのだけれど、ただただ音楽・歌声に心が洗われる感覚と壮大な美術に圧倒されることが愉しみであり心の慰めになっている。

2月

ミュージカル『ケイン&アベル』

フランク・ワイルドホーンの音楽にはなぜこれほどまでに魂が揺さぶられるのか。二人の男の信念と執念の人生をかけた戦い、親と子の絆と愛。ケインとアベルの魂がぶつかり合うようなナンバーが好きだった(”命ある限り”だったと思う)。松下洸平さんも松下優也さんも本当に本当に素晴らしかったのだが、何より一番震えたのは知念里奈さん。しなやかな強さと輝きに満ちた歌声、眼差し、存在感。何もかもが鳥肌ものだった。20c初頭〜半ばのアメリカのファッションを反映させた衣裳、ジャジーな音楽などなど個人的なツボも多かった。
”日本発”となるとアニメや漫画原作がまず想起され実際に多く生み出されている中で、異国の壮大な物語を日本人キャストで上演するという意欲的大作。初演で観られて本当によかった。

ミュージカル『SIX』

観劇キャスト(敬称略)アラゴン:ソニン/ブーリン:田村芽実/シーモア:原田真絢/クレーヴス:菅谷真理恵/ハワード:鈴木愛理/パー:和希そら
発表されたときWキャスト含め私得すぎてびっくりした。男性により抑圧され、歴史によりレッテルを貼られた6人の女性の物語。とはいえ女性のエンパワメントのストーリーなどと一言で済ませられるものではない。80分休憩なし、順番に自身の物語とナンバーを披露していくショー形式の流れの中で、いかに観客を惹き込み6人の物語を魅せ、”I Don't Need Your Love”を歌い上げるラストに説得力と深みを持たせるか。そのために集められし精鋭たちの、美しく力強いエンターテイメントを浴び、ただただ号泣だった。個人的にはソニンさんとめいめいの共演がとても嬉しかった。あと、ロンドン公演は勝手に誇らしい気持ちでいっぱいだった。こんなに力のある素晴らしい女性俳優たちがいること、日本のショーエンタメの未来は明るい!

 LAPOSTA2025 

SIXの昼公演チケットを取った後に友達から同日夜のLAPOSTAに誘われエクストリームライブエンタメ日となってしまった。まあこういうことのために私は東京に住んでいるので本望ではあるのだが。

笠原桃奈さんが天井からゴンドラに乗ってライブド頭一発目の発声をしたとき、東京ドームど真ん中・センステの一番上でLEAP HIGHを歌い踊る姿を目にしたとき、どちらも嗚咽が出るくらい泣いてしまい自分で自分にびっくりした(隣の友だちには爆笑された)。研修生診断テストで初めて桃奈を観てあまりにも大人びた姿にびっくりしたこと、アンジュルムに一人加入でお姉ちゃんたちに怒られたり愛されたりしながらのびのび育っていったこと。その時期のアンジュルムの曲に私自身がたくさん救われたこと。そして、先に卒業していったリーダー和田彩花さんの白のパンツスタイル衣裳をなぞるように、自身は黒のパンツスタイル衣裳で美しく卒業して行ったこと。プデュで久しぶりに観た姿、変わらない笑顔と洗練されたパフォーマンスに驚いたこと。こんな景色を見られるなんて思ってなかった。桃奈、挑み続けてくれて、本当にありがとう。今の笠原桃奈さんもME:Iも応援しています
INIは推しはひろとかな〜?とか言ってたのに生で見た結果たけちーがメロいという気づきを得たし、ずっと匠海さんがアイドルすぎて先生呼びしてたし(?)、佐野雄大さんのスタイルと笑顔が良すぎたしで、つまりはなにプリで、結局また関西の男を愛してしまい友達に笑われた。謎になにプリとWEST.の絡みをずっと待っているんですけど仲間はいませんか??? 友達にはお前くらいだって言われてるんですけど……

timelesz project

俳優部参戦! で一気に流れが変わって急にのめり込んでしまった。あまりにもチームビルディングとマネジメントの話すぎて、この時期仕事で会う人会う人に勧めていた記憶。毎話、誰一人落ちてほしくなさすぎて泣いていた。原嘉孝さんの覚悟の決まり方と己の見せ方(パフォーマンスだけでなく、トータルを通しての自身の存在意義のアピールの仕方)がすばらしく、私がジュニアだったら尊先は原さんになってたと思う(何の話?)
ハレーションはあるのももちろん理解できる。が、彼らが覚悟を決めて人生を賭けて掴み取った未来に対し外野が石を投げ続けている現状は、どうか早くなくなってほしい、と願う。

3月 映画「ヨウゼン」公開

サイバーパンク的美術の映像美×中華ファンタジーの世界観に魅了され何回か観に行った。映画館で観るべきアニメーションだったなあと思う。佐野晶哉さんきっかけではあるのだけど、彼が声を当てているという意識はあまりなく観ていた。ていうか増田俊樹さんとW主演というのは凄すぎるだろうが。すぐレファレンスにあたろうとするヲタクなので一回目を観終わった帰り道『封神演義』の小説を買って読んだりもした。中国の古典ももっと深く知りたいと思いながらなかなか読み進められていないな……

4月

ミュージカル『BONNIE & CLYDE』

観劇キャスト(敬称略)クライド:柿澤勇人/ボニー:海乃美月/テッド:吉田広大
演出は瀬戸山美咲さん。目指す夢は異なれど同じ魂を持つ二人の物語として『ボニー&クライド』を描き出していたのがとてもよかった。もがきながらも抜け出せない彼らの檻・鳥籠を表す、物語を神の視点から見つめているかのような二村さんの美術も秀逸だった。同じ20c前半のアメリカ、音楽も同じフランク・ワイルドホーンという『ケイン&アベル』が別プロダクションではあるがほぼ同時期に上演されたのは面白い偶然。
一発逆転を狙うにはギャングか、スターか。底辺から抜け出すにはあまりにも厳しく不条理な20cアメリカ社会で、夢を見つづけ駆け抜けた二人。しかし21世紀に入ってもなお社会は混沌とし負のループから抜け出すには厳しい世の中で。神奈川・川崎の若者を追った書籍『ルポ川崎』ではBAD HOPを筆頭に今いる場所から抜け出すにはラップ/ヒップホップで成功するしかないともがく若者たちが出てくるが、そんな彼らの姿を劇中の二人を観ながら思い出していた。

そして、2024年『オデッサ』『ハムレット』を経て、柿澤勇人という役者の俳優人生を生で追いかけられていることは幸福なことだな、という思いを強くしたのだった。

ミュージカル『ウェイトレス』

人生で「今、出会ってよかった」「今、出会うべきだった」と思える作品や音楽、物語に出会う瞬間がこれまでも何度かあったが、この『ウェイトレス』はまさにそれだった。一つ一つの身の振り方がいよいよ重たくなってきた30代、日々充実していながらもどこか焦燥を覚えながら生きている今の自分にとって、どうしようもなく痛く苦しく、しかしとても心強く美しい物語だった。高畑充希さんの悲しみと諦めを湛えながらも何かを訴えてくるような眼差しを忘れられない。自分でも説明しきれない、いろんな感情でいっぱいになってしまって、最後の3曲くらいずっと静かに涙を流しながら観ていた。今でもBWレコーディング盤を聴き続けいてる。人生ベストミュージカルにまた一つ大切な作品が増えた。
キャストは映像もお芝居も活躍されてる名優陣に芸人さんと幅広く、観客層もいつもと比べていろんな人(普段舞台に通い慣れているわけではなさそうな層)が多い感じもあり、こうやって入り口が増えていくといいなあと思った。大好きなソニンさんは安定にラブだったな♡

Aぇ! group LIVE TOUR 2025 D.N.A 

3月末に横アリで、4/13 新潟は昼夜続けて。MCでの、4/13は2019年のグループ初公演「僕らAぇ! groupって言いますねん」の初日、2020年「Aぇ! group Zepp LIVE 2020 STARTING NOW 413」の初日予定(コロナで中止・振替)だった日にちで、そこから年月が経った今デビューし、特別な意味を持つこの日に初めての新潟でのライブをできている、という話が印象に残っている。
フルアルバムを引っ提げてのライブというのはやはり音楽性も豊かで、今のAぇ! groupの現在地点と未来への可能性をしっかりと見せてくれた。あとシンプルに「咆哮」という曲があまりにも強い。フロントマン末澤誠也が強い。何が何でも進んできたAぇ! groupと、これからも進むぞ、と思えた、彼らの可能性の輝きに惹かれてここまで追いかけてきた日々に改めて自信を持てた、そんなデビュー2年目のライブツアーだった。

あんさんぶるスターズ!!Bright me up!!

リリース時からどハマりしてトリスタPとして割とがっつりやっていたのが、仕事多忙すぎイベントを走れなくなり、追いかけきれないしんどさから徐々にフェードアウト、時々チェックするくらいの状態が数年続いていたんですが……急にTLに流れてきたMODE/Dというシャッフルユニットでとんでもない衣裳(言い方)でとんでもなく踊る衣更真緒さん(最推し)にびっくりし、ナイスPとかいう胡散くさい男(言い方②)誰?! 状態から再履修。そのまま気づけばまたのめり込みなぜか百周回っていま私はUNDEADの沼の底にいます。UNDEADがこんな成長と青春の詰まったユニットになるなんて思わなかった。羽風薫がこんな良い男になるなんて思わなかった。本当に助けてほしい。ていうかLOCK YOUR GAZEの振り付けs**t kingzのkazukiさんはそれは……勝利でしょうが……あんさんぶるスターズの、貪欲にあらゆるあんさんぶる(提供・コラボ)を求め続ける姿勢、本当にすごい。

5月

ミュージカル『Kinky Boots』

観劇キャスト(敬称略)チャーリー:東啓介/ローラ:松下優也/ローレン:田村芽実
2013年にトニー賞の映像で衝撃を受け、ブロードウェイでローラ役オリジナルキャストのビリー・ポーターを観る幸運に恵まれて以来、ずっと人生偏愛ミュージカルに位置し続けている。正直言って日本キャスト版はいろんな意味を持ちすぎてしまって、この作品をただ好きな人間にはしんどい時期が長かった。でも2022年に城田優さんが全てを背負って懸命に繋いでくれて、だから私はまたこんな素敵なKBキャストに出会えた。密かに願っていた、田村芽実さんのローレンが観られて本当に幸せだった。城田優さん、本当に本当に、ありがとうございます。
めいめいローレン可愛くてオモロいオンナで最高だったなあ。とんチャーリーはあんなにデカイのに”Soul of Man”の後へこんで座ってるときぺしょぺしょのわんこすぎてめいローレンの方が大きいまであった(?) ”Soul of Man”はいつ聴いても心震える、私の中で大切なナンバーなのですが、とんちゃんの歌、とてもとてもよかった。そして優也ローラも本当に素晴らしかった。”Not My Father's Son”で涙を堪えて歌うローラ、その姿に静かに涙を流すチャーリー。2幕” Hold Me in Your Heart”は神々しいまでの魂の輝き。シンディーローパーの音楽を歌いこなすには松下優也さんのようなバックグラウンドがあって然るべきだったのではないか、とも思った。

"Just be who you wanna be." "You change the world when you change your mind." KinkyBootsの曲に救われる瞬間が人生で何度もある。大切で大好きな作品。

JAPAN JAM 2025

完全にBEYOOOOONDS目当てで、おまけにケンティーも観られるのラッキー!(中島健人さんをおまけ扱いするな)とか友達と言い合いながら千葉へ向かい、みんなケンティーの虜になって帰ってきた。ケンティー凄すぎる。(今のAぇさんたちがケンティーの虜になっている気持ちがとてもよくわかる。)LOVE KENTY!の合いの手楽しすぎた。ケンティーのヲタクって幸せだろうな。

ビヨちゃんは登場もそこそこに食い気味で『Do-Did-Done』から始まり、『灰toダイヤモンド』、MCはほぼ無く、まさかの『都営大江戸線六本木駅で抱きしめて』!! 畳み掛けるような『恋愛奉行』→『涙のカスタネット』→『ニッポンのD・N・A!』→『アツイ!』……と時間いっぱい力いっぱいのパフォーマンスで凄まじかった。MCを削りすぎたためにカスタネットへの言及がなく、無言でカスタネットを取り出し1曲鳴らしたらしまう異常ヲタク集団が出来上がっていた。太陽と青空の下で観た10ビヨ、一生の思い出。

BEYOOOOONDS ~Take Me Out To The BALLROOOOOM!~

いま読み返すとかなり勢いのまますぎて恥ずかしいけれど本当に本当に良かった。

りか様の卒業は寂しくて残念な気持ちはめちゃくちゃあったけど、お手紙で「BEYOOOOONDSをやり切った」ってあんなに綺麗なドレスを纏った姿であんなに綺麗な笑顔で言われたら、もう、こちらは笑顔で卒業おめでとう! って見送るしかないなあ、と思った。

SEVENTEEN Fan Meeting 'Holiday' 

セブチはわたしの安息の地、心の支え。眩しい太陽の光、清々しい青空、柔らかく吹く風、そんな存在。今回'Holiday’がテーマ曲みたいになってるの嬉しかったな。『YOU MAKE MY DAY』のアルバム大好きでずっと聴いていたから。煮詰まりすぎた日の夜、ようやく心置きなく休める日の朝、いつでもずっと寄り添ってくれた。
ファンミだからイベントと交流メインで、何回も外周をぐるぐる回りながら遠くまで手を振ったりファンサしたり幸せ振りまくかわいいディノさんを眺めてるだけで全然満足だったんだけど、今明日が流れた時にばちばちに踊りはじめてやっぱこれだよ〜〜〜!!!! となった。ディノのダンスが本当に本当にだいすき……
キャノン砲で放たれたボールをキャッチするゲームで、金髪×学ラン×グローブのウジ氏が格好良すぎて無い青春の記憶が錬成されかける。フライ級のボールから低めのボールまで連続で綺麗にキャッチする姿にSSAの3万人全員がウジに恋してた。
メントではホシくんの「皆さんは僕の世界です。」で普通に泣きそうになったし会場も感嘆のため息に満ちてたのに、言った本人が照れてて愛おしさでいっぱいだったな。

HAPPY BURSTDAYのアルバムもリリースされて、セブチの音楽に救われる初夏だった。

WEST. LIVE TOUR 2025 A.H.O. 

"音で遊ぶ""音を楽しむ"というコンセプト通り、ほぼほぼ生バンド演奏で、これまでWEST.が培ってきたあらゆるジャンルを魅せてくれた感じ。関西のノリ、ポップな楽しさ、キャッチーな振付で踊るナンバー、重たさとエッジの効いたヒップホップ、熱く強いロックンロール、ホーンセクション際立つファンク、ジャズやバラードは酸いも甘いも飲み込んできた大人の深みが滲む。ダンスナンバーもキラキラアイドルソングからEDMまで。
10周年イヤーは7人でいることの覚悟を改めて感じたし、その未来ができるだけ永く続ことをファンもメンバー自身も強く願っているような、祝福と同じくらい祈りに満ちた1年だった。11年目のWEST.はその切実さから自信をちょっとつけたような、去年までの刹那的な切迫感が減ったような気がする。短距離走から長距離走に意識的に切り替えた感じ。

そして、POWER→AWARDアリーナドーム→A.H.O.と経てやっぱりわたしはPOWERがあったからこそ、ここまでWEST.にハマり込んだな〜と改めて思った。あのアルバムの曲たちとライブコンセプトとあの瞬間のWEST.の熱量ががっちり噛み合ったベストアクトだった。W troubleあたりからの流れを見てもPOWERは WEST.のライブアーティストとしての一つの到達点だったと思う。それでもなお、WEST.は誰も置いていかない、誰もが楽しめるライブを作ること、一方でグループとしてアーティストとしてのスタンス・表現を追求し続けてきた。その一つの答えがこのA.H.O.で叩き出されたように感じた。全てを血肉に変えて、あらゆるジャンルを全力で楽しんでこなす7人が格好良くて、ひたすらに眩しかったな。

⚫︎MCメモ:しげりゅせ小競り合いフィクサーは大体のんちゃん。流星さん、楽屋かホテルで飲もうとわざわざ赤ワイン買ってカバンに入れていたらしくそれを目ざとく見つけていじるのんちゃん。流星さんに興味津々なことばれたくないのんちゃんと全部わかってる他の6人の図。小瀧「(流星に興味津々なのバレたら)負けたみたいで嫌だ」→流星「じゃあそのゲーム今日で終わりやん(みんなわかってるから)」→大爆笑のんちゃん

⚫︎ひとりだけずっと12時公演は朝認定を擦り続ける藤井流星さん
①挨拶「静岡!起きてんのかー!」「起きてんのかー!」おはようございまーーす!!!」
②MC 流星「12時という早朝からお越しいただき…」淳太「昼です」
③最後の挨拶「12時という早朝から…」メンバー「昼やって」流星「遠くから来てくれてる人もおるやん」
④終演後インスタストーリー<
「1公演目じゃなかった。早朝公演。12時にライブはもう早朝だと思います。」

6月 ミュージカル『梨泰院クラス』

「アジア発のミュージカルを」という気概に、納得のクリエイター陣。梨泰院の空気を詰め込んだような舞台空間で縦横無尽に動くセットが疾走感を増していた。ただひたすらに信念に生き梨泰院という街を駆け抜けてゆく彼らが眩しくて仕方なかった。
小瀧望さんのパクセロイは、真っすぐな信念と共にどこか素直な可愛げがあって、復讐という暗い感情を持ちながらも、愛され慕われるリーダー・主人公だった。真っ直ぐな眼差しに目が離せなかったな。音楽もエナジーの方向性も違うのだがRENTを思い起こす瞬間がいくつかあった。どちらも当時の社会情勢を反映させながらその世界を、その街を生きる人々に焦点を当てているところ。その人生の輝きと魂を強く歌い上げるところ。

7月

ミュージカル『テニスの王子様 全国大会 青学vs氷帝』

都大会の強気で高貴な氷帝学園も大好きなんだけど、泥啜って全国大会でギラついて戻ってくる氷帝学園も本当に本当に大好きで……全体を通して4thはより感情にこだわっている感じがするというか、回想も入ることでそのキャラ、その試合への強い気持ちがグッと乗ってくる感じがしてどの学校の試合も熱く胸に迫る部分があるなあと思った。宍戸先輩の気迫に何度も泣いたなあ。熱くて強い男……1st〜2ndを一番熱く深く追いかけていた身ではあるけれど、変わらずテニミュは私の原点で青春で愛おしい場所で。こんなにも多様な『テニスの王子様』への演出的演技的解釈が存在し、今もなおキャラクターが生き続けていること。愛されていること。幸せすぎるなあ、と思った。

ドラマ『Dating Game』

向井康二さん演じるジュンジのいじらしさと強がりが愛おしくて苦しくて。Marchくん演じるヒルの王道年下わんこっぷりが可愛くて。深く考えたら負け! な勢いで駆け抜けていく設定も急転直下ジェットコースターみたいな展開もTHEタイBLドラマ! って感じでツッコミながらも楽しかった。ジュンジの瞳のゆらめき、目線ひとつで伝わる感情に悶え、毎週毎週大切に観た。後から語られるエピソード(康二くんが撮影中限界を迎えたことなど)に心がギュッとなりながらも、踏ん張って演じ切ってくれたことに感謝しかなかった。何度見返しても新鮮にときめくしその度にジュンジがもっと愛おしくなる。

UNDEAD - Wanderlust Saillng

ズ!時代の海賊イベを彷彿とさせる海賊コンセプトな上に羽風薫センターで本当に本当に嬉しかったんだけど、ちょうどこのイベと自分の現場(しかも全国ツアー)も重なってちょっと気が狂いそうだった(笑)毎朝早起きしてイベント走って、現実の自分の現場でも走り回ってたヲタクの執念(笑)薫くんがこんなに良い男になるなんて思ってもみなかったよ、ほんとほんと……
年末のリクアワにて、作詞・松井さんが創作への想いを教えてくださったのがとても嬉しかったな。>>”Wanderlust(放浪癖)”という言葉をどこかで使いたいと思って温めていた中で薫センター曲の依頼が来て今だと思った。放浪というと良いイメージがないかもしれないが、今あえて彷徨うこと、自由であることを良しとした羽風薫にぴったりだと思って……などなど。愛。
時間指定済み>あんスタ!!ユニソン♪ MIDNIGHTリクエストアワー特別号 - Superbloom -【DAY2】

