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世界一の超幸せ者|WEST. 10th Anniversary LIVE TOUR AWARD セトリと感想(4/13新潟)

WEST.の沼に落ちて2年半のアラサーオタクから観たAWARDのこと。喋り言葉や発言は全部ニュアンスです。

 

 

とりあえず

まず!めちゃくちゃ!楽しかった!!!!!

昨年のPOWERのセトリや構成についての話で、次の年は10周年で前回のMixed Juiceのようなライブになる予想がしたから毛色を変えたかった、と語っていた藤井さん。

確かにオープニングからの華やかさと雰囲気はミクジュの系統ではあるものの、そこにこの1年、ドラマや映画の主題歌としてリリースされた曲たちが散りばめられたことで、さらに別方向へ攻めたような印象だった。様々な表現力が求められるダンスナンバー、内面から滲み出るように聴かせるバラードソング。振り返ってみればどの映像作品も今のメンバーだからこそ演じられるような役柄に、主題歌もその世界観に呼応して作り込まれたもので。もしかしたら作品よりもプロデュースが先だったものもあるかもしれないけれど、この1年のWEST.の方向性を形づくったな、と改めてパフォーマンスを観ながら感じたのだった。

10年間の思い出が詰まった曲たち、ここ数年でWEST.の代名詞となったロックなパフォーマンス、これまでの軌跡をぎゅっとまとめながら、ダンス、歌、音楽、コント、なんでもありで、でもどれも中途半端にしない。ここからさらに攻めていく、WEST.というグループの可能性と強い覚悟、アイドルへの矜持を見せてくれるようなライブでした。

 

ステージや演出のこと、レポなど

※ネタバレしかありません。

AWARDツアー自体は大阪で明けて2週間空いての2箇所目。

朱鷺メッセはその名の通りいわゆる展示場空間にステージが組まれ後方に仮設スタンドが作られるため、両脇にスタンドがないというアリーナツアーの中では特殊な構造。昨年のPOWERの際、奥の方まで真っ直ぐに広がってるのが「フェスの会場っぽい」とメンバーは評していた。

真っ赤なベロア風の幕がステージ前面にかかり上部にはサインランプ風なAWARDの文字、その両サイドには青とオレンジのネオンとボールライトを模したLEDが飾られAWARDの世界観のイメージそのままなセットの趣。10周年という特別なショウの雰囲気が漂う。

開場中はDJ神山のラジオWESTubeが定期的に流れていた。会場ごとに映像違うのかな? 新潟にちなんで「米食ってる〜〜?!?!?」を連呼するDJ神山さん。「新潟といえば日本酒よね」濵田「日本酒呑むよね」にすかさず食いつくDJ「濵ちゃんお酒呑むんだ?!??」濵田「新潟に来たら日本酒は呑みますね(DJにやや押されながら)」流星さん「新潟がそうさせるんやな〜〜」

お悩み相談「WEST.が格好良すぎてライブ中見れません、どうしたらいいですか?」小瀧「もうちょっとイジってきてるやん?!??」DJのお答え「まあ!!!頑張れ★☆★」メンバー「適当〜〜〜!!!」

 

オープニングはその幕にメンバーカラーのレーザーが当たり、それぞれの名前とヤツのイラストが浮かび上がる。可愛い。盛り上がるBGM(これなんの曲だった?AWARDだった気もするしオリジナルだった気もする)と共に絞り緞帳の形で幕が上がると上空に逆光で7人のシルエットが浮かび上がる。「俺たちがーー!!!」「WEST.でーーす!!」もうこの時点で圧倒的なオーラに気圧され、そして初めて聞く、改名後の生での「WEST.」という名乗りにグッとくる。もう当たり前に受け止めてたつもりだったけど、声を聞いて改めて、込められた想いを感じとれた気がした。

ええじゃないかのポーズスタンバイのメンバーから重岡さんがモニターでアップになって、人差し指を口に当てて静かにのジェスチャーをするも全然おさまらない観客。くしゃっと笑った後になんと投げチューをかます重岡さん。戸惑う観客に間髪入れず「せーの!」「ええじゃないかー!」