8月

SUMMER SONIC OSAKA 

Aぇ! groupがフェスに出ている姿を生で観るという一つの夢が叶って感無量だった。フェスだと普段のコンサートと違ってヘドバンできるのが楽しくて最高だったな〜! 末澤さんの「歌の上手い下手じゃなくて言葉を乗せられる、熱量だけは誰にも負けない」という言葉もめちゃくちゃロックだった。
なによりやっぱり末澤誠也さんのフロントマンっぷりがエグくて……モニター映る度に大きめの歓声が上がってたけど、「脳内ラプソディー」の歌い出しの時は私含め「はぁぁぁ……」みたいなため息みたいな歓声だったのが面白かった。MTSー未練タラタラソングー、快晴の夏空、ギターかき鳴らす末澤先輩……みんなの初恋お兄さんバンドAぇ! group……
なにより、まさまさが楽しそうに演奏したり歌ったり踊ったりしてる姿を見られて本当に嬉しかった。ふたりの目に映るフェスの光景の1人になれてよかったなあ。彼らそれぞれの音楽への愛がこだわりが、この場所へ連れてきてくれた一つの理由だと思うから。
そして「Aぇ You Ready?」、佐野晶哉さんが苦労して生み出した曲が、Aぇ! groupの名刺がわりみたいに初のサマソニ一発目の曲になったの、最高の未来だと思った。サマソニの青空の下で拳突き上げながら叫ぶコーレスは気持ち良すぎたな。
ロックフェスらしくバンドブロックからスタート→アイドルらしく歌い踊る曲たち→Aぇらしいライブ盛り上げ曲→ラストにこれまでやってこなかった「PRIDE」と「咆哮」を畳み掛けるセットリスト、本当に勝負に来ていた。一生忘れない大切な思い出。

セトリ:1. Aぇ You Ready? 2. Break Through 3. 脳内ラプソディー 4. 《A》 BEGINNING 5. Chameleon 6. AKAN 7. Hello 8. Say Aぇ! 9. PHOTOGENIC 10. PRIDE 11. 咆哮
観た:i-dle、ウルフルズ、BLOC PARTY、PORTER ROBINSON、FALL OUT BOY

小林萌花バースデーイベント2025

なんとハロヲタ人生10数年目にして初めてのバーイベ参戦でまさかの最前を引いてしまい!!!記憶が曖昧です!!! あらかじめSNSでお衣裳は自作である旨と製作のこだわりポイントも教えてくれていたけれど、いざ実物を見てみると画面越しの数百倍可愛いかった。ほのぴが動くたびにスカートのフリルが靡いたり広がったり、袖や腰の飾りがキラキラ揺れてたり、ウエスタンハットとブーツが格好良さも演出しつつ、黒のベロアが上品にまとめていて、小林萌花さん自己プロデュースとデザインと洋裁の大天才でした。そしてピアノ演奏はブラームス「6つの小品 Op.118」第一番・第二番。小林萌花さんのピアノ演奏が大好きなんです。特に第二番のやわらかくて優しい音色にちょっと泣いた。
以下セトリとメモ

①夏の夜はデインジャー!/ メロン記念日
ほのぴ「夏生まれなのにあんまり夏な曲歌ったことなくて…歌えて良かったです」
②Future Smile / Juice=Juice
サビの足を蹴り上げるような振りが格好良かった
③ I & YOU & I & YOU & I / タンポポ
サビの振付の時ちょうど目の前で、ほんっっとうにどきどきした……のでそれで記憶が飛んでいます…可愛かったあ
④シャイニングパワー / Berryz工房
この曲をこのウェスタンコンセプト衣裳で披露するプロデュース力に痺れた!本当に格好良かった!
最初、憧れの君が来る〜の2回目のところをヲタクが歌おうとてるのをいいよおいで!みたいな顔で煽ってくれるほのぴ。「なんか、映像で観ていても皆さんのコールとかあんまり入ってないじゃないですか。だから今日こうして歌ってみて、コールを聞けて、嬉しかったです。」
「全部好きな曲……まあ私のバースデーイベントなので基本好きな曲しか歌わないんですけど、次も大好きな曲です」
⑤ソラシド〜ねえねえ〜 / Buono!
私も大好きな曲〜〜〜! ねえねえ、のところのほのぴ可愛すぎたし、ラスサビの歌い上げ綺麗すぎて感動した。
「次がラストの曲です(ヲタクのえ〜〜〜!を聞いてよしよし、みたいな顔が可愛すぎた)一緒に声出してくれて良いからね」
⑥付き合ってるのに片思い / Berryz工房
全力でほのかに片思い!!って言えて最高だった。跳ねがちな振付に衣裳のスカートがふわふわヒラヒラしてとても良かった。

ミュージカル『四月は君の嘘』

ワイルドホーン氏の音楽ってなんでこんなに人の心を動かすのだろう(n回目)……そして、宮本佳林さんはやっぱりステージの神様に愛された人だなあ、としみじみ嬉しかった。しっかりとミュージカル歌唱にチューニングされた佳林ちゃんの歌声はほんとうに素晴らしかったし、鮮烈なまでに宮園かをりを生き抜いていた。星空のもと公生に車椅子を押されながら、この時間を忘れないように、いろんな想いを堪えるように目を伏せるかをりの表情が本当に儚くて切なくてくるしくて仕方なかった。

道重さゆみさん

8月14日、芸能活動終了。私はさゆのおかげでモーニング娘。を知ってハロプロにのめり込んだ。リーダーとして強くあろうとする美しいさゆの生き様も、卒業してソロになってからのさゆの在り方にもさゆの楽曲にもたくさん救われて励まされて生きてきた。道重さゆみさん、モーニング娘。になってくれて、道重さゆみというアイドルを全うしてくれて、本当に本当にありがとう。さゆに貰ったものを胸に幸せに生きていくから、どうかさゆも幸せに自分の人生を生きてね。

プラクティス 可愛さ=影練習
プラクティス 誰にも見せちゃなんねえ
プラクティス 求められるなら
プラクティス 応えるがプロフェッショナル
キラキラは1日じゃなん成んねえ
キラキラは1日じゃなん成んねえ

9月

モーニング娘。'25 コンサートツアー Movin' Forward

あかねちんと横やんのモーニング娘。への愛と、歩んできた歴史がぎゅっっっっと詰まったセトリ、演出も最高、お衣裳もぜ〜〜〜〜んぶ可愛かった。野中リーダー期期待しかない!のにあかねちん横やんおださくの卒業は決まってて、ツアータイトルはMovin' Forward……何があっても今いる仲間と肩を組んで進み続ける、挑み続けるのがモーニング娘。の魂、ということを改めて理解させられた、圧巻のステージだった。
ユニットパート、「大きい瞳」のイントロが流れステージ上段に立つ12期3人のシルエットを観た瞬間にいろんなものが込み上げてきて爆泣きしてしまった。行きの電車の中でモーニング娘。YouTubeチャンネルにちょうど上がった「牧野真莉愛のUpdate」を観て、真莉愛のダンスへの拘りとか、道重さゆみさんへの変わらぬ尊敬の念を改めて感じてたところに、12期の「大きい瞳」………真莉愛はもちろんさゆパート………L!O!V!E! ラブリー真莉愛!!(嗚咽)(大号泣)12期は真莉愛含めモーニング娘。加入から見守ってきた存在。それぞれにもがきながら10年かけて三者三様のアイドル像を作り上げてきた3人。

初日だったので昼セトリ見ないようにしての夜参戦で、初日とはいえ2公演目なのに客席の反応良いな〜と思ってたら昼と夜でだいぶ曲が違ったらしいことをMCで知る。攻めまくってる。
Give me 愛もOnly youも大好きでめちゃ喜んでたけどGo Girl〜への歓声が一際エグくて。いや〜〜わかる〜〜(笑) 小田ちゃんがMCで「一個聞きたいんだけど、そんなにGo Girl好き??」って突っ込んでた。

牧野真莉愛さんのダンスについて。
ホールコンゆえアクティングエリアが限られている瞬間もあったと思うのだけれど、その場所で魅せられる200%の、身体と音を最大限使う踊り方が本当に好きです。
なんかの曲のサビのダンスの時1人だけ飛んでから低空姿勢に入ってた。相変わらずジャンプの打点が高い。一つ一つのポーズのシルエットが美しい。セクシーキャット〜やロマンスに目覚める〜の表情も良すぎた。自由な国だから、のダンスの音ハメも好きだった。YouTubeでは原点回帰と本人は言っていたけれど、昔の常に全力投球ではなく緩急のついた踊り方をするようになったなあ、と思う……お姉さんになったなあ………長い髪までをも操るようなヘドバン・ヘッドロール、まっすぐ美しい脚の蹴り上げ。メドレー後半なんか本当にしんどいと思うのだけど、そんなことを微塵も感じさせず楽しそうにパフォーマンスし続ける姿。客席の端の上の方まで手を振る姿。モーニング娘。のライブに行くと1曲目から終わるまでずっと、牧野真莉愛さんを応援できる人生幸せだな、という気持ちでいっぱいになる。
あと、先輩が卒業したら年功序列で上から歌割が増えなくてもいい、実力主義で後輩でも歌がうまいメンバーに歌割が増えて然るべきだと思っているのですが、それを前提として(←面倒くさすぎるヲタクの前置き)、シャボン玉の真莉愛のパート、歌い方もスキルアップしてる感じしたし、めちゃ良かった。よこやんへの、れいなだけ〜〜!のコールから真莉愛のパートでまた泣いた。

ラストが涙ッチでまたヲタクは泣く。みんなで歌ってね、で歌詞がモニターに映って眺めながら聴いていると、このツアーでおんちゃんを復帰させるつもりでほんとに動いてたんだなあ、としみじみ思った。"優しくなって 許しあって 終わったこと引きずらないで だけど反省は大切さ 失敗活かし 次は成功するのさ"

10月

HELLO! IDOL CIASSICS 2025 

アイドルとオーケストラ、普段扱うジャンルは違えど音楽への愛と情熱をかけているアーティストたちの一夜限りのパフォーマンス、最高だった。
Juice=Juiceは全て素晴らしかったけど、「Future Smile」はいちかしのヴァイオリンもオーケストラレーションも期待を上回る仕上がりだった。そして稲場愛香さんの堂々たるソロアーティストっぷりにも涙。超格好良くて可愛くて美しくて、歌声もさらにさらに磨きがかかっていて……オーケストラを背負ってひとりで魅せる姿に惚れ直してしまった。ファンク全開の「いい子じゃいられNight」、「Pop Star」の切ない歌声。お茶目なMCも可愛くて。そして、まなかんとJuice=Juiceとのコラボ、正直期待はしてましたがまさか「ポップミュージック」で泣く日が来るとは思わなかった。まなかん由愛ちゃんが並んで踊ってるところ。まなるるの鳩!愛おしい時間すぎた。抱きしめたい。
コンサートで演奏してほしい曲の事前投票の結果「盛れ!ミ・アモーレ」が堂々1位となり"隙アモ"生みの親OCHA NORMAも共演という伏線回収。嬉しそうなおちゃメンの様子、稲場愛香さんのアモはここでしか観れない事実、しかし個人的には初生アモでJuice=Juiceのパフォーマンスを観たい気持ち……で目が全然足りなかった。それにしてもこの曲で全てのお釣りが来るレベルだった(笑) 激ヤバ曲すぎる。

ビヨフォニ同様、ぜひ続けてほしいなあ。

WESSION FESTIVAL 

WESSION特番をひとつひとつ噛み締めるように観て、2日目に参加。前日はあいにくの雨模様だったようだけれど2日目は見事な快晴。どのアーティストさんも楽しくて最高で、いつも一緒にWEST.のライブに行く友達とまたひとつ大切な思い出ができた。

WEST.のライブパート、登場の口上からいつも以上に気合が漲ってて、「しあわせの花」で満員の会場が映るたびに、それを見渡しているメンバーを見るたびに、これまでWEST.が少しずつ地道に積み重ねてきたもののひとつの答えがこの景色なのかなあと思って勝手に嬉しかった。「超きっと大丈夫」で重岡さんの"また新しい夢ができた!これまで見てきた夢は間違いじゃなかった!俺はこれからも意地張って胸張って7人でステージに立ちたい!(ニュアンス)" という言葉が本当に本当に嬉しくて眩しくて仕方なかった。こっちもWEST.の7人と超一緒に生きていきたいよこの先も。ラスサビ前にも重岡さん"舞台上でしか言えない本音もあるよな。(メンバーに向かって)いつもありがとう。" と。アイドルとして、アーティストとして、音楽に表現にファンに向き合ってきた7人のひとつの答えがこのWESSIONだったら、彼らの望む未来のかたちの一つにこの景色があったらいいなあ、と願った。どうかこれからも、彼ら7人が望む限り、幸せなライブ空間を一緒に過ごして時を重ねていきたいなあ。

Juice=Juice Concert 2025 Queen of Hearts

これはただの言い訳でしかないんですがJuice=Juiceのコンサート日程と私のスケジュールがほんっっとうに絶望的に合わなくて……植村あかりさん卒コン以来の単独コンでした(約1年4ヶ月ぶり)。映像は観てたしずっと追ってたし、前述のハロクラで新体制JJ(にいなちゃん不在でしたが)をようやく拝見しもう植村あかりさんのいないJuice=Juiceが当たり前、なんならあーりーの歌割が誰に降りるのかを楽しんで見守っていたはずなのに……やっぱり生ってぜんぜんちがう……ということを学んだ。「ナイモノラブ」であーりーの不在を強く感じつつ、現メンバーのパフォーマンスが最高すぎて涙腺ゆるゆるで。「素直に甘えて」(披露めちゃ久しぶり…だよね???)、の工藤由愛ちゃまの踊り方が、どこか植村あかりさんの力みのない、余裕のある色っぽい仕草を彷彿とさせて、この曲でぼろぼろ泣くという……笑 由愛ちゃんが大人になったというのはもちろんあるけど、踊り方がまた変わったように感じた。
「トウキョウ・ブラー」と「プライド・ブライト」という昨年リリース後〜今年の春ツまでメインの盛り上げ曲だった2曲を半数のユニットパートで魅せてくる度胸がすごい。Juice=Juiceの自信の現れ。
そして段原瑠々さんがもうめちゃくちゃに素晴らしくって!!! 私よく宮本佳林ちゃんさんを"ステージの神様に愛された天使"と形容するのですが、段原瑠々さんは"ステージの神様を愛し愛される女神"でした。音楽を心から愛し楽しむこと、それを歌で、ダンスで、余すことなく表現し尽くしていた。他のメンバーももちろんめちゃくちゃ成長しているのだけど、Juice=Juiceを生で久しぶりに観てまたひとつ伸びたと思ったのは段原瑠々さんだった。ていうか、この人にまだ上の次元、あったんだ(驚愕)の感想の方が近い……るっるは最初からすごかった。でもそこに弛まぬ努力を積み重ねてきた。ほんとうに段原瑠々さんのノリ方ひとつとっても心からライブを、音楽を楽しんでいるようで観てるこちらが自然と笑顔になる。勝手に身体も動いてる、気分が上がっていく。そんな感じだった。
そして、10/18昼は工藤由愛Queen回ということで、MCを頑張る由愛ちゃま、しかし頑張りすぎてちょっと空回る由愛ちゃま、それを愛おしそうに見守るれいるる、ツッコミいれつつ助け舟をだしてあげる里愛ちゃんという愛に溢れた景色を観られて幸せでした。観客側も由愛ちゃまのちょっとした言動に「えっ?そのまま進む??」みたいな戸惑いと由愛ちゃまへの愛おしさに満ちたさざめきのような笑いが起きる瞬間が何回かあって愛だった。瑠々ちゃも「タコってほんとずっと愛おしいよね……」としみじみ言ってた。工藤由愛Queenのソロ曲は「ポップミュージック」! 「Juice=Juiceの曲はどれも難しくてどうしようと思ったけど一番に出てきた。リリース時から大好きな曲で、やっぱり私の元気や明るさを届けるにはぴったりかなと(ニュアンス)」
パワフルチャーミングかつ全力パフォーマンスに、ブレない歌声。由愛ちゃまのひたむきな明るさに何度も救われて元気をもらった思い出と、このポップミュージックのパフォーマンスが本当に良くて……
「CHOICE&CHANCE」ラスサビ、里愛ちゃんが由愛ちゃんの方見ながら歌い上げ、それを引き継いだ由愛ちゃんのやっちまった後悔がしたい、さらに歌唱力爆発してて最高だったなあ。Juice=Juiceのライブ、いつも最終的にJuice=Juiceの音楽ってライブって最高だな〜〜〜の感情でいっぱいになる。あまりにも爆発的な高火力の幸福感。

BEYOOOOONDS BEYOOOOOPERETTA -ottobre

ここから怒涛のBEYOOOOONDS現場が続きます。最高!

オペレッタというコンセプトのもと、1曲1曲の密度はより濃くなり、あらゆるジャンルと世界観を表現しきるパワー、寸劇の掛け合いのテンポは絶妙すぎて。いよいよBEYOOOOONDSのパフォーマンスは職人芸の域に入ってきたなと思いながら観ていた。あまりにも格好良すぎる。
ラスト、白バックにBEYOOOOONDSの文字とメンバーのシルエット。鳥肌立つくらい格好良くてちょっと泣いた。試行錯誤しながら重ね続けてきたBEYOOOOONDSという唯一無二のアイドルのかたちそのもの。ひたすらに愛おしくて眩しくて、かけがえのない存在。

11月

岡山県備前市×BEYOOOOONDS 地域活性化コンサート ナルチカ 2025 

めちゃくちゃ地元が近くなんならこのホールで習い事の発表会やっていたくらいの場所だったため、最初のオチャの開催からなぜそこにわざわざ? とずっと思っていた(失礼)。今回ビヨということですぐ申し込むも、開催数日前から相次いでメンバーインフルエンザ感染のお知らせ。最終的に高瀬、江口、岡村、平井、里吉の5人での開催となり、どうなるかと思っていたのだがヲタクの心配なんて不要であった。パートカバーも陣形移動もハモも全部5人でやってのけて歌い上げて踊り抜いて盛り上げまくり、5人でもそこにはちゃんといつものBEYOOOOONDSがいた。恐ろしいまでの底力よ。忘れられない伝説のライブになった。

今回ふるさと納税枠だったから別々に申し込んだ友達と奇跡の連番を果たしたのも面白かった。東京から会いに行ってよかったなあ。なんでこんなところまで? とか言いつつ岡山は愛する故郷ではあるので、岡山の美味しいもの、豊かな自然、きれいな景色にビヨヲタもメンバーも癒されてくれていたら嬉しいです。今度は全員揃って遊びにきてね。

第一部MC
くるみん「元の曲から一曲も削ってません!」
さやりん「今日の足の長さは殻付きの牡蠣(一回噛む)15?個分!」→本当に本当に脚が長すぎて美しすぎて眩しかった
みいみ「今日を楽しみいみにしてた人ー!」
美葉「平井美葉です。またの名を、ばぶみ?」ヲタク「ジェントルー!」うー「ここに来て新しいノリ(笑)」
うたの「がんばろー?」ヲタク「うーたん!」
みんな「みんな今日挨拶すごいね」「なんかやりたくなって」「できちゃうんだね」「メンバーもすごいけど対応できるみなさんもすごい」

BEYOOOOONDS BEYOOOOOPHONIC Ⅲ

東京文化会館というのは半世紀以上もの間、数々の名門オペラハウス、バレエ団、名指揮者、オーケストラ、音楽家が公演・コンサートを行なってきた、日本でも唯一無二の錚々たるクラシックの殿堂で。もう一つの兵庫県立芸術文化センターも関西の古典芸術の中心地であり、この2か所での公演はあまりにもBEYOOOOONDS/BEYOOOOOPHONICの積み重ねてきたものの帰結として完璧すぎて本当に嬉しい驚きだった。特に東京文化会館は26年春に改修工事に伴う約2年の閉館が決定しており、あまりにも奇跡的なタイミングでの公演実施。なんなら私はこの2週間前にウィーン国立歌劇場の来日公演をこの場所で観ている。そんな場所でBEYOOOOONDSのパフォーマンスが観られたこと、小林萌花さんのピアノが聴けたこと、一生忘れられない思い出となった。