ちょうど前日にTHE FIRST TAKEが上がって改めて感じたWEST.の百戦錬磨の盛り上げ力、パフォーマンスのパワー。ライブでも1曲目から全開だった。

ステージは昇降する上段に、両脇に授賞式会場を模したような螺旋階段風な赤カーペットの敷かれた階段が繋がっていた。ライブ会場っぽいトラスの無骨な躯体も残しつつ、随所にキラキラが仕込まれているセット。

衣裳も授賞式に臨む正装っぽさとアイドルらしさが融合した赤衣裳でとっても良かった。WESTがまず赤衣裳のイメージがあるけど、エイト兄さんといい、関ジュといい、Aぇの赤ベロアシャンデリア衣裳といい、関西のグループの背負う赤色って熱さと矜持が詰まってるようで特別で大好き。

淳太くんは安定と信頼の片掛けマント。ターンやステップの切り返しのたびに舞うのが優雅で高貴すぎる王子様だった。照史くんはちょっと長めの前髪でパーマに髭を生やして、ショート丈のナポレオンジャケットが抜群に似合っていて、王者の風格を醸し出していた。神ちゃんはショート丈のジャケットにサルエル寄りな太めのテーパードパンツというスタイリングに短髪、全てのバランス感が完璧。濵ちゃんはクラシカルかつ色気もあるダブルのロングコート、流星さんは半分赤で半分黒のロングコートがドッキングしてて回るたびに広がるのが格好良かったなあ。なのに小瀧さんが全然思い出せない。なんで? 一番見てたはずでは?

そこからAWARDへ。イントロで一列に並んでのお辞儀が優雅で格好良くて、特別な時間が始まる期待感を演出してくれた。淳太くんじゃないけど、舞浜駅からディズニーランドに行くまでの道すがらBGMが流れてワクワクする、あの感じ。サビではセンステでみんなで一緒に踊れる楽しさと、底抜けの多幸感と。重岡さん、”世界一の超幸せ者”を本当に心から世界一の幸せ者みたいに歌ってくれるからなんかグッときてしまう。いやいやこちらが世界一の超幸せ者なんですが。

そんなハッピー全開お祝いムードからToxic Loveで急に色気全開になるから困った。ムービングステージに乗ってセンステからバクステへ。スタンドから近すぎるし腰振りタイムでノックアウトされてあんまり記憶がありません。落ちサビの桐山さんがあまりにも罪深すぎました。

そこからのWe are WEST!!!!!!! でもう、情緒ジェットコースター。アルバムに収録された改名アレンジバージョン、「LOVE, PEACE, WEST」って最高の並びだな。世界平和。個人的には去年は全然この掛け声上手く言えなくて悔しかったので大声で叫べてとっても嬉しかった。バクステから外周を回ってセンステ→メンステと戻る。ここまでで会場中を回ってのご挨拶&盛り上げオープニングタイム。すでにこちらは息切れ気味。

映像はこれまでのライブのロゴやモチーフが並ぶ街並みから、AWARDの世界観にちなんでそれぞれの場所から授賞式へ向かうWEST.メンバーの紹介。全員は思い出せないんですけど、SPに四方囲まれて向かう中間淳太様と、ご馳走をずっと食べてる重岡さんの画だけなぜか強烈に印象に残っています。あ、照史くんはカジノのディーラーだったかな?