デスノート THE MUSICAL 

はまめぐさんのレム、初演”月”の浦井健治さん演じるリューク、鞘師里保さんのミサミサ、三浦宏規くんのLと観に行かない理由がなかったが、デスノート THE MUSICALは10年前の衝撃から変わらず私の中の特別に位置する作品だと再認識した。ワイルドホーン氏の音楽の魅力、それを200%の力で表現しようとする役者陣の気概、普遍的で社会的なテーマ、作品そのものの魅力。そしてなんと私が観に行った日にちょうど作曲のフランク・ワイルドホーン氏が客席にいらしており……本当に素晴らしい音楽をありがとうございますの気持ちで拍手をした。
初演の浦井・柿澤両氏は原作寄りの印象が強かったのだけど、彼らが原作が誕生した平成の夜神月だったとしたら、今回の夜神月は令和だなあと思った。渡邉月は警察庁エリートの父を持つ、現代の優等生感が強い。ゆえに、偶然デスノートという力を手にしてしまったことで自尊心が頭をもたげ、徐々に狂ってゆく「人間らしい人間」の末路として、あのあっけないまでの無情なラストが際立っていた。もともと一貫して作品はそういう「人間はどこまでも人間」という諸行無常さは漂っているんだけれども。原作の夜神月はもっと選ばれし人間感が強いが、今回は周辺環境に恵まれているがゆえに万能と過信しているところからのメッキが剥がれる感じがあまりにも令和の若者というか。
カーテンコール挨拶で渡邉蒼くんも、演出の栗山さんがシェイクスピア『ハムレット』の「演劇は時代を映す鏡」を幾度となくおっしゃっていたと話していた。(渡邉くん初日挨拶「僕たちは演劇という、誰の血を流すこともなく社会に訴える手段を手にしています。これから2ヶ月皆様に楽しんでいただければ」三浦宏規くん「ほんまに21歳?」)

そして濱田めぐみさんのレムが本当に大好きで……2幕「愚かな愛」が終わったあと、私とお隣の方ボロ泣き、客席も鼻を啜る音が響いていた。はまめぐさんの歌は魂の歌……
そして三浦宏規L、ちょっとした挙動、セリフの間合い、トーン、全てが素晴らしく本当にLだった。素晴らしかった。ラストシーンを観ながら思い出したけど、初演時はあんまりこのラストに納得いってなかった(笑)Lへの想いが強すぎて強すぎて(笑)(でも全体的な満足度が高すぎてリピーターで別キャストを観た)。でも彼もまた正義という名の下に非人道的な手段を行使しており、当然の報いを受けたのだなと今は思う。Lもまた奢りたかぶった人間の1人だった。
例のデスミュのテニミュ部分、あんま意識はしてなくて途中で「三浦くんがLってことはリアルテニミュ、か??」と気づいた(遅すぎるあたりまえ体操)。プレースタイル()はもちろんLなんですが、ボールを打つ時の伸び上がってすこし止まる動作、ラケット手の中でクルクル回すとこ、回転しながら打つ技、テニミュだった。
原作ファンとしてひとつだけ。弥海砂のピンクのアイドル衣装、あれ、どういうコンセプト……?メイクは地雷系なのかな〜とは思ったけどあの衣装だけ、どのジャンルにも属さないし体型に沿ってないし色も可愛くない……足のズボンっぽいのもよくわかんない。令和っぽくアップデートするならそれで良かったのに私服衣装は初演からあんまり変わってないし、ますます謎で……これまでのステージ衣装もギリギリのセンスだったけど今回はほんとうにちょっとよく分からなかった。当時、ミサミサのゴスファッションに厨二病拗らせたおれたちは憧れてたんだよ……

BEYOOOOONDS BEYOOOOOPERETTA -novembre- 

ottobreに続く品川通い現場その2。以下、ライブを観た日のメモ。

激辛LOVEのほのぴ、サビどっかで舌ペロしててドキドキした。え〜〜〜〜急にイケイケになられるとこちらの心臓が持たないんですけど。あとしおりんのハムカツ奪って食べる時の表情……!! 小林萌花さんの穏やかさの奥に潜む毒気みたいな、綺麗なバラには棘があるみたいな、一筋縄では行かなそうな雰囲気がずっと好きで。今回その片鱗が多く見られて嬉しい気持ち。
里吉うたのさんの「子猫ちゃんって思ってた?」の言い方もまた最高でした。あと新曲のうーたんの歌割部分好き。That's LIFE!の子猫にシャーシャーシャー?とか。恋する私は無重力の歌割のとこも超可愛くて好きだ〜〜〜客席の隅々まで目線を向けながら表情くるくる変えながら歌い踊るうーたんを観られて幸せな気持ち。バンジージャンプのダンスブレイクよすぎる。
ビヨ神様タイム(?)でクリスマスに欲しいものは? への問いに「BEYOOOOONDSの幸せ」というヲタクの鑑みたいな回答に対し、みよここが「あらやだ!もう!」みたいな奥様リアクションをやってたのが地味にツボでした。なにあれ。
あとみいみ寸劇の時のさやりんのコッテコテ関西弁面白すぎてずるい。江口沙耶さんどんどんおもしれ〜女になるのやめれる?? 存在とパフォーマンスだけで充分なのに笑いも手に入れててほんとずるい。にしちゃんのブチギレもどんどんパワーアップしてて、笑いへの飽くなき追求がすごい。なんで? どこを目指している? まあそんなBEYOOOOONDSが大好きなんですが。
お芝居もコントもできる。バラエティ豊かすぎる楽曲たちを1曲1曲、世界観を作り上げて届けることができる。魂のこもった歌、ダンス。BEYOOOOONDSの創り上げるエンターテインメントにずっとわくわくしてるし、これから先もどんなBEYOOOOONDSに出会えるのか楽しみでしかない。
挨拶 高瀬くるみさん「チャレンジングなことをしていると思っているけど、それができるのはBEYOOOOONDSだからこそ。今回のビヨオペレッタを乗り越えた先にもっと飛躍できるような、そんな自信がついた公演になった」 西田汐里さん「この公演で全国を回りたい。皆さんに会いに行きたい。あんまり自分のやりたいこととか、こうなりたいとか、言ってこなかった気がするから今日は言おうと思いました。」里吉うたのさん「BEYOOOOONDSって本当に楽曲の幅が広い。皆さんも色んな入口から知って会いにきてくれたと思う。これからも色んな入口を持つ存在でいたいし、その入口を広げていけるようにしたい。」3人ともBEYOOOOONDSとしての自信と自負に溢れた笑顔で未来を語ってくれていて、すっごく頼もしくて、ライブ中観ている側が感じてるそのままで、メンバーとおんなじ気持ちなんだって、嬉しかった。

Aぇ! groupのこと

リチャくん脱退。ずっと覚悟はしていた。でもどこかで奇跡を願っていた。現場仕事終わりにFCのメッセージを読んで、23時台で人もまばらな電車の中、堪えきれずに隅っこで泣いた。リチャくんの深く美しい歌声が、お洒落で格好よいパフォーマンスが大好きです。Aぇの目印担当として懸命に走ってくれてありがとう。本当に寂しくて悔しいけれど、外野の声なんて気にしないで、どうか自分を大切にゆっくり過ごしてね。リチャくんは表現の道で輝く人だと思っているから、リチャくんの姿をまた観られる日が来ることを願いながら気長に待っています。

Starry Symphony 4th

Aぇに起きた出来事へのやるせなさと苦しさをどうにか紛らわせたくて、スタフォニ4thの配信を買って観た。最初の動機は褒められたもんではないが、本当に本当に観てよかった。UNDEADの存在感とパフォーマンス力の高さよ。増田俊樹さんって相変わらずすっげ〜〜〜大こだわり役者すぎるし圭ちゃんの華えぐいし小野さんのロック魂背負った煽りも波多野さんの真摯な歌い方も全部全部UNDEADすぎて……ていうか全体的に機構にも演出にもお金がかかりすぎていて引いた(いい意味で)。その金のかかった機構特効がそれぞれのユニットの世界観の演出に効果的に使われていて感嘆しながら見入ってしまった。長いこと二次元のヲタクをやってきてはいたんですが基本原作ベースの人間なもので声優ライブをちゃんと拝見したのはこれが初めてで……全てのキャストの皆さんの愛と熱量が素晴らしくライブエンタメとして最高のものを観せていただいた。

そこから過去のスタステ・スタフォニ円盤を買いあさり全てのUNDEAD出演映像を観て、オーディオコメンタリーもしっかり聞いて、また自ら深みに嵌っていく(本当にヲタクってどうしようもない)。UNDEADの中の人たち、徹底的にこだわり突き詰めバラエティにも全力な大尖り(褒めてる)最年少リーダー増田さん、天然で笑いを生み出しつつ天性の華で惹きつける細貝さん、ユニットへの愛深く視野も広く皆のボケを拾いつつキャラ的パフォーマンスが巧い小野さん、そんなメンバーをまっすぐ褒めてくれる包容力とキャラへの真摯な姿勢が際立つ(時々お茶目に弾ける)羽多野さんというバランスの良さ。チームとして完璧なバランスだし、それぞれが自分の立ち位置を意識して動ける人たちなんだろうな〜〜と思う。仕事として当たり前かの話かもしれないんですけど、でもこの4人が4人であった意味をこちらは感謝せざるを得ないというか。オーディオコメンタリーで羽多野さんが本当に手放しで3人を褒めてくれるのが愛おしいし、それに対して嬉々として自分のこだわりを語る増田さんも愛おしかった。
最終的に圭ちゃんの喋りが好きすぎてくわPスタジオに辿り着き、声優さんのキャラクターのお芝居へのこだわりや歌のこと、桑原さんの音楽的こだわりなどなど興味深く聞いた。やっぱりクリエイティブが生まれるまでの過程というのが面白く勉強になる。ESバンドの演奏も良すぎる。

Youtubeのコンテンツも異常に充実しているしそもそも大前提として音楽が良いし。ハピエレとくわPの手のひらの上でずっと走り回ってる。ハピエレの企業戦略に絡め取られたヲタクすぎる。本当に助けてほしい。

12月

ミュージカル『十二国記』

母が原作を大好きで(もちろん私も好きで)、連れて行った。私ほど舞台を観に行くような人ではないのだが非常に喜んでおり、原作ファンにも喜ばれる作品でよかったなあ、と一安心した。脚本としては小野主上の脚本リテイクも何度も入ったようで原作に忠実で、あまりに忠実すぎるがゆえに1幕は本当にしんどい。原作自体がまあ9割しんどいので、本当によく耐えて舞台にしたと思った。その辛さが、舞台に向いていると言えばそうなのかもしれないが。
ただ私は音楽先行型の人間なのでミュージカルであるからには音楽と歌が最重要だと思っている。その点においてこの『十二国記』は惜しいな……という感想が拭いきれなかった。まずド頭で麒麟の誓約を歌にしてしまったところ、そしてそのメロディがあまりにも微妙だったところで結構ずっこけた。なんだこれ……非常に申し訳ないが全体的にミュージカルにした意味が見出せない曲・音楽だった。そのうえ説得力のある歌唱をしてくれていたのは高校生陽子と徐王、六太、アンサンブルの皆様といったところで。ちょうどX界隈では役柄に求められるタッパ・ビジュアルと実力の差についてひと論争あったところ。今回もなまじ2.5出身が多いのと、ヨウコ役の光さんも見た目とオーラはまさに王気を纏ったビジュアルであったが故に、歌唱のついてこなさに悶々としてしまったのだった。(Xでは柚香光さん贔屓の方の目に触れるのがとても恐ろしくて呟けず、ここに供養します)
陽子とヨウコという二人一役とすることで見事に彼女の心情を描き出した点においては本当に素晴らしく、一人の人間の成長物語としてこのうえない出来栄えであったと思うが、だからこそ「ミュージカルにする必要はあったのか?」と思った。普通に音楽劇寄りのストレートプレイでもめちゃくちゃ面白かったと思うけどな。

SEVENTEEN WORLD TOUR NEW_ IN JAPAN

東京の日程が仕事とドン被りだったので福岡まで会いに行った。ソロ曲披露がディノのTriggerから始まるの(曲の特性や構成など事情は色々あるだろうが)、やっぱり貴方はK-popの未来だよ、と強く思った。ほんとうに格好良くて(勝手に)誇らしくて仕方なかった。バーノンShining Starは青春のUSロックすぎて聴いた瞬間から好きでSNSに出ている映像ですでに演出スタイリング全て良い楽しみ! と思っていたが、実際に目の当たりにするとエモさと眩しさで気づいたら泣いていた「僕がShooting Star」はずるいよ……ミンギュShake it OffもエスクプスJungleも格好良くてあがる悲鳴と格好良すぎて一周回ってオモロいみたいな戸惑いの笑いが混ざってて良かった。元気出る。上裸に臙脂色のレザーセットアップが似合うのもサングラスかけて静止しているだけで永遠に悲鳴上がるのも、キムミンギュ、あなただけだよ。

メントTHE8「今日の思ったことがあって。"次が最後の曲です〜〜(という茶番)"を今日もやってましたけど、10年同じようなことをやってきてそれでも皆さんは変わらず愛してくれる。一緒に青春を過ごしてくれているということ。こういう些細なことを共に過ごして、一緒に歳をとっていく未来が見えた。それはとても素敵なことだと思う。そのためには越えなければならない壁があるけれど、努力を続けます。」(ニュアンス)SEVENTEENの音楽がただ傍らに存在してくれることで続けられる日常。そしてこうしてコンサートでささいな瞬間を共有できること、それを本人も尊んでくれていることがなんだかとても嬉しくて。それだけで生きていけるなあ、と思った。SEVENTEENの音楽に存在に救われて越えた夜、寄り添って過ごした日々。雨の日もくるしい時もSEVENTEENがいればいつだって青空のように晴れた澄んだ気持ちになれます。私の太陽。ありがとう。愛しています。

 

翌日大阪で仕事のため福岡から大阪行きの夜行フェリーに乗って、その中で

あんスタリクアワを聴いたのも良い思い出。(気狂いヲタク行動を全て綺麗な思い出に昇華するな)

WEST. WESTA! 

京セラドームで単独カウントダウンコンサート! 玉座に座った7人のYSSBから始まるなんてズルすぎた。し、凝りすぎカメラワーク×大人数ダンサーの最高演出でCloserが観られたこと、カメレオンが聴けたことが本当に嬉しかった。バチイケ曲もトンチキソングも熱い歌もWEST.の良さをギュッと詰めて、カラオケで他グループの曲を歌い、かわダメ他JPOPカバーまで全力で歌い踊り、京セラドームを駆け回るバラエティコーナーで顔面真っ白になり……スタエンカウコンも紅白歌合戦も正月バラエティ特番も全部自分たちでやっちゃうWEST.があまりにも大好きなWEST.だった。最高の年越しを迎えた2026年の私は無敵です。今もその気持ちで生きています。

 

2025年も様々な作品・エンターテインメントに出会い、その場その一瞬でしか観られない輝きに心震わせ生きてこられたな、と思います。が、やっぱり総括「あんさんぶるスターズ!!」に行きつきそうだし、2026年現在も囚われ続けています。本当に助けて欲しい。

記録

1/25 オペラ『さまよえるオランダ人』 新国立劇場

2/1 ミュージカル『ケイン&アベル』東急シアターオーブ
2/2 ミュージカル『SIX』EX THEATER ROPPONGI
      LAPOSTA2025 東京ドーム
2/23 BEYOOOOONDS 「Do-Did-Done/あゝ君に転生」リリースイべント
  日向ハル生誕祭 東京キネマ倶楽部

3月 映画『ヨウゼン』公開
3/25 Aぇ! group LIVE TOUR 2025 D.N.A 横浜アリーナ

4/5 ミュージカル『BONNIE & CLYDE』シアタークリエ
4/12 ミュージカル『ウェイトレス』日生劇場
4/13昼夜 Aぇ! group LIVE TOUR 2025 D.N.A 朱鷺メッセ

5月 映画『裏社員』公開
5/2 ミュージカル『Kinky Boots』東急シアターオーブ
5/4 JAPAN JAM 2025 千葉市蘇我スポーツ公園
5/10 BEYOOOOONDS CONCERT TOUR 2025 SPRING ~Take Me Out To The BALLROOOOOM!~ 江戸川総合文化センター大ホール
5/11 SEVENTEEN Fan Meeting 'Holiday' さいたまスーパーアリーナ
5/24 「EOL」 彩の国さいたま芸術劇場
5/25 WEST. LIVE TOUR 2025 A.H.O. エコパアリーナ

6/8 Snow Man 1st Stadium Live~Snow World~ 配信
6/9 BEYOOOOONDS CONCERT 2025 SPRING ~Take Me Out To The BUDOOOOOKAN!「Treasury Island」~ ライブビューイング
6/16, 6/21, 6/30 ミュージカル『梨泰院クラス』東京建物 Brillia HALL

7/12 ミュージカル『テニスの王子様 全国大会 青学vs氷帝』Kanadevia Hall

8/17 SUMMER SONIC OSAKA 万博記念公園
8/29 小林萌花バースデーイベント2025 荒川区民会館
8/31 ミュージカル『四月は君の嘘』人見記念講堂

9/7 歌舞伎『仮名手本忠臣蔵』二段目・九段目 新国立劇場中劇場
9/13 モーニング娘。'25 コンサートツアー Movin' Forward 立川ステージガーデン
9/11 横山万博 配信

10/3 HELLO! IDOL CIASSICS 2025 国際フォーラムホールA
10/11 ウィーン国立歌劇場『フィガロの結婚』東京文化会館大ホール
10/13 WESSION FESTIVAL 万博記念公園
10/18 Juice=Juice Concert 2025 Queen of Hearts 横浜ベイホール
10/24,25 BEYOOOOONDS BEYOOOOOPERETTA -ottobre- 品川ステラボール
10/26 ウィーン国立歌劇場『ばらの騎士』東京文化会館大ホール
10-11月 映画「LOVE SONG」公開

11/9 岡山県備前市×BEYOOOOONDS 地域活性化コンサート ナルチカ 2025 BEYOOOOONDS in 備前 備前市市民センター
11/13 BEYOOOOONDS BEYOOOOOPHONIC Ⅲ 東京文化会館大ホール
11/25 デスノート THE MUSICAL 東京建物 Brillia HALL
11/29 BEYOOOOONDS BEYOOOOOPERETTA -novembre- 品川ステラボール

12/15 ミュージカル『十二国記』日生劇場
12/20 SEVENTEEN WORLD TOUR NEW_ IN JAPAN 福岡paypayドーム
12/31 WEST. WESTA! 京セラドーム大阪

 

輝きなビヨちゃん|BEYOOOOONDS CONCERT TOUR 2025 SPRING ~ Take Me Out To The BALLROOOOOM! ~セトリと感想

BEYOOOOONDS CONCERT TOUR 2025 SPRING

~ Take Me Out To The BALLROOOOOM! ~

5/11 17:30 江戸川区総合文化センター 大ホール

 

良すぎた!!!!!!!

冗談抜きでいまこの世で誰よりも強い。アツい。最強の10人。誰も勝てない。

このボールルームライブが個人的2025年ベストアクトに躍り出た。というかここ数年を考えてもぶっちぎりでナンバーワンである。最高。

(この興奮をとりあえず書き殴っているのでいつものブログより乱雑ですがご容赦ください……当方SeasoningS推しのためメインはSeasoningSです。)

感想


まず1着目のお衣裳が真っ白レースふりふりふわふわビジューキラキラで可愛すぎ。ほのぴはワンピースに細身のロングパンツがドッキングされて、スタイル良くないと着こなせないデザイン。みよさまはビスチェにロングパンツでクールエレガントだし、うーたんはふりふりのミニスカにこれでもかとフリルのついたレッグウォーマーで可愛いが限界突破していた。あとこころちゃん、ディーバみたいなパール連なるネックレスつけてた。他のメンバーもそれぞれのスタイルに合ってて可愛すぎて絶対絶対絶対この衣裳のアクスタが欲しい。どうかどうかお願いします。


ステージは両脇に赤ベロアのドレープ風の幕、真ん中にシャンデリアが吊られてた。上下にミラーボールもしっかり🪩

台奥に手すりのパネル、センターに赤カーペットが敷かれていてどこかのお城の舞踏室さながら。

センター奥にはDJブース、手前にはキーボードがど真ん中に鎮座。


ほのぴのピアノ演奏と共にメンバー紹介〜9人が集まってくるオープニング〜Oh! カンターレ!で、まずちょっと涙腺にきた。ほのぴの演奏が素晴らしくて、ほのぴがBEYOOOOONDSの要すぎて………あとうたのソロ、歌がどんどんレベルアップしてて……えん……

MC、突然高瀬くるみ先生の「BALLROOMとは?」の解説授業が始まって爆笑した。BEYOOOOONDSさんは本当にいろんなことを教えてくれます。

そのあと大好きなショパン先輩。さいごほのぴが先輩のうちわ出してくるの可愛すぎた。

寸劇が挟まり、恋のおスウィング!!待ってた〜〜〜!!この曲のショージャズっぽい振りの平井美葉さんがたまらなく大好き。

「ボールルーム、こういう楽曲とコンセプトで行くのね最高じゃん」と勝手に納得してたら、お嬢様風なお嬢様・りか様が主人公の物語がいつのまにか始まっていた……ビヨのライブ、気を抜いたら置いていかれるからよくない(褒めてる)

りか様が美葉くんと恋に落ちて、ねばねばで当たり前のようにワゴンに乗った炊飯器が出てきて(戸惑ったら負けポイント)、パン派の彼に振られて、、置き手紙にショックを受けるりか様、作画がガラスの仮面だった。本当におもしれ〜オンナすぎるよりか様卒業しないでお願い……

おもしろ寸劇に笑ってたら流れるように循環始まってびっくりした。この流れのつくりかたはBEYOOOOONDSしかできん。循環聴けたの嬉しかったし雨ノ森のときのみいももが好きすぎる。ユニット曲、他のメンバーはバックダンサー的な感じでずっと舞台にいるのも良かった。階段に腰掛けて感情を無くしたような遠い目をするほのうー、無機質で綺麗なお人形すぎてぞくぞくした。

循環良すぎてひたっていたら730? days agoという文字が急にモニターに映ってまた置いていかれる。正解は2年前の横浜駅西口!2 yearsじゃだめだったんかな……だめなんだろうな……愚問か……

続けてマイ・ファースト・ピアス。これも聴けたの嬉しかったし、振付が可愛かった!Pa Pa Paに合わせた振りとか、ボサノバジャズっぽい曲調に合わせつつアイドルっぽい雰囲気とか。それぞれのセリフも良すぎた。

眠っちゃったりか様を起こすほのぴ、その傍にキメ顔で立つ美葉ちゃま。ワタシと踊りなさい〜〜〜!!!!!歓喜!!!!!SeasoningSのパートいっつも誇らしい気持ちで見てる。ファン通り越して親かも。

泡沫ライラックまさかここで来るとは……りか様の卒コンじゃんこんなん……

とちょっとしんみりしてたら元年(令和7年)バンジージャンプ始まって、りか様もBEYOOOOONDSも次の時代へ、次の未来へ真っ直ぐに進んでいくんだよと高らかに歌われてるみたいで、輝きがまぶしくてまたちょっと泣いた。


45分の休憩(笑)とVTRで私たちは第一部のお芝居を観ていた設定ということを理解する。商業演劇になぞらえて(ここでも「商業演劇とは?」という教育ビデオパートあった)、第二部はショーパートということも理解する。

暗転。

ド頭、みいももとみようたが出てきて、みいもものDJに合わせて2人が踊りまくる。

2着目のお衣裳もスポーティ×ストリート×ガーリーのミックスという感じで可愛かった!ほのぴデニムのミニスカ似合っててオレンジ系のハイトーンヘアもあいまって可愛すぎるギャルだった。ももひは上はわりとシンプルなTシャツ?とかなのに下はフリルのミニスカなの超絶良い!!うーたんはおんなじようなフリルミニスカにヘッドドレスまでつけてて大天才すぎ。このスタイリングどタイプすぎた!!(うーたんブログ読んだらこのヘッドドレスはスタイリストさん側からの提案だったっぽくて里吉うたのさんのことを理解しすぎてて泣いた。特大の愛じゃん……)

こんな可愛い衣裳着てツインテなんてしちゃってるのにバキバキ踊ってる里吉うたのさんという人が本当に好きだなあ……平井美葉さんのダンスは力強さと美しさが共存してて格好良いのに綺麗で惚れ惚れする。このふたりが並んで競うように踊る姿が、それぞれの培ってきたスタイルの上にBEYOOOOONDSとして得てきた表現が重なっている姿が、ずっとずっと大好きなんだよなあ。永遠に眺めていたい。みいももも、こんなに可愛いのにDJ格好良すぎてびっくりする。惚れちゃう。

他のメンバーも合流してからのドゥディダンーーー!!!(このあたりでもう曲順記憶飛んでて他の方のセトリレポ参考にしました。セトリちゃんと覚えていられる記録できる人を心から尊敬します)

第一部もBEYOOOOONDSらしすぎるパートだったけど第二部の気迫もすごかった。ここのパート、二階席だったから上からフォーメーション含めて見られたのめちゃ良かった!!忙しくなく位置を変えながら踊り続ける歌い続ける、魅せ続ける10人。あまりにも格好良すぎる。

恋愛奉行→涙のカスタネット。JAPAN JAMもこの流れで最高にブチ上がったのだがやっぱり最高だった。そこからのフレフレですよ……フレフレエブリデイに励まされて生きて来られた日々は数えきれない。

MCてくるみん、さやぴ、こころちゃん、しおりんが残ったんだけどなんかしおりんがずっとひとりで喋り続けてた。「(りか様は)こころくんに恋して失恋して美葉くんと恋してフラれて……どんだけ恋するねん」「前のツアーから登場したけど炊飯器が当たり前にあるし炊飯器専用のバミリもあるし専用のスポットもある……贅沢な炊飯器ですね」「あれ……え……なんか私1人で喋り続けてる」みたいな自己完結まで1人で喋ってて、そんなしおりんにどうにか合いの手入れようとしてうまくいかなくて戸惑ってる前田こころさんが愛おしすぎた。

観客を煽る4人のうしろでほのぴキーボード、みようースタンバイで察する客席。アツイ!→ビヨンダ→虎視タンでますます加速していく勢いと気迫に圧倒され続ける。虎視タン高瀬くるみさん「やるじゃん東京!!!!」にはマジで痺れた。要所要所で100万点の正解を叩き出し続ける高瀬さん、一生敵わない。

そこからの灰toダイヤモンドで彼女たちの輝きにあてられて、なぜかばかみたいにぼろぼろに泣いてしまった。嗚咽をこらえるレベルの号泣で自分でもなんでこんなに涙が止まらないのか混乱した。ここまでの畳み掛けるような全力のパフォーマンスにBEYOOOOONDSの気迫と気概を感じていたところに、ミラーボールの光がきらきらと舞う中で一際輝きを放つ10人がどうにも眩しくて格好良くて心が揺さぶられたんだと思う。そこに"どんなボロボロな君だろうと 灰toダイヤモンド"という歌詞、うたのラップ、なんかもう全てに涙腺を刺激されて涙が止まらなかった。

そんな感じでバカみたいに泣きながらどうにかコールする限界ヲタクはニッポンのDNAで国内総生産(G・D・P!)をコールさせられて我に帰りました。社会の授業かな??

未成年の主張パートはみいみ「東京出身メンバーに言いたいことがあるのー!」「おかえりーー!!」(愛じゃん)→りか様「お嬢様様風なお嬢様の恋はいつ実るのーーー?!」

本編ラストナンバー、あゝ君に転生〜〜〜!!(またちょっと泣く) 里吉うたのさんの構成・振付を2階席からじっくり観られるの嬉しすぎた。流れるように、けれと歌詞や歌割りに合わせてアクセントのついたフォーメーション、サビの振付。どれをとっても素晴らしくて。うーたんの表情管理どの曲も最高なんだけど、この曲はさらにもっと好きだった。

 

アンコール、どうにか東京出身メンバーの名前を順番にコールしたいヲタク、幾度かのトライアンドエラーを繰り返し、ついに5人の名前を順番に呼ぶことに成功する。先導してくれたヲタクに感謝。

3着目の衣裳はベースボールシャツにメンカラでBEYOOOOONDSと名前が書いてあってそれぞれのスタイルに合わせてアレンジされてた。このシャツもグッズで出しませんか?????!!!?!!何卒……なにとぞ……

美葉ちゃまダボめハーフパンツに腰巻きシャツみたいな飾り×ゴツめブーツというイケメンスタイルで格好良すぎて軽率に恋だった。

こんなハズジャナカッターもトンチキソングに見せかけてBEYOOOOONDSで良かったと歌い上げてくる涙腺ソングなので危ない。この時はずっとりか様を見ていたな。BEYOOOOONDSとして生きてくれて、ありがとう。

ラフトのラスト、夢さえ描けない夜空には、で、とどめを刺される。"こんなにもたくさんの星が君のこと愛してる" という歌詞はBEYOOOOONDSから私たちへの愛でもあるし、私たちからBEYOOOOONDSへの愛でもあると思っていて。わたしはこれからもBEYOOOOONDSを照らす星(ペンライト)のひとつ、BEYOOOOONDSを愛する存在でありたいと強く願った。

 

SeasoningSがわたしとビヨの始まりでありずっとずっと3人とも大好きで1人になんて決められなくて、ライブでも3本のペンラを手を攣りそうになりながら振り続けてたんだけど、私は里吉うたのさん推しなんだやっと今日覚悟をきめた。6年かかった。長。

……ていうか6年、6年かあ。その年数を、BEYOOOOONDSと過ごして来られた日々を、改めて誇らしく思うようなライブだった。りか様の卒業はやっぱり寂しいけれど、BEYOOOOONDSの物語はこれから先も続いてゆく。どんな展開が待っていたとしても、これだけ輝く彼女たちを見ていたら不安なんて吹き飛ばされてしまう。BEYOOOOONDSの輝ける物語と同じ時代を生きられる幸福を噛み締めて、これからも共に歩んでいきたいです。

 

セットリスト

5/11 17:30 江戸川区総合文化センター 大ホール

1    Oh!カンターレ
2    英雄~笑って!ショパン先輩~
寸劇
3    恋のおスウィング
4    Never Never know ~コメ派とパン派のラブウォーズ~
5    循環/雨ノ森 川海
6    二年前の横浜駅西口/CHICA#TETSU
7    マイ・ファースト・ピアス
8    ワタシと踊りなさい!/SeasoningS
9    泡沫ライラック/島倉りかソロ
10    元年バンジージャンプ
みいももDJ・ダンスブレイク(平井・里吉)
11    Do-Did-Done
12    恋愛奉行
13    涙のカスタネット
14    フレフレ・エブリデイ

MC
15    アツイ!
16    Hey!ビヨンダ
17    虎視タンタ・ターン
18    灰toダイヤモンド
19    ニッポンノD・N・A!
20    あゝ君に転生
アンコール
21    こんなハズジャナカッター!
22    夢さえ描けない夜空には

 

過去記事

Aぇ! group Aッ倒的ファン大感謝祭in京セラドーム

あの京セラでのAぇ! groupデビュー発表から1年と言うことで、出すタイミングを失っていた感想文を清書して出すなら今しかないかなと思って投稿します。1年越しのAぇ! groupへのラブレターですね(違います)

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2024.03.16

年末の脱退を引きずっていたしこの先何があるかわからないし、急に京セラドームでファンミーティングとは???という期待と不安が本当に半分半分だった。「これまでホンマにありがとう!!みんな元気で!!」って別れを告げられる展開も正直覚悟してた。そんな気もそぞろな状態かつ直前まで仕事にも追われていた結果、新幹線で会社のモバイルルーターと充電器置き忘れたまま降りた(アホすぎる。翌日無事回収)。なもんで開演前はAぇへの不安定な感情とともに、見つからなかったらどうしよう始末書かな……とかいう自業自得の不安もあり心穏やかではなかったけど(ほんまにどうでも良すぎる)、「僕たちからのAッ倒的感謝を伝えさせてくださ〜〜い!!!」という正門くんの挨拶とともに「Aッ!!!!!!」が始まった瞬間そんな負の感情は吹き飛んでいきました。現金ですね。

でも佐野さんの「語り合うこの瞬間忘れないで 同じ空見上げてたこと」で涙腺がもうゆるゆるだった。結成日の『僕らAぇ! groupって言いますねん』配信で心の整理はついてきてはいたけど、生で5人での姿を見るのは初めてだったのもあり、いろんな感情がここに詰まっていた。

序盤のMCの後、初のアリーナツアー発表、その興奮おさまらないままにCDデビュー発表。期待しないようにしてたけど一番期待していた言葉を、360度ステージでペンライトの光に囲まれた中で真っ直ぐ直接聞けて、本当にほっとした。嬉しかった。おめでとうって直接言えたことも、本当に今までで一番幸せだった。

その後のチーム関西の動画、それぞれのグループのカラーと関係性が詰まっててよかったなあ。なにわ男子は切磋琢磨してきた戦友としての率直な喜びの声。WEST.は直属の先輩として「困ったら頼れよ」「これから幸せなことばかりが起きますように」というまっすぐな特大の愛情。SUPER EIGHT兄さんはプロデューサー2人は静かに笑いながら(横山さんはギャグを振るだけ降りながら)、20年先頭を走ってきた先輩として甘い言葉はなく「これからが正念場」という叱咤激励。でも丸山さんがリチャくんのベースのことに触れてくれたり、ずっと気にかけてくれてた様子も愛も伝わってきた。

バンドタイム、リチャくんのベースと、 Oh Yeah!の「もう一度あの日に戻るとしても 同じ道選ぶだろう」の歌詞でまた泣いた。ベース、めちゃくちゃ聴こえた。響いてた。かっこよかった。Aぇ! groupの大切な武器であるバンドを続ける選択肢をくれて、本当にありがとう。Aぇ! groupってきっとアリーナロックが似合う。そんな華とパワーがある。

ボクブルースのオレンジの彼のパート「ギュッと握って離れないように 自分に言い訳 嘘はやめて」を佐野晶哉さんが大切に大切に歌ってくれたこと。今日の5人のパフォーマンスを、表情を、言葉を、受け止めながら、いっぽうでこの場にいたはずのもう1人を想っていた。デビューが決まって本当に嬉しい。でもやっぱりどうしたって寂しい。

そしてアンコールでの関ジュ登場。号泣してるとあちゃんも、お互いハグして泣いてる12年組も、角くんあちゅはじめ泣きながら5人に抱きついていくぼいびちゃんも。なんか本当にこの瞬間がいちばんグッてきて、涙が止まらなかった。なにわ男子デビュー後に関西から狼煙あげるぞ、とギラギラと闘志を燃やして関西ジュニアを引っ張って先頭を張っていたAぇ! groupのことが本当に誇らしくて大好きだったから。

いっぱい泣いていっぱい笑って、夢みたいな1日すぎてどうやってホテルまで戻ったかぜんぜん覚えていない。

 

2024.03.17

Aぇデビュー発表の次の日も会えるの、嬉しくて仕方なかった。夢みたいで、でも夢じゃないんだって5万人で噛み締められる空間が幸せすぎた。「おめでとう」のうちわがたくさんあった。

昨日は正面サイド、今日は後ろから見ていたから、いつもは見えないような部分もたくさん見えたな。佐野晶哉さんが、「アホ新世界」で最後のNa~NaNaNaNaNa~で片足後ろにかけてお辞儀した後、シンバルの音に合わせてその後ろの足トントンしてリズムとってたところ。バンドタイムでのバスドラのペダルを踏む足捌き。バチバチパフォーマンス中の佐野晶哉さんって冷静そうに見えて中ではめちゃくちゃ燃えてて、曲と表現に没頭してるから次の瞬間何するかわからないエキセントリックな面がある。バンドでもスティック投げるし、全ての情熱と魂をぶつけてドラムを叩いている。

格付けアンケート企画が終わって改めて昨日のデビュー報告についてお話してくれた後、メドレーに入ると思ったら「僕たちは準備があるので」でハケるAぇさん、戸惑う観客たち。モニターに結成ライブ映像から今回のファンミ、デビュー報告の映像が流れ、最後にデビュー曲《A》BEGINNINGの文字がモニターに映る。モノトーンの衣裳を着たAぇ! groupが出てきて《A》BEGINNING披露。ダンサブルなロックナンバーで"A to ∞(エターナル)""ここは通過点" といった熱い言葉が並ぶ。踊りながらハモもあり末澤さんのフェイクも響く。疾走感と情熱。Aぇ! groupの門出に相応しい曲だと思った。

末澤さんの昨日の挨拶での「しんどかった」という言葉も本当に苦しかったけど、今日のボクブルースの歌い出し「ありふれた自問自答の日々」から涙で歌えなくなった姿にも言葉を失った。彼の苦労も努力も弱音も私たちは知らないんだ。そうやって私たちの前で生きてきてくれた人なんだと。あとやっぱり「ボクブルース」のときの佐野晶哉さん、「ギュッと握って "もう" 離れないように」って歌ってた。4人の方を向きながら。

最後の挨拶。佐野さんの「白髪になって太っておじいちゃんになってもバンドしてたい。誠也くんはわからんけど(笑) 僕はあと40年以上先の話。」というのに対して、末澤誠也さんの「白髪になっておじいちゃんになっても高音が出せるように頑張ります」は、最年長の最高のアンサーだった。めちゃくちゃに泣いた。こっちもしわしわのおばあちゃんになってもAぇのライブ行くし、そのために生きるし。

昨日の関西アイランドは関ジュの皆が出てきて号泣したけど、今日は正門くんの「先輩たちから繋いできた大切な曲も、もう歌うことはなくなる」小島くんの「関西ジュニアで本当に良かった!」の挨拶の後だったから、合いの手の「関西!関西ジュニア!」を叫びながらまたぼろぼろに泣いてしまった。もう関西ジュニアじゃなくなるんだ。おめでたいことのはずなのに寂しくて仕方なかった。

でもその直後に佐野ちゃんだけハケていって、何事かと思ったらヨシ子が出てきて涙ぜ〜〜〜んぶ引っ込んだ!!!ヨシ子だ〜〜〜いすき!!(情緒)

あと、最後の"追い感謝追いファンサ(?)"タイムの時に佐野晶哉さんが「絶対に5大ドームツアーしような!!!!」と言ってくれたのも、ただうちわの文字を読んだだけかもしれないけど、その言葉をずっと言っていた彼を思い出してしまった。

 

このファンミは、本当に色々なことがありすぎたAぇ! groupの、今の5人のパフォーマンスを直接見てもらった上でデビュー発表を伝えたいという5人の誠意と覚悟だったのかな、と思う。寂しさはずっと残るし思い出は大切に抱えていくけど、5人と一緒に生きていく覚悟を、このファンミで改めて強く持てた。

1日目に配信も入れてみずからの口でファンへデビュー報告。関西デビュー組には自分たちから報告していた上での、サプライズの祝福動画。松竹休演日に集まった関ジュと一緒にアンコールに出て関ジュ卒業の別れと門出を見せる。2日目の祝福ムードの中デビュー曲をどこよりも先に披露。この不安定な世の中の流れと年末の一件に心乱されていたファンに対して、あまりにも完璧すぎるストーリーを見せてくれて。そんな、世界で一番幸福な場所を用意してくださった事務所のみなさま、先輩方、あらゆる関係者とスタッフの皆さま。本当にありがとうございます。

この2日間とも感極まって涙した5秒後には爆笑させられてるような時間だった。末澤さんだったかだれかが、これがAぇ! groupなんで!ずっとわちゃわちゃやって行きたいと思ってます!みたいなこと言ってたけど本当にそう。そんなAぇ! groupにずっと元気もらってきたんだもん。Aぇ担でよかったなあ、幸せだなあと何回も何回も思った2日間だった。

 