繋ぎがたいへんに曖昧ですがキラキラ白衣裳のWEST.がメンステに並んでBeautiful。モニター大映しの藤井流星さん……思わず息を呑むのは観客のほう……本当にドラマも大好きだったしこの曲も好きすぎてMVもDance shotも何回も何回も観てたから、生で観られてもうこの世に思い残すことはありません。Beautifulに限らずこの後もダンスナンバーはメインステージでモニターの映像表現や照明効果をがっつり効かせて振付と世界観の演出に力を入れていたのが印象的だった。映像でさらなる相乗効果が生まれる白衣裳×Beautiful、天才的。圧倒的感謝。

セラヴィ。これも本当にずっと生で見たかった曲。メンステで横並びの7人に順にスポットが当たる演出。Toxic Loveがアイドル的色気の表現だとしたら、セラヴィは大人の、今のWEST.だからこそ醸し出せる人間としての色気だな、と思う。神ちゃんの振り付けもダンスも大好きだなあ。バンド生演奏だったはず。とても贅沢な時間だった。

サムシング・ニューはなんだか聴けば聴くほど曲のこともWEST.のことももっと大好きになる。サマソニの映像が大好きなんだけど、ウエディングをテーマにしたアイドルらしいラブソングでありつつも熱さも兼ね備えた、WEST.にしか歌えない眩しい愛の歌だなと思う。サマソニみたいに熱く盛り上げることもできるし、こうやってAWARDでキラキラの白衣裳で歌ってくれもする。トロッコから花道を歩きながら近くで歌ってくれたのもまた良かった。”愛も闇も仕事も君も全部この背中で戦ってみせるよ” のフレーズが甘くて心強くで大好き。あいみょんさん本当にありがとうございます。

そのままそれぞれが花道に散りリフターに乗って、何万回だって「君が好き」。WEST.的最強ラブソングに選ばれた曲を、まっすぐに目の前のファンに向かって歌ってくれる演出。スタンド(バクステ)側は流星さんで、しみじみと美しい横顔を見つめながら甘く低く響く歌声を聴いていました。濵田さんの歌声に切なさと優しさが詰まっていて胸が締め付けられた。

そんなしっとりした空気から中間ん家物語の映像が流れて察する次のセクション。淳子ママのナレーションと共にこれまでの映像や写真での振り返りタイムの後、ママとのんちゃん登場。

中間家がWEST.のAWARDに招待されたという設定で、淳子ママ「(客席に向かって)座ってていいのよ〜これから茶番始めるからね〜」のんちゃん「空気中に含まれる窒素の量、〜〜〜、微かな香り(?)、ここから導きだされる答えは、この会場には女性が多い!」淳子「気持ち悪い!頭良いを通り越して気持ち悪いわよそれ!」

のんちゃんが発明したコタエタクナールライトで「新潟にはないお米は?」淳子「くろびかり」ちょっとウケるのんちゃん。淳子「新潟にはない日本酒は?」のんちゃん「さけびかり」淳子「ちょっとくろびかりに引っ張られてない?」

だいき→たかひろ「ヘリコプターのモノマネがしたくなーる」(のんちゃん小さい声で「コタエタクナールやねんけど」)たかひろ、渾身のヘリコプターのモノマネ→だいき「なあ次誰やる〜?」で観客に向かって行ってママに止められる。

りゅうりゅうこと藤井巡査(階級そのままだったか不明)と智子登場の時、智子がもうあまりにも可愛すぎて、地声のトーンで「可愛い……」って思わず呟いてた。ゆるウェーブでロングのハーフアップにティアラ、パフスリーブ(?)のふわふわ真っ白Aライン膝丈ドレスが似合う……すごい……その後にヒーリーズで行き交うくだりで息できなくなるくらい爆笑させられるなど。これが緩急(違う)。藤井「別嬪さん、別嬪さん、一つも飛ばさず別嬪さん」←好きすぎるセリフ。ずっと智子のパーツを褒め続けるりゅうりゅうも、喧嘩してセンステでずっとポージングしてるけど時々ボケまくる5人に笑い堪えられてない智子も愛おしすぎてベストカップル賞あげたい。

朱鷺メッセはメンステとセンステの間の花道が他より長いらしく、照史おじいちゃんが移動に時間がかかりすぎて「設定ミスったな?!」「しんどい!」と途中で普通に走って移動してた。「それでええんや?!」ってのんちゃんあたりがツッコんでた気がする。全体的にボケ続けるおじいちゃんがツボすぎる。

コタエタクナールライトのパワーチャージでだいきの「新潟ガタガタ歯ガタガタさぶ〜!」という長すぎるお題に対しメンバーが口々に「無理無理!」「長すぎやろ!!」「揃わん!!」とツッコみ、案の定ぐだぐだになり、だいき「これじゃ、なかったみたい……」(かわいい)「じゃあ、米ーーー!!!!!」で、会場中に響き渡る「米ーーーー!!!」の大合唱タイムがあった。米のコールアンドレスポンス、シュールすぎる。

その後の映像は1stライブから中間ん家のメンバーのナレーションでエピソードを交えて振り返っていく。のんちゃんに直前まで袖水隠されてた濵田さん、ぎっくり腰になった濵田さんなど。

センステに登場し疲れちゃうや。衣裳はライトブルーのデニム地でセットアップ。これも良かったなあ。曲のトーンに合わせ暗めに絞った会場の中で寒色で照らされ、どこか気怠げで諦めたような表情や切なさを滲ませながら踊る、WEST.の色気。曲のお洒落さも相まって大好きな演出だった。この曲をこういう魅せ方ができるんだなあ、すごいなあ。後奏でセンステからメンステに歩いていく時、誰かが「疲れちゃうや」って歌いながら振り返ってたような記憶がある。神山さんも「yeah」って言いながら振り返ってた気がする。あれは痺れた。

絶体絶命。7人が乗ってるメンステ上段のステージが(開帳場的な感じで)客席に向かって斜めに下がってフォーメーションとシルエットで勝負していく感じ、めちゃくちゃ格好良かった。映像とレーザーバチバチで曲の雰囲気ともマッチしてたし、一緒に行った友達が毎年複数のフェス行くような子なんですが「フェスでやったら絶対盛り上がりそう」と言っていたので間違いなく盛り上がると思います。これも生バンドだった?気のせい?

うって変わって週間うまく行く曜日!相変わらずジェットコースターすぎて置いていかれないように必死。トロッコに乗ったり外周回ったり、バクステまで来てムービングステージでセンステまで戻ってたかな。ちょうどムビステ乗ってたのが振り付け真似タイムで、変な動きしながらバックステージ側の私たちからちょっとずつ遠ざかってゆくWEST.さんがちょっとツボだった。

MCタイム。

濵田さん「暑い〜?!」客席「暑い〜!」濵田「今これでいちばん下げてる温度!」メンバー「じゃあなんで聞いてん?!」濵田「俺らに合わせて下げて寒かったらあげてもらおうかと思って」←優しさの塊すぎる

ええじゃないかのFIRST TAKEの話。「見てくれました?」「嬉しかったな〜」「出たすぎてパロディやったもんな」「濵ちゃんがサンバ着たやつ」。

前日のMステの話。桐山「岸くんに趣味何って聞いたら、”本当に面白くないんですけど、サウナです”って言われて、俺今から生放送でそれ話すのに?!ってなった」重岡「岸ホンマおもろいんよな〜特技足攣るって言って自分で攣るやつあるやん?そしたら今度は”気功覚えたんで、足攣ったのすぐ止められるんです!”ってやって見せてくれて……」(岸くんのモノマネ)「わからんやん?」

誰かが失礼だったという話から、桐山「重岡も大概失礼よ。”井ノ原くん見たらなんか安心するわ〜”って言ってた」重岡「Mステでスマホで投票する時間あって、隣のトニセンさん見たら3人ともめちゃくちゃスマホ遠ざけてた」誰か「自撮り棒ぐらい離してたな」

YouTubeコミュニティの投票企画「サシ飲みするなら誰?」から、「誰とサシ飲みしたい?」桐山「重岡とサシ飲みなんか罰ゲームやろ」「流星はサシ飲みしたいのパッと思いつくの誰?」流星「パッと?誰やろ」重岡「ポッでもいいで」流星「パッとポッとじゃ変わってくるな〜」「変わるんや」「ポッやったら?」流星「ポッやったら、しげかな」