朝は仕事片付けてたら乗り遅れたので、東京へ戻ってきてからコンビニをハシゴして回収される直前のスポーツ紙を買って回った。ずっと夢見ごこちでふわふわしてて、ずっと幸せだった。

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オープニング映像
M1.Aッ!!!!!!/Aぇ! group
M2.バンバンッ!!/関西ジュニア
M3.ロマンティック/関西ジュニア
M4.アホ新世界/関西ジュニア
M5.Firebird/Aぇ! group
Aぇ! group Aッ倒的格付けアンケート
MC ※「《A》BEGINNING」初披露 5月15日Debut Single/Aぇ! group
【ファン投票曲メドレー】
M6.名脇役(バラード部門第1位)/Sexy Zone
M7.YSSB(ダンス曲部門第1位)/WEST.
M8.White Love(王道アイドル部門第1位)/Hey! Say! JUMP
M9.WHIP THATA(盛り上がり曲部門第1位)/SixTONES
M10.V.I.P(盛り上がり曲部門第2位)/B.A.D.
【BANDコーナー】
M11.Oh Yeah!/嵐
M12.君からのYELL/関西ジュニア
【挨拶】
M13.ボクブルース/Aぇ! group
Encore
En1.関西アイランド/関西ジュニア

ミュージカル『DEATH TAKES A HOLIDAY 』感想

作品概要

原作は、イタリアの劇作家、アルバート・カゼッラによる戯曲『La morte in vacanza』(1924)に基づき、ウォルター・フェリスが1929年に『Death Takes A Holiday』として英語で戯曲化。その後、同タイトルで1934年にフレドリック・マーチ主演で映画化(邦題:明日なき抱擁)、1998年にはブラッド・ピット主演で『ミート・ジョー・ブラック(邦題:ジョー・ブラックをよろしく)』としてリメイクされました。
オフ・ブロードウェイミュージカル版は、『TITANIC』で成功を収めたピーター・ストーン(脚本)とモーリー・イェストン(作詞・作曲)のコンビにより産み出され(2003年ピーター没後、トーマス・ミーハンが執筆を継承)、オフ・ブロードウェイで2011年6⽉〜9⽉に初演、その後2017年1⽉〜3⽉にはオフ・ウエストエンドのチャリングクロス劇場で上演。日本では2023年に宝塚版が上演され、大きな話題を呼びました。

あらすじ

これは、人類が史上未曾有の“死”に取り憑かれた第⼀次世界大戦の悪夢から覚め、“狂乱の”1920年代が始まって間も無い頃の物語……
深夜、イタリア北部の山道を“飛ばして”走る⼀台の車があった。

乗っているのはランベルティ公爵⼀家。一人娘グラツィアの婚約をヴェニスで祝った帰りなのだ。だが⼀家を乗せた車を悲劇が襲う。突如現れた“闇”にハンドルを取られた車がスピンし、グラツィアは夜の闇へと投げ出されてしまうのだった……!
……大事故に遭ったにもかかわらず、まるで何事も無かったかのようにグラツィアは無事だった。彼女の無事に安堵する⼀同。
しかしグラツィアは、自身に“何かが”起こったと感じていた。
同じ夜遅く、死神がランベルティ公爵の元を訪ねる。
一人孤独に、死せる魂を“あちら側”へと導き続ける事に疲れ果てた死神は、二日間の休暇を公爵⼀家と共に過ごす事にしたのだが……︕

キャスト・スタッフ

死神/サーキ:小瀧望

グラツィア:山下リオ/美園さくら(Wキャスト)

エリック:東啓介
コラード:内藤大希
アリス:皆本麻帆
デイジー:斎藤瑠希
ヴィットリオ:宮川浩
ステファニー:月影瞳
ダリオ:田山涼成
エヴァンジェリーナ木野花
フィデレ:宮下雄也
ロレンツォ/飛行教官:西郷豊

脚本:トーマス・ミーハン、ピーター・ストーン
作詞・作曲:モーリー・イェストン
潤色・演出:生田大和(宝塚歌劇団

Based on the dramtic play by Alberto Cassela.
Rewiritten for the American stage by Walter Ferris.
And originally produced by the Messrs. Shubert.

スケジュール:

2024/9/28-10/20 東急シアターオーブ
2024/11/5-11/16 梅田芸術劇場 メインホール
上演時間:一幕95分/休憩25分/二幕70分 (計:約3時間10分)

観劇日:9/28(東京初日), 10/7, 10/12, 10/19, 10/20(東京千秋楽)

構成

画像はデスホリロスをどうにか埋めようとした凝り性ヲタクによる、オフブロードウェイ音源・宝塚音源・今回のプログラムにクレジットされた曲目の比較表です。(自分でも何やってるんだろうと思ってはいるので、笑って見てほしいなという感じ……)

潤色ということもあり、おそらくオフブロードウェイでの初演とは違うところもいくつかあるのかな、という印象。

1幕

1幕は陽光のような輝きに溢れている。初めての”生きる”休暇への希望に満ちた「ALIVE!」、「LIFE'S A JOY」は美しい人生讃歌。「パリの人たちみたいに」は観客もサーキと共に当時の文化の香りを浴びて。タップダンスが一つの山場となっている一方で、「ロベルトの眼」が戦争の気配を色濃く感じさせ、死神への暗い影を落とす。

婚約は序盤で早々に破棄され、グラツィアとサーキが少しずつ惹かれあっていく様子が「あなたは誰?」で瑞々しく、「LIFE'S A JOY(リプライズ)」で面白おかしく描かれてゆく。ラストの「あなたと二人なら」は ”死”は”二人が永遠に一緒にいられるただ一つの道”という、この物語のラストを暗示させるテーマとともに劇的に歌い上げられる。

2幕

2幕は少しずつ影を落としていくような暗さが漂う。人々の衣裳も徐々にダークトーンに変わり、Pavaneでは完全な黒となる。「ロベルト失って」では死神の残酷さを抉り出し、父ヴィットリオの言葉も死神を追い詰めてゆく。そんな死神/サーキの想いと葛藤を乗せて歌い上げる大曲が3曲。「MORE AND MORE」はグラツィアとこれ以上一緒にいてはならないという葛藤と、グラツィアへの愛の歌。「人として、生きて」は死神のままでは知らなかった”生きること”への切実な想い。「ONE MORE DAY」では痛みとともにグラツィアとこの世に別れを告げる決意。この曲は非常に歌謡チックで歌劇的というか、宝塚のスターがこれを歌う姿はぴったりだなと勝手に思っていたのですが、宝塚版の感想などを観ていると「ONE MORE DAY」は宝塚版を上演するにあたり追加された楽曲とのことで納得。

しかし結局グラツィアの生命は死神とともに失われ、そして命令に背いた死神にもこの先何が起きるのかはわからない。ただ、彼は最初の頃とはまるで違う。「生きること」「愛すること」を知った死神と、それを身をもって示したグラツィアの最期はきっとハッピーエンドなのだ。

・音源たち

Death Takes a Holiday (Original Off-Broadway Cast Recording)

Death Takes a Holiday (Original Off-Broadway Cast Recording)

  • モーリー・イェストン
  • サウンドトラック
  • ¥1528

一つだけ納得できていないのは装置の転換。目まぐるしく変わってゆく転換は見応えがあるのだが、スケルトンゆえに転換スタッフが見切れてしまう。転換着を着させてもよかったのでは。基本スタッフは見えないものという了解はあるがそれにしても目立ちすぎ、現実に引き戻されそうになる瞬間が何回かあった。この作品に限らず、この程度の転換の見せ方でよしとしている感じが最近多い気がしている。あまり美しくないなと個人的には思います。

感想など

Mixed Juiceのライブ映像を観てWESTのFCに入った後、WEST(のメンバー)を生で初めて拝見したのは2023年1月。小瀧望さん主演「ザ・ビューティフル・ゲーム」だった。初ミュージカルにして初主演ということにまず驚き、しかもそれがこの重たく複雑な作品ということにも驚いた。長身と整ったビジュアルという恵まれた容姿は非常に舞台映えするし、声質も伸びやかで、共演の木下晴香さんやとんすけくん(東啓介さん)、豊原さんなど実力派ミュージカル俳優陣に全く引けを取らない。アンドリュー・ロイド=ウェーバーの難解なメロディに対し必死さの残る部分は拭えなかったけれど、その懸命さがまたこの作品においては切実さを増す要素となっていた。こんな才能と魅力に溢れた人がいるんだと大袈裟ではなく震えた。これが私と小瀧望さんとの邂逅だった。

演出の生田先生もプログラムで書いていらしたが、この舞台をきっかけに『DEATH TAKES HOLIDAY』死神役(主演)が決まったというのなら、それは納得だなと思う。

作曲はモーリー・イェストン。『グランドホテル』・『ファントム』・『タイタニック』など存じ上げてはいたが、とにかく音楽が素晴らしい。登場人物の心情を美しく表現する楽曲、人生讃歌を歌い上げるコーラス、タップダンスをはじめ20c初頭のカルチャーと音楽、と王道でクラシック。そして死神という壮大な世界観がもたらす重厚なグランドミュージカル感。私が一番好きなミュージカルはそういう、20cの時代とショウの魅力が詰まった作品たちなので、もうどストライクとしか言いようがない。

いつかはそんなクラシックな作品に出てくれることを心のどこかで願っていたから、『デスホリ』で主役を務める小瀧さんのことが本当に眩しくて嬉しくて仕方がなかった。登場時のリバーブのかかった死神の低い歌声はオペラのように深く響き、サーキ王子は打って変わって張りのある魅力的な歌声で誰もを虜にする。プログラムの対談で演出の生田さんもおっしゃっていたけど本当に恵まれた音域を待っている。

衣裳もヴェネツィアのカーニバルのような死神の衣裳、王子の軍服っぽい正装、光を受けて輝くグレーのスーツ、黒のベロアタキシード、全部似合ってて全部最高に格好よくて(ネグリジェは可愛かったですね)。ハイトーングレージュっぽいウィッグの髪色は、昼間のシーンやキラキラしてる時は王子様みたいなブロンドに見えるし、死神の面が出てくる暗いシーンは暗く沈んで見えて、とても良かった。

サーキ王子になり全部初めての経験に驚いて喜ぶ姿は、登場シーンの重たさとは打って変わり可愛いらしい。何百年何千年を経てきた死神にしては意外だったけれど、何万年過ごそうと死神にとっては一瞬で、何も考えず命令を淡々とこなしていた彼に成熟は必要ない、ある意味子どもみたいな存在でもあるんだと物語が進むうちに思うようなった。だからこそ命令に背いてグラツィアを助けて、人間の生命について、人生について知りたいと思ったんだろう。そして衝動に逆らえず彼女と恋に落ち、死神の力をもってヴィットリオを脅し従わせようとする。感情的になったかと思えば突き放すような冷たい顔をするのが印象的だった。

二幕、歩めたはずの人生、生まれてきたはずの生命をも奪うというヴィットリオに、それは私は与えることはできない…と感情を失った顔で言うところ。突き放してもなお言い募るグラツィアに対し、自分の欲望に押し負けて抱きしめたあと、私は世界一自分勝手な男だと絞り出すように言うところ。グラツィアへの愛と、生命と、死と、葛藤を繰り返しながら歌い上げる歌はどれも鳥肌ものだった。普段の小瀧さんの感情が乗った力強い歌声が大好きで(ミュージカルはまあそもそも感情を乗せた歌唱を求められますが)、その強さがこれでもかとぶつかってきた。舞台としては3時間弱だが、その中で魂を削って、死神の2日間を「生きていた」。

エリックも本当に良い。歌声にも演技にも説得力がないと一気に薄っぺらくなる曲を、渾身の力で表現しつくしていた。時代背景を一人で背負ってくれたというか。母ステファニーの曲とともに、死神の仕事の残酷さを抉り出す役目を全うしていた。ヴィットリオもただ死神に怯えるだけではない、娘を愛する父の切実な想いに胸を締め付けられた。

そんな周囲の制止を降りきり、サーキ/死神への愛を貫くグラツィア。
山下リオさんは、ヒロインをやるためかのような声質と頭身で、歌声の圧とオーラが半端なく初っ端の「どうすればわかる?」から鳥肌が止まらなかった。誰に何を言われても曲げない芯の強さを感じさせるグラツィア。
美園さくらさんは、どこか皆とちがう夢を見ているヒロイン。溢れ出る育ちの良いお嬢様感。でもそれは地に足がついていない世間しらずというわけではなく、現実を知っていてもなお彼女の信念に基づいて自由を追いかけているような。二人ともそれぞれにサーキ/死神へのブレない愛という説得力があったからこそ、ラストシーンの展開に納得ができた。

それにしても初日の、サーキ王子が登場した瞬間の客席の感嘆のため息がもれるような空気が忘れられない。こんなクラシックキラキラ王子、みんなが見たかった小瀧望すぎる。個人的に普段はお目当てがいたとしても、舞台である以上その人の上に役柄を乗せて観ているのだけど、この作品に関しては役柄の上にその人を観てしまう時がままあった。のんちゃんのサーキ王子格好良い、ではなく、サーキ王子ののんちゃん格好良い……みたいな……(語彙力)

何回も繰り返してしまうけれど、恵まれた体躯と声域、元来持っている華に加えアイドル業で培った魅せ方、これまでのお芝居での経験と演じることへの実直な姿勢、小瀧望さんの全てがこの作品にピッタリとはまったようだった。

そんなわけで初日から興奮の感想が渦巻き、共演者の方々をきっかけに初めて小瀧望/サーキ王子を観た方々からの絶賛の声は、一般のミュージカルヲタク層にも”どうやら『デスホリ』が良いらしい。”という雰囲気を創り出していった。どうしてもキャスティングありき、例えばスタエンのアイドルが出演すれば観客はスタエンのファンが大半(宝塚、2.5次元も然り)となりがちな舞台興行において、小瀧望のスター性がトリガーとなりファンダムの垣根を越えていく=小瀧望という俳優が見つかってゆく瞬間を目の当たりにした(作品の力ももちろん非常に大きいが)。

私も微力ながらアンケートやお手紙を書いてはいたが、贔屓目ではなく大きな反響は体感としてきっとあっただろう。初日はカーテンコールでも緊張がまだ残っているような少し硬い表情をしたままだった小瀧さんが、日を追うごとに余裕も出てきてアドリブも少しずつ増えていき、カーテンコールでも笑顔が見られるようになったように思う。作品としてもカンパニーとしても成熟してゆく様を見守ることができたのは、舞台の醍醐味そのものだった。

個人的な思い出話にはなるけれど、田舎から出てくると同時にミュージカルの魅力にのめり込むようにはまっていった学生時代、シアターオーブは本場のミュージカルを観られる夢のような場所だった。時には当日券の立ち見席で滑り込んで3階席の一番後ろで観たり、先行で1列目が当たって泣きながら観たり、ミュージカルへの憧れと愛だけで駆け抜けた青春時代が詰まった、思い出の劇場。

その場所にまた通い詰める1ヶ月を過ごせたこと。大人になってピュアな感情だけではどうしようもないことを知ってもなお、舞台が好きだという気持ちで生きていけるんだと、劇場と私の大切な思い出がまたひとつ増えました。

そして、次の『梨泰院クラス』ではどんな小瀧望さんが観られるのだろう、と今から楽しみで仕方ない。ミュージカル界、めちゃくちゃ魅力的で技術もあって素晴らしい演技をされる役者さんはたくさんいるしどんどん若手はでてくるけれど、このビジュアルとスタイルと歌声と存在感を兼ね備えた人はきっとなかなかいない。ストレートプレイでの小瀧さんももっと観たいんだけど、当分はミュージカル界が離してくれないんじゃないかな。そうであってほしいな、と願っている。

メモ:カーテンコールの記録

・9/28 初日

トリプルカーテンコールで客席はスタオベ。
小瀧さんご挨拶「本日は誠にありがとうございました。無事、初日の幕を開けることができホッとしています。大千穐楽までどうぞ応援の程よろしくお願いいたします。」

・10/19 山下リオさん東京ラスト

いつものダブルカーテンコールでの「ありがとうございました!」のご挨拶の後、山下リオさんの方を向いて拍手する小瀧さんと、一緒にリオさんの方へ拍手をするカンパニーの皆さん。

・10/20 東京千穐楽

初日ぶりにカーテンコール3回目で挨拶。
小瀧さん挨拶「本日無事、東京公演千秋楽を迎えることができました。ありがとうございます!この勢いのまま大阪公演に臨みたいと思います。ご来場くださったすべての皆さまに感謝申し上げます。本日はありがとうございました。」
喋り終えて両手あげてバンザイ?ガッツポーズ?する座長と、それにならって喜ぶカンパニーのみなさん。幕が下りてバンド演奏の間もスタオベ&手拍子の客席。演奏後、幕があいて真ん中に1人立つ小瀧さん「本当に、本当にありがとうございました!」

 

余談。WESTube楽屋ルーティーン。

「サーキ王子というロシアのかーなーりハンサムな男!」みたいなセリフがあったけど、そんなハンサムな男の顔を作るメイク工程が短すぎて笑った。そうだよね、小瀧望という男は元々かなりハンサムなんだった。楽屋の張り紙、タップダンスの練習、実直にお芝居に向き合う姿を垣間見れて嬉しい。宝物みたいな映像です。

世界一の超幸せ者|WEST. 10th Anniversary LIVE TOUR AWARD セトリと感想(4/13新潟)

WEST.の沼に落ちて2年半のアラサーオタクから観たAWARD新潟公演のこと。喋り言葉や発言は全部ニュアンスです。

5/4追記:横アリ公演後、間違いを一部修正しました

 

 

とりあえず

まず!めちゃくちゃ!楽しかった!!!!!

昨年のPOWERのセトリや構成についての話で、次の年は10周年で前回のMixed Juiceのようなライブになる予想がしたから毛色を変えたかった、と語っていた藤井さん。

確かにオープニングからの華やかさと雰囲気はミクジュの系統ではあるものの、そこにこの1年、ドラマや映画の主題歌としてリリースされた曲たちが散りばめられたことで、さらに別方向へ攻めたような印象だった。様々な表現力が求められるダンスナンバー、内面から滲み出るように聴かせるバラードソング。振り返ってみればどの映像作品も今のメンバーだからこそ演じられるような役柄に、主題歌もその世界観に呼応して作り込まれたもので。もしかしたら作品よりもプロデュースが先だったものもあるかもしれないけれど、この1年のWEST.の方向性を形づくったな、と改めてパフォーマンスを観ながら感じたのだった。

10年間の思い出が詰まった曲たち、ここ数年でWEST.の代名詞となったロックなパフォーマンス、これまでの軌跡をぎゅっとまとめながら、ダンス、歌、音楽、コント、なんでもありで、でもどれも中途半端にしない。ここからさらに攻めていく、WEST.というグループの可能性と強い覚悟、アイドルへの矜持を見せてくれるようなライブでした。

 

ステージや演出のこと、レポなど

※ネタバレしかありません。

AWARDツアー自体は大阪で明けて2週間空いての2箇所目。

朱鷺メッセはその名の通りいわゆる展示場空間にステージが組まれ後方に仮設スタンドが作られるため、両脇にスタンドがないというアリーナツアーの中では特殊な構造。昨年のPOWERの際、奥の方まで真っ直ぐに広がってるのが「フェスの会場っぽい」とメンバーは評していた。

真っ赤なベロア風の幕がステージ前面にかかり上部にはサインランプ風なAWARDの文字、その両サイドには青とオレンジのネオンとボールライトを模したLEDが飾られAWARDの世界観のイメージそのままなセットの趣。10周年という特別なショウの雰囲気が漂う。

開場中はDJ神山のラジオWESTubeが定期的に流れていた。会場ごとに映像違うのかな? 新潟にちなんで「米食ってる〜〜?!?!?」を連呼するDJ神山さん。「新潟といえば日本酒よね」濵田「日本酒呑むよね」にすかさず食いつくDJ「濵ちゃんお酒呑むんだ?!??」濵田「新潟に来たら日本酒は呑みますね(DJにやや押されながら)」流星さん「新潟がそうさせるんやな〜〜」

お悩み相談「WEST.が格好良すぎてライブ中見れません、どうしたらいいですか?」小瀧「もうちょっとイジってきてるやん?!??」DJのお答え「まあ!!!頑張れ★☆★」メンバー「適当〜〜〜!!!」

 

オープニングはその幕にメンバーカラーのレーザーが当たり、それぞれの名前とヤツのイラストが浮かび上がる。可愛い。盛り上がるBGM(これなんの曲だった?AWARDだった気もするしオリジナルだった気もする)と共に絞り緞帳の形で幕が上がると上空に逆光で7人のシルエットが浮かび上がる。「俺たちがーー!!!」「WEST.でーーす!!」もうこの時点で圧倒的なオーラに気圧され、そして初めて聞く、改名後の生での「WEST.」という名乗りにグッとくる。もう当たり前に受け止めてたつもりだったけど、声を聞いて改めて、込められた想いを感じとれた気がした。

ええじゃないかのポーズスタンバイのメンバーから重岡さんがモニターでアップになって、人差し指を口に当てて静かにのジェスチャーをするも全然おさまらない観客。くしゃっと笑った後になんと投げチューをかます重岡さん。戸惑う観客に間髪入れず「せーの!」「ええじゃないかー!」

ちょうど前日にTHE FIRST TAKEが上がって改めて感じたWEST.の百戦錬磨の盛り上げ力、パフォーマンスのパワー。ライブでも1曲目から全開だった。

昇降するメインステージの両脇には授賞式会場を模したような螺旋階段風な赤カーペットの敷かれた階段が繋がっていた。モニターのトラス隠しのパネルなんかもちょっとクラシカルな感じで、随所にキラキラが仕込まれているセット。

衣裳も授賞式に臨む正装っぽさとアイドルらしさが融合した赤衣裳でとっても良かった。WESTがまず赤衣裳のイメージがあるけど、エイト兄さんといい、関ジュといい、Aぇの赤ベロアシャンデリア衣裳といい、関西のグループの背負う赤色って熱さと矜持が詰まってるようで特別で大好き。

淳太くんは安定と信頼の片掛けマント。ターンやステップの切り返しのたびに舞うのが優雅で高貴すぎる王子様だった。照史くんはちょっと長めの前髪でパーマに髭を生やして、ショート丈のナポレオンジャケットが抜群に似合っていて、王者の風格を醸し出していた。神ちゃんはショート丈のジャケットにサルエル寄りな太めのテーパードパンツというスタイリングに短髪、全てのバランス感が完璧。濵ちゃんはクラシカルかつ色気もあるダブルのロングコート、流星さんは半分赤で半分黒のロングコートがドッキングしてて回るたびに広がるのが格好良かったなあ。なのに小瀧さんが全然思い出せない。なんで? 一番見てたはずでは?