重岡「この前濵ちゃんとサシ飲みした」「藤原丈一郎の誕生日で、前にその日予定無いって聞いてて、でも俺は仕事あってどうしようかなと思ってたけど、当日やっぱり丈が可哀想だから濵ちゃん誘って、飯行こって連絡したら丈が仕事の予定入っちゃって、濵ちゃんと2人になった」濵田「2人で丈おらんのに誕生日祝った」桐山?「ファンみたいなことしとるやん」

バンドセッティングしながら。下手から神ちゃんギター、重岡さんキーボード、流星さんタンバリン(後にサックス)、照史くんカホン、小瀧さんシェイカー、淳太くんグロッケン(後にサックス)、濵ちゃんギター。

誰か「そういえば(淳太くんと神ちゃん)キャンプ行ってないやん」「そんな話もありましたね」神山か中間「行ったら絶対見てや?」小瀧「ぜっっったい見ん!」「なんでやねん!見てや!!」「見ん!」(小瀧さんが見ない!っていう度に右隣の淳太くんがグロッケンのバチで小突いてたのが可愛かった。)濵田?「そんなこと言うてこいつWESTube誰よりも見てる!」「メンバーが出てるバラエティもぜーんぶ見てる!」「テレビっ子やからな〜」とバラされ爆笑しながら小瀧さん「ま!しゃーなしな!」

濵田?「見てもわからないかもしれないんですけど、これからアコースティックやります」中間?「見たらわかるやろ」みたいなやり取りをしながら、あじわいへ。

忙しない日常の中でふと聴くと沁みわたりすぎる曲。アコースティックバージョンになるとより深みが増してちょっと泣きそうだった。WEST.の歌って一言一言をそれこそあじわうように伝えてくれるな、と一人ずつ歌い継ぐ落ちサビを聴きながら思った。最後の歌詞を一言ずつ一音ずつ、大切そうに歌う濵田さんと、それを見守る6人の図。あたたかくでやさしい時間。

しんみりしてたら、サックスをセッティングする淳太くん流星さんに挟まれながら小瀧さんにカメラが寄り、ドヤ顔する小瀧さん。きました、漫談タイムです。

「俺ら今日新潟に移動してきたんだけどさ、午前中に。東京駅にも新潟駅にもWEST.のファンっぽい子たちがもういてさ。思ったのよ……早くなァい? 俺ら着いたの11:30とかで。まだチェックインできないのよ、ホテル。何すんの? 今日18時からで、その間、何してたんだいっ?!」「俺らに会うまでの6時間くらい、何してたんだいっ!?」メンバー「聞き取られへんやろ?!」観客、口々に答える。「カラオケは聞き取れた」「0次会してる!? 喉あっためてるやん?!」「ローソンもおった」「ローソンのイートインコーナー使いすぎやろ?!高校生みたいなことしとるやん!? リプトンのミルクティー飲んでさ」とひとくだりあり、「次はそんな曲、やります」

で、しらんけどアコースティックアレンジ、膝から崩れ落ちそうになった。しっとりしててお洒落でサックスまで入ってるのに歌詞があいかわらずだし観客は「知らんのかーい!」のレスポンスするし、あまりにもシュール。そんな格好良い顔で「知らんけど」と言われましても……淳太くんがサックスを数音吹いては「知らんのかーい!」とツッコむ肺活量シャトルランタイム、面白すぎる。なのに音楽が良すぎる。7人が格好良すぎる。いろんなものの無駄遣い。YouTubeとかに上がってバズってほしい。

観客の腹筋と情緒が限界になったところで、映像。先ほどの授賞式の場面から、神ちゃんがWtroubleを思い起こすスプレーで監視カメラを塗りつぶし、淳太くんがPCでシステムをダウンさせ、その隙にトロフィーを奪い取り繋いでいくメンバー。