そこからAWARDへ。イントロで一列に並んでのお辞儀が優雅で格好良くて、特別な時間が始まる期待感を演出してくれた。淳太くんじゃないけど、舞浜駅からディズニーランドに行くまでの道すがらBGMが流れてワクワクする、あの感じ。サビではセンステでみんなで一緒に踊れる楽しさと、底抜けの多幸感と。重岡さん、”世界一の超幸せ者”を本当に心から世界一の幸せ者みたいに歌ってくれるからなんかグッときてしまう。いやいやこちらが世界一の超幸せ者なんですが。

そんなハッピー全開お祝いムードからToxic Loveで急に色気全開になるから困った。ムービングステージに乗ってセンステからバクステへ。スタンドから近すぎるし腰振りタイムでノックアウトされてあんまり記憶がありません。落ちサビの桐山さんがあまりにも罪深すぎました。

そこからのWe are WEST!!!!!!! でもう、情緒ジェットコースター。アルバムに収録された改名アレンジバージョン、「LOVE, PEACE, WEST」って最高の並びだな。世界平和。個人的には去年は全然この掛け声上手く言えなくて悔しかったので大声で叫べてとっても嬉しかった。バクステから外周を回ってセンステ→メンステと戻る。ここまでで会場中を回ってのご挨拶&盛り上げオープニングタイム。すでにこちらは息切れ気味。

映像はこれまでのライブのロゴやモチーフが並ぶ街並みから、AWARDの世界観にちなんでそれぞれの場所から授賞式へ向かうWEST.メンバーの紹介。全員は思い出せないんですけど、SPに四方囲まれて向かう中間淳太様と、ご馳走をずっと食べてる重岡さんの画だけなぜか強烈に印象に残っています。あ、照史くんはカジノのディーラーだったかな?

繋ぎがたいへんに曖昧ですがキラキラ白衣裳のWEST.がメンステに並んでBeautiful。モニター大映しの藤井流星さん……思わず息を呑むのは観客のほう……本当にドラマも大好きだったしこの曲も好きすぎてMVもDance shotも何回も何回も観てたから、生で観られてもうこの世に思い残すことはありません。Beautifulに限らずこの後もダンスナンバーはメインステージでモニターの映像表現や照明効果をがっつり効かせて振付と世界観の演出に力を入れていたのが印象的だった。映像でさらなる相乗効果が生まれる白衣裳×Beautiful、天才的。圧倒的感謝。

セラヴィ。これも本当にずっと生で見たかった曲。神ちゃんのイントロギターの後、メンステで横並びの7人に順にスポットが当たる演出。Toxic Loveがアイドル的色気の表現だとしたら、セラヴィは大人の、今のWEST.だからこそ醸し出せる人間としての色気だな、と思う。神ちゃんの振り付けもダンスも大好きだなあ。とても贅沢な時間だった。

サムシング・ニューはなんだか聴けば聴くほど曲のこともWEST.のことももっと大好きになる。サマソニの映像が大好きなんだけど、ウエディングをテーマにしたアイドルらしいラブソングでありつつも熱さも兼ね備えた、WEST.にしか歌えない眩しい愛の歌だなと思う。サマソニみたいに熱く盛り上げることもできるし、こうやってAWARDでキラキラの白衣裳で歌ってくれもする。トロッコから花道を歩きながら近くで歌ってくれたのもまた良かった。”愛も闇も仕事も君も全部この背中で戦ってみせるよ” のフレーズが甘くて心強くで大好き。あいみょんさん本当にありがとうございます。

そのままそれぞれが花道に散りリフターに乗って、何万回だって「君が好き」。WEST.的最強ラブソングに選ばれた曲を、まっすぐに目の前のファンに向かって歌ってくれる演出。スタンド(バクステ)側は流星さんで、しみじみと美しい横顔を見つめながら甘く低く響く歌声を聴いていました。濵田さんの歌声に切なさと優しさが詰まっていて胸が締め付けられた。

そんなしっとりした空気から中間ん家物語の映像が流れて察する次のセクション。淳子ママのナレーションと共にこれまでの映像や写真での振り返りタイムの後、ママとのんちゃん登場。

中間家がWEST.のAWARDに招待されたという設定で、淳子ママ「(客席に向かって)座ってていいのよ〜これから茶番始めるからね〜」のんちゃん「空気中に含まれる窒素の量、〜〜〜、微かな香り(?)、ここから導きだされる答えは、この会場には女性が多い!」淳子「気持ち悪い!頭良いを通り越して気持ち悪いわよそれ!」

のんちゃんが発明したコタエタクナールライトで「新潟にはないお米は?」淳子「くろびかり」ちょっとウケるのんちゃん。淳子「新潟にはない日本酒は?」のんちゃん「さけびかり」淳子「ちょっとくろびかりに引っ張られてない?」

だいき→たかひろ「ヘリコプターのモノマネがしたくなーる」(のんちゃん小さい声で「コタエタクナールやねんけど」)たかひろ、渾身のヘリコプターのモノマネ→だいき「なあ次誰やる〜?」で観客に向かって行ってママに止められる。

りゅうりゅうこと藤井巡査(階級そのままだったか不明→5/4追記: 刑事になってた!昇進してるのか?!)と智子登場の時、智子がもうあまりにも可愛すぎて、地声のトーンで「可愛い……」って思わず呟いてた。ゆるウェーブでロングのハーフアップにティアラ、パフスリーブ(?)のふわふわ真っ白Aライン膝丈ドレスが似合う……すごい……その後にヒーリーズで行き交うくだりで息できなくなるくらい爆笑させられるなど。これが緩急(違う)。藤井「別嬪さん、別嬪さん、一つも飛ばさず別嬪さん」←好きすぎるセリフ。ずっと智子のパーツを褒め続けるりゅうりゅうも、喧嘩してセンステでずっとポージングしてるけど時々ボケまくる5人に笑い堪えられてない智子も愛おしすぎてベストカップル賞あげたい。

朱鷺メッセはメンステとセンステの間の花道が他より長いらしく、照史おじいちゃんが移動に時間がかかりすぎて「設定ミスったな?!」「しんどい!」と途中で普通に走って移動してた。「それでええんや?!」ってのんちゃんあたりがツッコんでた気がする。全体的にボケ続けるおじいちゃんがツボすぎる。

コタエタクナールライトのパワーチャージでだいきの「新潟ガタガタ歯ガタガタさぶ〜!」という長すぎるお題に対しメンバーが口々に「無理無理!」「長すぎやろ!!」「揃わん!!」とツッコみ、案の定ぐだぐだになり、だいき「これじゃ、なかったみたい……」(かわいい)「じゃあ、米ーーー!!!!!」で、会場中に響き渡る「米ーーーー!!!」の大合唱タイムがあった。米のコールアンドレスポンス、シュールすぎる。

その後の映像は1stライブから中間ん家のメンバーのナレーションでエピソードを交えて振り返っていく。のんちゃんに直前まで袖水隠されてた濵田さん、ぎっくり腰になった濵田さんなど。

センステに登場し疲れちゃうや。衣裳はライトブルーのデニム地っぽい生地にキラキラがこれでもかと仕込まれたセットアップ。これも良かったなあ。曲のトーンに合わせ暗めに絞った会場の中で寒色で照らされ、どこか気怠げで諦めたような表情や切なさを滲ませながら踊る、WEST.の色気。曲のお洒落さも相まって大好きな演出だった。この曲をこういう魅せ方ができるんだなあ、すごいなあ。後奏でセンステからメンステに歩いていく時、誰かが「疲れちゃうや」って歌いながら振り返ってたような記憶がある。(5/4追記:メンステでフォーメーション作ってパートの人が振り向く振り付けだった), 。あれは痺れた。

絶体絶命。7人が乗ってるメンステ上段のステージが(開帳場的な感じで)客席に向かって斜めに下がって、 映像がマッピングのような演出効果を生み出し、フォーメーションとシルエットで勝負していく感じ、めちゃくちゃ格好良かった。映像とレーザーバチバチで曲の雰囲気ともマッチしてたし、一緒に行った友達が毎年複数のフェス行くような子なんですが「フェスでやったら絶対盛り上がりそう」と言っていたので間違いなく盛り上がると思います。

うって変わって週間うまく行く曜日!相変わらずジェットコースターすぎて置いていかれないように必死。トロッコに乗ったり外周回ったり、バクステまで来てムービングステージでセンステまで戻ってたかな。ちょうどムビステ乗ってたのが振り付け真似タイムで、変な動きしながらバックステージ側の私たちからちょっとずつ遠ざかってゆくWEST.さんがちょっとツボだった。

MCタイム。

濵田さん「暑い〜?!」客席「暑い〜!」濵田「今これでいちばん下げてる温度!」メンバー「じゃあなんで聞いてん?!」濵田「俺らに合わせて下げて寒かったらあげてもらおうかと思って」←優しさの塊すぎる

ええじゃないかのFIRST TAKEの話。「見てくれました?」「嬉しかったな〜」「出たすぎてパロディやったもんな」「濵ちゃんがサンバ着たやつ」。

前日のMステの話。桐山「岸くんに趣味何って聞いたら、”本当に面白くないんですけど、サウナです”って言われて、俺今から生放送でそれ話すのに?!ってなった」重岡「岸ホンマおもろいんよな〜特技足攣るって言って自分で攣るやつあるやん?そしたら今度は”気功覚えたんで、足攣ったのすぐ止められるんです!”ってやって見せてくれて……」(岸くんのモノマネ)「わからんやん?」

誰かが失礼だったという話から、桐山「重岡も大概失礼よ。”井ノ原くん見たらなんか安心するわ〜”って言ってた」重岡「Mステでスマホで投票する時間あって、隣のトニセンさん見たら3人ともめちゃくちゃスマホ遠ざけてた」誰か「自撮り棒ぐらい離してたな」

YouTubeコミュニティの投票企画「サシ飲みするなら誰?」から、「誰とサシ飲みしたい?」桐山「重岡とサシ飲みなんか罰ゲームやろ」「流星はサシ飲みしたいのパッと思いつくの誰?」流星「パッと?誰やろ」重岡「ポッでもいいで」流星「パッとポッとじゃ変わってくるな〜」「変わるんや」「ポッやったら?」流星「ポッやったら、しげかな」

重岡「この前濵ちゃんとサシ飲みした」「藤原丈一郎の誕生日で、前にその日予定無いって聞いてて、でも俺は仕事あってどうしようかなと思ってたけど、当日やっぱり丈が可哀想だから濵ちゃん誘って、飯行こって連絡したら丈が仕事の予定入っちゃって、濵ちゃんと2人になった」濵田「2人で丈おらんのに誕生日祝った」桐山?「ファンみたいなことしとるやん」

バンドセッティングしながら。下手から神ちゃんギター、重岡さんキーボード、流星さんタンバリン(後にサックス)、照史くんカホン、小瀧さんシェイカー、淳太くんグロッケン(後にサックス)、濵ちゃんギター。

誰か「そういえば(淳太くんと神ちゃん)キャンプ行ってないやん」「そんな話もありましたね」神山か中間「行ったら絶対見てや?」小瀧「ぜっっったい見ん!」「なんでやねん!見てや!!」「見ん!」(小瀧さんが見ない!っていう度に右隣の淳太くんがグロッケンのバチで小突いてたのが可愛かった。)濵田?「そんなこと言うてこいつWESTube誰よりも見てる!」「メンバーが出てるバラエティもぜーんぶ見てる!」「テレビっ子やからな〜」とバラされ爆笑しながら小瀧さん「ま!しゃーなしな!」

濵田?「見てもわからないかもしれないんですけど、これからアコースティックやります」中間?「見たらわかるやろ」みたいなやり取りをしながら、あじわいへ。

忙しない日常の中でふと聴くと沁みわたりすぎる曲。アコースティックバージョンになるとより深みが増してちょっと泣きそうだった。WEST.の歌って一言一言をそれこそあじわうように伝えてくれるな、と一人ずつ歌い継ぐ落ちサビを聴きながら思った。最後の歌詞を一言ずつ一音ずつ、大切そうに歌う濵田さんと、それを見守る6人の図。あたたかくでやさしい時間。

しんみりしてたら、サックスをセッティングする淳太くん流星さんに挟まれながら小瀧さんにカメラが寄り、ドヤ顔する小瀧さん。きました、漫談タイムです。

「俺ら今日新潟に移動してきたんだけどさ、午前中に。東京駅にも新潟駅にもWEST.のファンっぽい子たちがもういてさ。思ったのよ……早くなァい? 俺ら着いたの11:30とかで。まだチェックインできないのよ、ホテル。何すんの? 今日18時からで、その間、何してたんだいっ?!」「俺らに会うまでの6時間くらい、何してたんだいっ!?」メンバー「聞き取られへんやろ?!」観客、口々に答える。「カラオケは聞き取れた」「0次会してる!? 喉あっためてるやん?!」「ローソンもおった」「ローソンのイートインコーナー使いすぎやろ?!高校生みたいなことしとるやん!? リプトンのミルクティー飲んでさ」とひとくだりあり、「次はそんな曲、やります」

で、しらんけどアコースティックアレンジ、膝から崩れ落ちそうになった。しっとりしててお洒落でサックスまで入ってるのに歌詞があいかわらずだし観客は「知らんのかーい!」のレスポンスするし、あまりにもシュール。そんな格好良い顔で「知らんけど」と言われましても……淳太くんがサックスを数音吹いては「知らんのかーい!」とツッコむ肺活量シャトルランタイム、面白すぎる。なのに音楽が良すぎる。7人が格好良すぎる。いろんなものの無駄遣い。YouTubeとかに上がってバズってほしい。

観客の腹筋と情緒が限界になったところで、映像。先ほどの授賞式の場面から、神ちゃんがWtroubleを思い起こすスプレーで監視カメラを塗りつぶし、淳太くんがPCでシステムをダウンさせ、その隙にトロフィーを奪い取り繋いでいくメンバー。

全員黒のフードをかぶって歩く映像に繋がるようにセンステに登場し、REWARD。AWARD part2と言う通り、後半戦の火蓋を切る勢いの1曲。小瀧さんの”食らいつくように進め 思い上がんなや”の歌詞と歌い方が大好き。ダンスナンバーの時の照史くんの歌の安心感よ。あと、濵ちゃん小瀧さんの”これからも一緒に夢のまた夢叶えにゆこう”のハモがビリビリきた。

マントを脱いだら黒かネイビーくらいの暗めのギラギラジャケットに赤〜ピンクのシャツの衣裳。そこから青春ウォーーー!!でまたムービングステージでバクステへ。小瀧さん「この曲知ってる〜〜?!」と楽しそうに問いかけ。

そこからのズンドコパラダイス、Big Shot!!、人生は素晴らしいはメドレーっぽくいろんなところを回ってたかな。アカンLOVEでのリフター、スタンド(バクステ)側は照史くん。アカンLOVEの照史くん、ちょっとチャラくて恋じゃん? 「新潟ガタガタ歯ガタガタ〜」の流れを引きずってるメンバーたち(クワガタガタガタ〜みたいな派生をみんな言う)、最後に濵ちゃんが「新潟ガタガタ〜」ってやったところで小瀧さんに「なで肩!なで肩!」ってオチを先に言われて濵ちゃん「なで肩…ガタガタ…(さらに肩落としてしょんぼり)」。曲終わり怒る濵ちゃんに向かってずっと投げちゅーする小瀧さんと言う良きはまこたタイムありました。

バリハピ、ジパング・おおきに大作戦はまた外周回ったりしてた・・・?ちょっとこの辺りの記憶が激薄です。バリハピ、あんなポップで民謡っぽいメロディを使いながら歌詞は人間の分かり合えなさを描き世界平和願ってるの、最高にスケールデカくて好き。そこからの浪速一等賞!はセンステで踊ってた、かな?最後はメンステまで行って、三方礼のような振付が冒頭のAWARDと重なる。ここまでの青春〜浪速一等賞!までのブロック、WEST.の陽パワーが詰まってて最高だったと同時に、私自身は曲としては聴いてても初めて生で見るものも多く。たぶん昔からずっと見てきた人たちにとっては懐かしく嬉しい選曲なんだろうなあ、と勝手に思ってました。会場の反応もなんだかそんな感じだった気がする。

自分で書いてて信じられなくなってるんだけどこの後にFICTIONがあった。怖い。さっきまでナンバーワンワンワン!とかやってたのに緩急の付け方がエグい。ダンスナンバーとして攻めていく姿勢を最後まで貫いていた。この曲の流星さんのダンス、強さと重さもあるのに美しくて華やかで大好き。そしてこの終盤戦になっても照史くんの歌の刻み方と安定感が半端なかった。

バンドチームが出てきてセッションしつつ一人一人のソロタイムの後、ロックモードのWEST.登場。小瀧さん、キャップ後ろ被りにカラーサングラス、良い〜!流星さんは赤いタンクトップにベージュのジャガード織みたいなジャケットを肩掛けして出てきて、落ちないん?と思ってたら気づいたら手に持っていました。

証拠。やっぱり一つギアが上がる曲。WEST.に会うまでのこの1年間も、数え切れないくらいこの曲に救われて、励まされてきた。後奏で観客を煽るタイミングで重岡さん、明らかに別のスイッチが入った感じがした。そのまま花道に立って、「俺たち今日ここで一皮・・・剥けます!!」と叫ぶ。

超きっと大丈夫。「えい、えい、えいえいおー」と連呼する客席に、「古き良き応援、いいよな」みたいなこと言う重岡さん。WEST.から観客へ、観客からWEST.へ、みんなからみんなへの応援が響く空間。そこに切り込む、照史くんの「お待たせ」の力強さ、やさしさ、安心感。ちょっとすでにここで泣きそうで。重岡さんはそのギア全開のまま淳太くんをセンステまで引っ張っていくし、淳太くんはそれにニコニコ着いていくし、淳太くんの歌い終わりにふたりでハイタッチするし。

おまたせしました 
ジャジャーン登場さ応援団!
言える 言える 君は頑張ってる
押してもダメならば引いてみようか
そんな事言わない 超一緒に押してやる
超きっと大丈夫 超一緒に生きてやる さぁ行け

順番に歌い継いでいくこの歌詞が本当に全部が心強くて、頼もしくて。WEST.の歌と歌声に励まされて走ってきた日々すらも丸ごと受け止めてくれるような、懐の深さ、大きさ。 ここでもう号泣してたんだけど、その後に「俺たちの心の漫才師!頼んだ!」で小瀧さんにその後の「思いっきり」の歌詞を任せる重岡さんと、急なフリに完全にパニックになり口パクで歌詞を確認する小瀧さん。結果、冒頭の照史くんの「お待たせ」と混ざって大失敗し床に崩れ落ちて大の字になる小瀧さんと、周りに集まって爆笑するメンバー。 どうにか立ち上がった後もちょっと情けない顔を真っ赤にした小瀧さんに向かって、”美しい 美しい 君は何より美しい”と歌う重岡さん。その光景が美しくて愛おしくて、笑いながら泣いていた。

ムーンライト。アガりすぎて全然記憶ないな〜〜本当にただただ楽しかった。重岡さんが「ちらほら見えてるメンズ〜!女の子引っ張っていかなきゃどうすんだ!跳べ〜!」みたいな煽りしながら外周を飛ぶように駆けていくのが熱くて最高だった。

アンジョーヤリーナ。モニターにこれまでのドキュメンタリーで収録してきた一人ひとりの映像や、過去のライブの映像が流れる演出。必死にリハしてる姿や苦労してるシーンが流れながら、”後ろ向きが得意なわけじゃない ただ前に何も見えないだけなんだ”"日常はそんなにド派手じゃない”と歌われるとなんだか色んな想いが駆け巡ってしまった。バンドタイムのWEST.は彼らの生き様が直接ぶつかってくる熱さがある。 ”愛せ君の人生” と真っ直ぐな肯定を受け取って、本編終了。

アンコール。

相変わらずテンションガン上がりなWEST.。重岡さんは外周を走り回り、スタンドに飛び込む勢いで盛り上げる。朱鷺メッセはスタンドトロッコが出て来ない代わりに後方スタンドにお立ち台が出現するのですが、今回は1曲目のRainbow Dreamで反対の通路に照史くん、小瀧さん、2曲目Time goes byで一番近くに流星さんが来てくれて。2曲目の時間結構長い間ずっといて、しっかり目を見て微笑まれて記憶を失くしてます。一人一人しっかり見てくれようとする優しさに本当に感動したな。

僕らの理由。至近距離藤井流星さんの衝撃から抜けきれておらず半ば放心状態のままこの曲の熱に押し流される。

小瀧さんが”あなたが何度も あなたを嫌っても 僕はあなたのことを嫌いになれないよ”の後に”好きだよ〜”とセルフ合いの手を入れた結果みんな”好きだよ〜”を入れていく流れになる。淳太くん”きっとあなたの魅力の一つに 好きだよ〜” /神ちゃん"あなたの好きだよ〜あなたゆえの好きだよ〜僕はあなたの魅力の一つに好きだよ〜”とか。そういうとき濵ちゃんがハモの時が多くて、好きだよ〜に寄せることもできず元の歌詞をハモり続けるのが愛おしかった。重岡さんの落ちサビ ”一回くらい挫折をしたってさ 一生が……好きだよ” で会場も最高潮に。

挨拶。

重岡さんの「1番の好きを伝えたい!!」という勢いに乗って7人から、「好きだよー!!!」の言葉。「マジ珍しい!俺ら普段甘い言葉って言われてあんこっていうグループやから」と、小瀧さん。もう1回言おう、で2回目の「好きだよー!!!」を受けた後みんなからも聞きたくない?」と言われ、めいっぱいに「好きだよー!!」と叫び返す。愛の言葉が反響する会場。照史くん「穴開くかと思った」メンバー「鳥肌たった」「すごいな〜」。愛おしくて幸せな宝物が、また一つ増えた瞬間だった。

去り際に神ちゃんが「今んとこ今日がいちばん!!!」と言う熱い言葉を残してくれたりもして。

去年もPOWERの感想を書き連ねながら同じことを言っていた気がするけれど、WEST.と一緒に生きていく人生、WEST.が一緒に生きてくれる人生は本当に幸せで無敵な気持ちです。

またここで笑って会えるように、私は私の現実を、人生をしっかり歩いていこう。WEST.に出会えた私は世界一の超幸せ者です。いつもありがとう。

セットリスト

WEST. 10th Anniversary LIVE TOUR AWARD

4/13 18:00 朱鷺メッセ(新潟)

 

ええじゃないか

AWARD

Toxic Love

We are WEST!!!!!!! (10th Anniversary Version)

(映像)

Beautiful

セラヴィ

サムシング・ニュー

何万回だって「君が好き」

<中間ん家物語>

疲れちゃうや

絶体絶命

週刊うまくいく曜日

<MC>

あじわい

<漫談>

しらんけど

(映像)

REWARD

青春ウォーーー!!

ズンドコパラダイス

Big Shot!!

人生は素晴らしい

アカンLOVE〜純情愛やで〜

バリ ハピ

ジパング・おおきに大作戦

浪速一等賞!

FICTION

証拠

超きっと大丈夫

ムーンライト

アンジョーヤリーナ

<EN>

Rainbow Dream

Time goes by

僕らの理由

 

朱鷺メッセ前の川沿いは桜が満開でした

 

去年の思い出

 

 

君が好きなメロディ口ずさみながら|BEYOOOOOPHONICⅡセトリと感想

念願のビヨフォニック、BEYOOOOONDSの無限の可能性と豊かな音楽性を浴びる、幸せで贅沢な時間だった。

正直、開演まではとても複雑な感情だったのも事実。3/1 一岡怜奈さん卒業発表。1ヶ月経ち3/30 には5thシングル『灰toダイヤモンド』MV 解禁もありどうにか前を向けそうになったところで、4/4山﨑夢羽さん卒業発表。

ハロプロを応援し続けてきて、永遠なんてないということはよくわかっていた。でもBEYOOOOOONDSにはそれがあり得るんじゃないかと、勝手な期待をしてしまっていた。

BEYOPHOOOOONICⅡはそんなあまりにも自分勝手な感傷をきれいに吹き飛ばしてくれた。オーケストラの演奏を背負いながらパフォーマンスするBEYOOOOONDSは、あまりにも頼もしく格好良くて。

中央にパイプオルガンが据え付けられた、美しい東京芸術劇場コンサートホール。前回の映像を何度も観ていた身からすると「これが……!」という謎の感動まであった。

開演。オーケストラの入場の後、BEYOOOOONDSの登場。前回はそれぞれの個性に沿った衣裳だったが今回は、皆同じジャケットとワンピースがドッキングしたような衣裳。ベルトやビジューがメンバーカラーだったり足元がそれぞれ違ったり。うーたんは白ソックス×鬼高白ヒール、ほのぴは足首までの白ソックスに黒パンプスでクラシカルな雰囲気など。うーたんの青髪似合いすぎてたし、ほのぴのハーフアップに黒のベロアのリボン、美葉さんのビジュー付きカチューシャはあまりにも恋でした。クラシカルなコンセプトが似合いすぎるBEYOOOOONDS

楽器紹介の「OOOOOVERTURE」の後、いきなり新曲「灰toダイヤモンド」。オーケストラ×生歌でよくわかる旋律の複雑さ。その後MCでうーたんが、ラップをやりたくてラップの曲を作って欲しいと直談判してできた曲だと話してくれた。うたのラップ、キャッチーでキュートで最高なのでもっともっと聴ける機会を増やしてほしい。切実に。この曲のうたももさやりんのラップパート大好きすぎる。

Hey! ビヨンダ」では桃々姫ちゃんのトークボックス全開。なかなかオーケストラとコラボなんてなくて貴重すぎる!という桃々姫ちゃまに指揮者いくろうさんが海外ではDJとオケが演奏なんてのもやってるよ。というお話。それに対し次はみいみDJやりたいね!!と返すメンバー。姫ちゃまは最近テルミンも練習しているらしいと聞いてBEYOOOOONDSの幅の広さになんだか改めて感嘆しすぎて笑ってしまった。凄すぎる。

眼鏡の男の子」では一岡さんのセリフもしおりんがカバー。忙しない一人二役で観客の笑いを誘い、鼓の音も相まってしんみりすることなくコメディに昇華してくれた。

循環」では全員歌唱でBEYOOOOONDSの歌声の底力を、「きのこたけのこ大戦記」では突き抜けた表現力を見せつけられた。「きのこたけのこ〜」、ビヨの歌劇調の曲の中でも音楽的に多様で面白くオーケストラ映えするので前回に引き続き選ばれたのは納得なんだけど、オーケストラ生演奏で聴くというのは面白贅沢空間でした。2チームの争いに挟まれてずっと怯えてるSeasoningSはあまりにもちいかわ。もしくはサンリオワールド。

歌唱後、メンバーがハケてピアノの前に座るほのぴとオーケストラが残される。一呼吸おきいくろうさんの指揮に合わせあの印象的なホルンの旋律が鳴り響いた。チャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番」。

ここまでマイクを持って歌い踊ったりピアノを弾いたりと大忙しな小林萌花さんを見つめながら、「ほのぴのピアノはBEYOOOOONDSの武器」と言うメンバーの声を聞きながら、いつかこんなコンサートホールで、ほのぴが弾くピアノコンツェルトを聴きたいなあ、とぼんやり思っていたところだった。いつか、と思っていた未来がいま目の前で現実になった。

オーディション時に動機を話す姿からビヨの楽曲でのピアノ演奏、音大卒業、テレビ番組や外部コンサートで活躍する姿まで、小林萌花さんのこれまでの活動と一貫した想いが脳内ですさまじい勢いで駆け巡って、涙が止まらなかった。ほのぴのピアノへの、音楽への情熱が一つの実を結んだように思えて。素晴らしい演奏だった。

演奏後、いくろうさんが「いつかフルでやりたいですね、頑張りましょう」と言ってくださったのも嬉しかった。本当にいつか聴きたい。個人的にもこのチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番は大好きで、創造の源や情熱をなくした時に良く聞いては奮い立たされる曲なので。

半ば放心状態で指揮チャレンジタイムを過ごし、「英雄〜笑って!ショパン先輩〜」。桃々姫ちゃまのヒューマンビートボックス、コンサートホールの空間で鋭く重く深く綺麗に響いていた。すごすぎる。

そして「恋する銀河」。宇宙と音楽の調和・関係性にまで想いを馳せるような壮大なシンフォニーを、ようやく生オケで浴びることができた。地上に立つ1人の恋する乙女と銀河・宇宙を行き来する、スケールの大きすぎる愛の讃歌

MCタイム。金と銀のカスタネットをビヨフォニ2の記念で作ったんだって。景気いい、最高。観客への抽選タイムの後、「涙のカスタネット」。コンサートホールがこんなビビッドな赤と青に染まることってあるんだ……あと、ビヨヲタは「ショパン先輩」の指揮パートと「涙のカスタネット」のタイミングはもう身体で覚えてるみたい。初披露の時はモニターのカスタネットマークを必死に追ってたのに、今じゃもう音楽として奏でる心の余裕すらあるもんな。コンサートホールに響くカスタネットの響きは格別でした。

そこからの「虎視タンタ・ターン」「ニッポンノD・N・A!」。ほのぴのキーター(ショルダーキーボード)になんと、いくろうさんも参戦。大盛り上がりの後、「夢さえ描けない夜空には」で自分でも引くくらい号泣してしまった。普段のコンサートでも多幸感と優しさにどうしても涙が堪えられないのだけど、コンサートホールでオーケストラの奏でる音楽に包まれたらもう、抗えなかった。一緒に歌いたいのに全然歌えなくて、2階席の1列目で3本のペンライトを片手に握り締め、片手で嗚咽を堪えるヲタク、限界すぎる。BEYOOOOONDSを推していると、多幸感で涙が出る、心震える瞬間に出会うことがある。今がそれだった。

夢でも敵わない 今ここにいる瞬間

君が君として生まれてきたことって

長い長い時のたった一度しかないんだ

美しいことなんだ

以上で本編終了。

アンコールで代表して数名の挨拶の中、小林萌花さんがピアノ協奏曲に触れ、客席が緑のペンライトで埋まって皆が応援してくれてるようで「良い道を選んだなあ、と思いました」と言ってくれて、また泣いた。この道に挑んでくれて、選んでくれて、掴み取ってくれて、頑張り続けてくれて、こんなに素敵な景色を見せてくれて、本当にありがとう。

アンコールは「伸びしろ~Beyond the World~」これもまた名曲だしオーケストラとの相性が抜群。バラード調で寄り添う前半から、爆発的な多幸感を発揮する後半パート。オーケストラのパワーとBEYOOOOONDSの歌声のパワーが相乗効果を生み出しながらぶつかってくるようだった。

まだ何も終わっちゃいない

今始まったのさ

圧倒的な説得力をもって歌い上げられるこの曲にまた泣きながら、BEYOOOOONDSの多様で豊かな音楽性を改めて噛み締めた。そしてそこから巣立とうとする山﨑夢羽さんの未来を、一岡怜奈さんの幸せを、心の底から祈った。

自由に変幻自在に進んでいくBEYOOOOONDSをこれからも応援して行きたいし、SeasoningSの3人の進化を見守って行きたいと思った。これからも手を攣りながら3色3本ペンライトを振り続けます! 大好きな大好きなBEYOOOOONDS、そして藤原いくろうさん、パシフィックフィルハーモニアポップス東京の皆様、贅沢で幸せな時間をありがとうございました。

 

セットリスト

BEYOOOOOPHONICⅡ 

東京芸術劇場コンサートホール
2024年4月6日(土)19:00開演 (20:40頃終演)

出演:BEYOOOOONDS
指揮:藤原いくろう
演奏:パシフィックフィルハーモニアポップス東京

OOOOOVERTURE

灰 to ダイヤモンド
Hey! ビヨンダ

眼鏡の男の子
恋愛奉行

循環(雨ノ森川海)全員ver
きのこたけのこ大戦記

チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番ロ短調作品23 第1楽章より ピアノ:小林萌花

指揮タイム(江口紗耶・高瀬くるみ)

英雄〜笑って!ショパン先輩〜
恋する銀河

涙のカスタネット
虎視タンタ・ターン
ニッポンノD・N・A!

夢さえ描けない夜空には

EN:伸びしろ~Beyond the World~

舞台『NOISES OFF』観劇記録

いつでも『NOISES OFF」』のことを思い出せるように。千穐楽から2ヶ月近くかけながら(ただただ遅筆)少しずつ思い出を辿るように書いた記録兼感想ブログです。

『NOISES OFF』について

概要

「NOISES OFF」は、イギリスの劇作家マイケル・フレインによって1982年に書かれたシチュエーションコメディ。この作品は作者自身が書いた別の喜劇を、彼が舞台袖から見ていた際、前(客席) から観るより、後ろ(舞台裏)から観た方がより面白く感じたことが誕生のきっかけ。
マイケル・ブレイクモアの演出により、ロンドンのリリック劇場で初演。開幕したその夜に大評判となり、短期間でウエストエンドのサヴォイ劇場へ移行、1987年までのロングランとなりました。イブニング・スタンダード・アワード最優秀コメディー賞を獲得。
N.Y.ブロードウェイでも1983年、ブレイクモアの演出によりブルックスアトキンソン劇場にて上演。翌年、トニー賞4部門にノミネート。また2001年のリバイバル版はトニー賞2部門にノミネート、ブルック•アシュトン役のケイティ・フィナーランが演劇部門助演女優賞を受賞する快挙となった作品です。1992年にはピーター・ボグダノヴィッチ監督により映画化(日本未公開、邦題「カーテンコール/ただいま舞台は戦闘状態」で映像あり)。その後もウエストエンド、ブロードウェイはもちろん、世界各地で繰り返し上演され、愛されてきた傑作です。
日本でもたびたび上演されてきた本作。今回演出を手掛けるのは今をときめく森新太郎。戯曲を鋭く緻密に読み解き、執念ともいえる演出で知られる森がこの戯曲をいかに調理するのか、乞うご期待!(公式HPより)

あらすじ

舞台『ナッシング・オン(何事もなし)』本番前夜。深夜にまで及ぶ舞台稽古。役者たちはいまだ段取りも掴めず、舞台監督は連日の徹夜でふらふら。そこに呆れた演出家のダメ出しが飛ぶ。混沌とする舞台上……。はたして無事に初日を迎えることが出来るのか?
1ヵ月後の地方公演。役者同士の喧嘩が勃発。そこへ久しぶりに姿を見せた演出家。だが、彼はなぜだかこそこそとしている。複雑に絡まる恋愛模様が大変な事態を巻き起こしていく。
さらに2ヵ月後。いよいよツアーの千秋楽を迎える。舞台裏から役者同士が喧嘩する声が聞こえる中、アナウンスが流れ……『ナッシング・オン(何事もなし)』の最後の幕があがる……。

キャスト・スタッフ

藤井流星/ロジャー・トランプルメイン役:若手ながらプライドが高い。
羽野晶紀/ミセス・クラケット役:天然で忘れっぽい大ベテラン。
平 祐奈/ヴィッキー役:若くて未熟だからか、空気が読めない。
葛山信吾/フィリップ・ブレント役/シャイフ(アラブの首長)役:暴力と血を異常に恐れている。
紅ゆずる/フレイヴィア・ブレント役:明るく陽気で分別のある女性。
山路和弘/泥棒役:大ベテラン俳優。アルコール依存症
伊礼彼方/演出家:怒りっぽく、高圧的な面も
福本伸一/舞台監督。働きすぎで、どこか抜けている。
小南満佑子/舞台監督助手:感情的で敏感な性格。

演出:森 新太郎
翻訳:小田島恒志

スケジュール

2023.11.4-11.12 森ノ宮ピロティホール(大阪)
2023.11.16-11.29 EX THEATER ROPPONGI(東京)
2023.12.4-12.19 キャナルシティ劇場(福岡)

上演時間:約2時間50分(休憩1回含む)

◆ 観劇日:11/20東京マチソワ、12/4福岡マチソワ

構成(個人的備忘録)

1幕 初日前の舞台稽古(現実に準えて、森ノ宮ピロティホールという設定)

劇的なトランペットのメロディが響くBGMの後、電話ベルの音と共にちょっと安っぽい(すみません)緞帳が上がる。

セットは2階建ての家の居間を模しており、1階は上手からバスルーム、女中部屋、玄関のドア、(間にガラス窓)、書斎のドアと4つのドアが並び、中2階にまたバスルームのドア、2階は下手からリネン室、寝室、屋根裏?への入り口と並ぶ。

福本伸一さんポストより:https://x.com/shinkorochan/status/1733777152485773599?s=20

晶紀さんがお皿に乗ったイワシを持って登場しお芝居が始まるも、客席後方に座る演出家伊礼さんがガナリでダメ出しを入れはじめ、舞台稽古の様子が少しずつわかってくる。稽古は2週間だけで、劇場入りも色々あって(後で舞台監督の福本さんがセットを後前逆に組んでしまったというセリフあり)、場当たりすっ飛ばしていきなりゲネプロ、明日(というか既に今日)初日という日の深夜。どうにか全て通そうする演出家と、一筋縄では行かない役者たち。

声がめちゃくちゃ良いけど皮肉っぽくて偉そうな演出家の伊礼さん。(実際の人となりはそうじゃないってわかってますがあまりにも貫禄がありすぎた。さすが。)

忘れっぽいけど天然なところも可愛い晶紀さん。

「アレやん?!」しか言わないアレな若手俳優、流星。実は晶紀さんと良い感じ。

暇さえあれば化粧を直し髪を梳かし、セリフは棒読みだしコンタクトレンズもすぐ落とすけどずっと可愛い祐奈ちゃん。「エ?なんて?」

一番しっかりしていて押しの強い美人なゆずるさん。(あと色恋沙汰にも敏感で情報通なとこ、好き)「アタシ、場当たりってだ〜〜いすき!」

セリフや芝居が腑に落ちないと進めない人で、暴力的な言動にふれると鼻血を出したり失神しかけたりする葛山さん。

かつては名優の大先輩だった(っぽい)が今ではアルコール依存症でとぼけまくりな山路さん。

セットを後ろ前に組んでしまい48時間寝ていない、押しに弱めな舞台監督の福本さん。「ハイ!」

気弱そうで落ち着きのない舞台監督部助手の小南ちゃん。喋り方と姿勢のクセ強。

役者陣は役の衣裳として決まっていたのか宣伝ビジュアル時と同じだったけど、スタッフ陣がリアルな感じに変わっていた。福本さんはHAIYUZA THATERのTシャツ(大道具は俳優座劇場さん製作なので)で、雪駄も履いてた?助手の小南ちゃんは「何事もなし」のイラストが入った黒いスタッフTシャツという細かさ。好きです。

 

劇中劇『NOTHING ON(何事もなし)』は、免税のため海外で暮らしているフィリップ・ブレント(葛山)と妻フレヴィア(紅)が所有する家が舞台。それぞれの登場人物が、この家には誰もいないものと思ってやってくることから始まるコメディ。この家の家政婦トランブルメイン(羽野)は自分の勤務時間は終わり普段なら帰るが、ロイヤルなんたら(競馬?)をテレビで見るために家に残りイワシの缶詰を料理している。この家の不動産屋のロジャー(藤井)は彼女とイチャつくために自分の家と偽って勝手に上がり込む。その彼女ヴィッキー(平)は税務署勤務でブレント夫妻の脱税を調査中。そして海外に暮らしているはずのその夫妻も結婚記念日に合わせてこっそりと家に帰ってきて、泥棒(山路)まで忍び込む。

誰かがドアの向こうに消えてはまた新たな誰かが出てきて、お互いの存在には気づかないまま、何かがおかしくなっていく。最終的には全員鉢合わせとなった後、フィリップにそっくりなシャイフが突然現れてこの家を買いたいと申し出るも誰も信じず、泥棒が実はヴィッキーの父親だったことが判明し、1幕が終わる。(ドタバタ部分を全て端折った説明ですみません)

会場に貼られていた NOTHING ONのポスター

何より今回の一番の仕掛け(演出?見どころ?)は、俳優役/劇中役の二重構造を、本人役/劇中役にし、本人役の時は伊礼さん以外みな素に近い関西弁で喋ること。(併せて流星さんは劇中役のときは眼鏡をかける)。方言というある種の言語は、こういう風な使い方ができて、こういう風な効果を生むのだというのが本当に面白かった。

そして、プログラムで翻訳の小田島さんがおっしゃっていた、この脚本で多用されているダジャレのような英語の韻の踏み方の日本語表現への言い換え。ラストの「イワシを頭から「ぱく!」と「幕!」も原文だと"Sardin!"(イワシ)と"And curtain!"(幕)。あと面白いな〜と思ったのは、山路さん行方不明騒動の時に福本さんが「(泥棒の衣裳が見つからなくて)衣裳部屋でチビるかと思いました」と言ったのを山路さんが「地ビール?」と聞き間違えるところ、原文だと"Gear"(衣裳)と”Beer”がかかっていたんですね。

流星さんのセリフは原文だと"You know (what I mean) ?" に当たるところが「アレやん」「アレでアレでアレやん?!」になってるんですが、本人のカラーもあるのか原文から感じる鼻につくプライド感よりもなんだかアホっぽい愛おしさが勝っててたいへんにアレでした。(役作りと違う方向の解釈だったら申し訳ないな…)

なぜか地味に好きだったセリフはヴィッキー(祐奈ちゃん)がフレヴィア(ゆずるさん)に対面した時の「債務者(?うろ覚え)の被扶養者たる妻!」です。下着姿かつ棒読みセリフで専門用語を言うのがツボで。

 

そんなこんなでどうにか通し終え、流星くんと晶紀さんが良い感じな一方、伊礼さんが祐奈ちゃんと小南ちゃん両方に手を出していることがわかったところで色んな意味で1幕終了。情報量が多いし、もうすでにこの時点で一生分笑ってる。

休憩中

休憩ラスト5分くらいで緞帳が上がると、セットが180度回転していて裏側に。

それぞれのドアの裏にはどれがどの部屋のドアの設定かわかるよう白ビニテで「キッチン」とか「女中」とか書いてあって。

大概パネル裏に天地とか合番とか上下とか色々書き込むものなんですが普段見えちゃいけないものが全部見えるってなんだかソワソワしますね。材料に「バラさない」とか書いてあるのはガチなやつだったのかな。そして小道具置き場に袖水、鏡などなど。

パネルの各所に黄色いラベルシールが貼られていて、「何事もなし」と書かれていたのが細かくて好きでした。工場でどの現場のセットか分かるように貼るやつ。実際に書くのなら「NOISES OFF」だろうから、あえて貼られてるのかなあ、と勝手に想像した。

あとは表からだとそれぞれの部屋の見込みのパネルか幕かなんかがあるはずだけどそれは色々見えなくなっちゃうのでカットされていた。

……みたいなどうでもいい観察を、休憩の終わりにしていました。

2幕 2か所目の舞台裏(六本木EXシアター)

ツアー2ヶ所目の開演直前。

晶紀さんと流星くんの喧嘩、伊礼さんを巡る祐奈ちゃんと小南ちゃんのキャットファイトが差し込まれ、1幕と同じ『何事もなし』の劇が進行するもいろんなトラブルと事件が舞台裏で起きていく。お客さんが入っている舞台裏というわけで大きな声は出せないためにひたすら表情とジェスチャー。それがさらに面白さを倍増させていく。

個人的には流星くんの冒頭の出番、いろんなドアを開けるくだりのたびに舞台裏の様子(晶紀さんが他の男性陣とくっついてる)を発見してしまい怒るもゆずるさんに打ち返されて表で芝居を続けるシーンが大好きでした。(伝われ)あと「どーんとぱにっく! どーんとぱにっく!」

流星くんもめちゃくちゃ走り回るんだけどおんなじくらいゆずるさんも走り回っていた印象。祐奈ちゃんのきっかけを出し、小道具を手渡し、流星くんを妨害し、早替えを手伝い、酒瓶を隠し、山路さんを探し回り……本当にありがとうございます。

後々伊礼さんもおっしゃってたんけど、流星くんがイワシを晶紀さんの頭に落とすシーンで客席から「あぁ…(そんな…)」みたいな悲鳴に似た声が上がるのがリアクション良すぎて面白かった。そこから流星くんのおかしな方向にギア入っていく感じ、見ていてとても楽しかったです。悪い顔してノリノリになったり、サボテンで攻撃したり、斧振り回したり。

斧といえば、流星くんが斧で葛山さんに襲いかかり晶紀さんゆずるさんがが間に入って取っ組み合うシーンがあるんですが、ある回では勢い余って斧が客席に吹っ飛び、ゆずるさん晶紀さんが華麗に客席におりて回収する一幕もあり。生の舞台ですね。

あと好きだったのは伊礼さんに詰められて「いいえ!……ア、はい!」を連呼する福本さん。

各所で言われていたように台本もややこしい二段構造になっていて、原文は左側が舞台裏、右側が表で進行している舞台の内容が書かれて進んでいく。舞台裏のト書きの多いこと。

なんとか幕まで漕ぎ着け、BGMが流れるなか実際に舞台スタッフの方が出てきて見せ転で装置転換が行われ、3分割くらいになった家のワゴンがぐるりと回って1幕と同じ表に戻っていく。セットが正面に戻ったところで一旦幕がおりて最後に緞帳前に酒瓶が置かれるんだけど、ちゃんとBGMのタイミングに合わせて置かれる細かさが愛おしかった。

3幕 3ヶ所目 大千穐楽の日キャナルシティ劇場)

ようやく3ヶ所目、最後のツアー地で最後の公演。またあの劇的なトランペットのメロディが流れ緞帳が上がろうとするも途中で止まり、戻り、またBGMが流れ、緞帳が途中まで上がり……と繰り返す。また女性陣の中でキャットファイトが起こっているらしい。舞台監督の福本さんが出てきて事態の収集を図っています、と説明する裏で上がる怒号。ちなみに、福本さんがそのまま先ほどの酒瓶を回収するんですが、福岡初日は瓶を置き去りにしてしまい、幕が上がると同時に「忘れてたあ〜〜!!!!」と上手から走り込み回収し下手に走り去って行くという場面がありました。生の舞台ですね。

『何事もなし』の劇が始まるも、晶紀さんがキャットファイトの結果足を負傷し引き摺りながら出てきたり、先に鳴っているはずの電話のベルSEがなかなか鳴らなかったりと、少しずつ段取りが狂っていく。2幕は狂いながらもどうにか最後までやり切ったけれど、3幕はもはやいてはいけない時にいてはいけない人が出てきたり、もうどんどん収集がつかなくなっていく。その中でもゆずるさんはどうにか芝居を続けようといろんなアドリブを突っ込んでいく一方で、祐奈ちゃんはひたすらに棒読みで同じ芝居を続けていく。コンタクトレンズもなくす。もうカオス。

そして終盤、1幕で泥棒の入りのきっかけを確認していたのと、山路さんが失踪した時のために泥棒の衣裳のスペアを用意するという伏線ががここで回収されて、きっかけのセリフが繰り返されどんどん泥棒(福本、伊礼、山路)が出てきてしまうという最後の畳み掛け。3人揃って泥棒のセリフを言うところがこの舞台のシーンの中でも一番好きなんですけど、何回見てもこのオチが来るってわかってるのに初めて観た時以上に笑っていました。あまりにも天才的。

もうどうしようもなくなった結果、またもやゆずるさんのアドリブで泥棒で出てきた伊礼さんはなぜかソーシャルワーカーとなり、皆はこの劇のキーワードだった「ドアとイワシ」「電話と警察」「箱とカバン」を皆連呼しながら走り回り、いろんなものを投げ合ってはちゃめちゃになり。どうにか「幕!」で幕を下ろすも途中で止まってしまって、流星くんが引っ張るとなんと振り落としで幕ごと落ちてきてみんな巻き込まれ、終幕。ここまでくると客席は笑い疲れを越してみんなハイになってる感じでした。

カーテンコールでは曲に合わせて皆さんが踊りながら出てきて、日替わりのちょっとした振付タイムもあり。東京で観た回は流星さんがええじゃないかとズンドコパラダイスの振りをしていたり。ダブルアンコールの後、挨拶があり、その日のハプニングのことや、客席のリアクションのことなどをお話し。

最後は中央の玄関の扉から皆さんハケるのだけど、最後にハケる流星さんに向けてゆずるさんがイタズラしたり、流星さんは素に戻ってピースとかするから客席から悲鳴が上がったり、楽しく愛おしい時間でした。

ハマりすぎて福岡まで行った話

すっかりこの作品のファンになりもう一度観たい気持ちが膨らむも、仕事が詰まりすぎて唯一予定をこじ開けられそうだったのは12月4日。そう、福岡公演初日。西日本のド田舎出身の人間がわざわざ東京で働いて暮らしている理由、行きたい舞台(現場)にすぐ行けるように、なんですが。色々と元も子もない。

そもそも東京公演もFC先行で当たっていたマチネだけ行く予定だったのを、流れてくる感想に「リピートアリかもな〜」と観る前から言っていたら、先に観たFFさんから後押しされ結局ソワレ当日券確保しマチソワ観劇した私。普段の舞台でも2回観るのはよっぽどのことで。

約1週間ウダウダと悩んだあと(と言いつつ多分ほぼ気持ちは固まっていたのを悪あがきしていただけ)、今この瞬間しか観られないものを観るために生きてるんだと開き直り。せっかく行くなら2公演観ようと、4日の朝福岡へ飛びマチソワ観劇後福岡泊。翌朝東京へ戻ったその足で出社するという強行スケジュールを組みました。まだまだ元気なヲタクやってますね。

結果的には合間に太宰府天満宮へ行ったり博多ラーメンを食べたり、これ以上ないくらい充実した1日になりました。過去10数年いろんなヲタクをやっていて一番楽しかった遠征は友達とテニミュを台湾まで観に行ったことだったんですが、なんだかそれに迫るくらいただただ楽しくて幸せな時間でした。これも全て『NOISES OFF』のおかげです。本当にありがとうございました。

伊礼彼方の部屋

伊礼彼方の部屋vol.12~山路和弘×紅ゆずる×伊礼彼方~――アレがアレやからアレになった宴――

2月13日、全公演終了後に生配信。2時間以上あってアーカイブを追いかけて急いで聴いたので抜けてるところもたくさんあると思います。参考までにお願いします……

藤井流星さんについて

伊礼さん>『NOISES OFF』チラシの演者を見てWEST.の誰かが「お前めっちゃ良いメンバーに支えられてんな」って言ってたって流星が教えてくれて、それが嬉しかった。

山路さん>(流星さんの)真面目さに涙が出そうになるくらいやった。走り方とか。「流星は引くほど真面目。熱い。」2幕裏で台詞を表情無しに喋っているときの表情が本当に愛しくて泣きそうになった。酸素ボンベ吸ってる姿がダースベイダーみたい。

ゆずるさん?>セリフを全部入れてきた時はびっくりしたよね。

伊礼さん>稽古場にギリギリで来るので注意しようかと思ったら、早めについて駐車場の車の中でマネージャーさんとセリフ入れる練習をしていた。

色々アドバイスもしたけれど、素直。セリフのやり取りをもっと会話みたいにしてみようと言ったらすぐ反応して変えてくれた。そういうマインドが好き。

ゆずるさん?>伊礼さんと流星くん、師匠と弟子みたいだった。

・稽古や演出のこと
普段の舞台の客層とは違う、流星のファンが多くきてくれている。素直な反応が多かった。客席で伊礼さんをガン見する観客がいた。

ドスを効かせすぎて初日客席が引いた。このままではコメディにできないので、元々地声で「2度とこういうことのないように」と言っていたのをマイクを通したり、他の場面も低音はやめて、ちょっとコメディ寄りの高めの声の出し方に変えた。

森さんは本当にお芝居が好きな人。稽古中も休憩を取らずずっと考えているくらい。ご自身でひととおり全ての役を演じてみてから演出をつける。(個人的衝撃ポイント)

稽古場で1ヶ月稽古した後に大阪で小屋入りして舞台リハが始まったが、稽古場と距離感が変わってポジションをいじり始めた。伊礼さん、勘弁してくれと思った(笑い話テイストで)

この座組はみんな素直だし、森さんは役者からの意見をきちんと受け止めてくれる。

伊礼さん的に最後まで解釈が違うと思っていたところは、コンタクトレンズを受け止めるのか祐奈ちゃんを受け止めるのか。伊礼さんや流星くんは祐奈ちゃんを受け止めると解釈していた。

頭に叩き込むために稽古場で順番に千本ノックをやった。流星くん→祐奈ちゃん→小南ちゃん→晶紀さん(ゆずるさんと山路さん伊礼さんは1回のみ?で終わった)

原作の脚本は言葉遊びが多く、小田島さんがいろいろ苦労されて訳されていたので、山路さんがアドリブで入れている「わしは酒を肴に飲むタイプだけどな」がウケて悔しいと言われた。

伊礼さんはノート(ダメ出し)をもらうことがほぼ無く物足りなさを感じていたところ唯一言われたのが福岡2公演前くらいの時、役者の声を聞きすぎていると葛山さん、福本さんから言われた。嬉しかった。

他にも御三方がこれまでやってこられたお芝居のこととか役柄のこととか、たくさん面白いお話をしてくれてたのですが記憶力の限界でした。もっと真面目にメモ取りながら観ればよかった。休憩になると女性陣が集まってお喋りしてたエピソードとかもあった。晶紀さんは手を繋いできたりするらしい。仲良しすぎ。思い出したら追記するかも。

藤井流星さんのこと・作品のこと

2023年秋クールでドラマ『18歳、新妻、不倫します』が放送されている期間に、この「藤井流星」役を初主演舞台で走り抜いた藤井流星さん。話を聞いてる感じ、『新妻不倫』を短期間で撮り切って途中から合流した感じだったのかな。それにしても本当に驚いたのは流星さん、映像のお仕事もたくさんやってるしWEST.では新喜劇(?)もやってるけど、舞台経験としてはドラマ「正しいロックバンドの作り方」の続編舞台、朗読劇(ハロルドとモード)で、そこからこの約3時間走り回りっぱなしのややこしいコメディが初主演舞台と。

この事務所……(言い換えが一生難しい)のグループを推すようになってから度々びっくりするけど、本人の経験やこれまでの実力よりも数倍大きな役柄をポンと任せたりする。プロから見ればできる可能性があるからキャスティングしてるだけなのかもしれないけど、素人目には大胆なことするなあと思うし、それに対してきっちり応える彼らを本当にすごいなあといつも思います。

推し・贔屓という文化はもちろんどの界隈でもあるし2.5次元なんかも俳優さんによってはすごい熱量の人気で出演舞台の客層にファンが多い時もある。でもこの事務所……に所属している方々が出演する舞台、特に主演舞台の空気感はまた全然違う気がします。主演目当てのお客さんがほとんどという状況。それが悪いと言いたいわけではなく、より一層主演を務めることは大変なプレッシャーだし、周囲の動き方もちょっと変わってきたりするんだろうな、と。(話はちょっとズレるかもだけど、今回だと物語の本筋ではないところの流星さんの動きに笑いが起きる、とかもあった)

いずれにせよ私だって藤井流星さんが主演をやらなければ、これまで日本でも何度も上演されていた『NOISES OFF』というこんな最高に面白い作品に出会えることはなかったんです。どんな舞台だって観客の目的は人それぞれあるけれど、観客が舞台上で起こる出来事にどんどん引き込まれ、劇場が笑いに包まれ、客席と舞台が一体になったと感じられる瞬間がこの作品にはあって、そんな舞台の醍醐味みたいな贅沢な時間を味わえたことが本当にとても幸せでした。

森新太郎さん演出は2022年10月の『ヴィンセント・イン・ブリクストン』が初めましててで、2023年2月の『バンズ・ヴィジット〜迷子の音楽隊』も拝見したところでした。そもそも作品自体の性格もあるだろうけれど、ささやかな感情の機微の尊さを描く一方で、諸行無常というか"Life goes on." 的な淡々とした雰囲気も横たわるのが印象的で。
そんな森さんが演出されるコメディ。ご本人も書かれていたように、『NOISES OFF』には何がなんでも進もうとするエナジーに満ちていた。一方でもはや自分の手には負えない大きな流れの中に巻き込まれている不条理さ。”Show must go on.” だがしかしどうやって進めていけばいいのか。それは時折自分の人生と重なるようで。

いつだって今この瞬間しかない関係性だけれど、だからこそ、面白くて尊い。舞台と客席、一から関係性が積み重なって、少しずつ空気が溶け合って、人生が交わっていく。舞台の面白さってこういうところだよなあ、と改めて思わせてくれた作品でした。

そして、エンタメが溢れかえり次から次へと消費していってしまう現代で、一つの作品をこれほど愛せることもまた贅沢で幸せな時間だった。狭く深くのオタクなので原文の脚本も買い求め、読み込むのもとても楽しくて、良き思い出となりました。

一応、私が原文として当たったバージョンのリンクを貼っておきます。3-4日で発送とか言ってるけど2週間近くかかった。>>Noises Off (Modern Classics)-Amazon

プレイリスト

印象的な曲たちのメモ。聴くだけで舞台の風景が浮かんできて懐かしい気持ちになれるので、ノイオフロスに効きます。全て1950年代〜のジャズ・トランペット奏者 Al Hirtの曲。

How Deep Is the Ocean:幕開きのトランペットのメロディが印象的な曲

How Deep Is the Ocean

How Deep Is the Ocean

Tansy :幕を降ろす時の曲

Tansy

Tansy

  • アル・ハート
  • ジャズ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

・ Fancy Pants:カーテンコールで踊りながら出てくる曲

Fancy Pants

Fancy Pants

  • アル・ハート
  • ジャズ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

★番外編:WESTube 楽屋ルーティー

今でもたまにみては癒されています。