全員黒のフードをかぶって歩く映像に繋がるようにセンステに登場し、REWARD。AWARD part2と言う通り、後半戦の火蓋を切る勢いの1曲。小瀧さんの”食らいつくように進め 思い上がんなや”の歌詞と歌い方が大好き。ダンスナンバーの時の照史くんの歌の安心感よ。あと、濵ちゃん小瀧さんの”これからも一緒に夢のまた夢叶えにゆこう”のハモがビリビリきた。

マントを脱いだら黒かネイビーくらいの暗めのセットアップに赤〜ピンクのシャツの衣裳。そこから青春ウォーーー!!でまたムービングステージでバクステへ。小瀧さん「この曲知ってる〜〜?!」と楽しそうに問いかけ。

そこからのズンドコパラダイス、Big Shot!!、人生は素晴らしいはメドレーっぽくいろんなところを回ってたかな。アカンLOVEでのリフター、スタンド(バクステ)側は照史くん。アカンLOVEの照史くん、ちょっとチャラくて恋じゃん? 「新潟ガタガタ歯ガタガタ〜」の流れを引きずってるメンバーたち(クワガタガタガタ〜みたいな派生をみんな言う)、最後に濵ちゃんが「新潟ガタガタ〜」ってやったところで小瀧さんに「なで肩!なで肩!」ってオチを先に言われて濵ちゃん「なで肩…ガタガタ…(さらに肩落としてしょんぼり)」。曲終わり怒る濵ちゃんに向かってずっと投げちゅーする小瀧さんと言う良きはまこたタイムありました。

バリハピ、ジパング・おおきに大作戦はまた外周回ったりしてた・・・?ちょっとこの辺りの記憶が激薄です。バリハピ、あんなポップで民謡っぽいメロディを使いながら歌詞は人間の分かり合えなさを描き世界平和願ってるの、最高にスケールデカくて好き。そこからの浪速一等賞!はセンステで踊ってた、かな?最後はメンステまで行って、三方礼のような振付が冒頭のAWARDと重なる。ここまでの青春〜浪速一等賞!までのブロック、WEST.の陽パワーが詰まってて最高だったと同時に、私自身は曲としては聴いてても初めて生で見るものも多く。たぶん昔からずっと見てきた人たちにとっては懐かしく嬉しい選曲なんだろうなあ、と勝手に思ってました。会場の反応もなんだかそんな感じだった気がする。

自分で書いてて信じられなくなってるんだけどこの後にFICTIONがあった。怖い。さっきまでナンバーワンワンワン!とかやってたのに緩急の付け方がエグい。メンステで映像がマッピングのような演出効果を生み出し、ダンスナンバーとして攻めていく姿勢を最後まで貫いていた。この曲の流星さんのダンス、強さと重さもあるのに美しくて華やかで大好き。そしてこの終盤戦になっても照史くんの歌の刻み方と安定感が半端なかった。

バンドチームが出てきてセッションしつつ一人一人のソロタイムの後、ロックモードのWEST.登場。小瀧さん、キャップ後ろ被りにカラーサングラス、良い〜!流星さんは赤いタンクトップにベージュのジャガード織みたいなジャケットを肩掛けして出てきて、落ちないん?と思ってたら気づいたら手に持っていました。

証拠。やっぱり一つギアが上がる曲。WEST.に会うまでのこの1年間も、数え切れないくらいこの曲に救われて、励まされてきた。後奏で観客を煽るタイミングで重岡さん、明らかに別のスイッチが入った感じがした。そのまま花道に立って、「俺たち今日ここで一皮・・・剥けます!!」と叫ぶ。

超きっと大丈夫。「えい、えい、えいえいおー」と連呼する客席に、「古き良き応援、いいよな」みたいなこと言う重岡さん。WEST.から観客へ、観客からWEST.へ、みんなからみんなへの応援が響く空間。そこに切り込む、照史くんの「お待たせ」の力強さ、やさしさ、安心感。ちょっとすでにここで泣きそうで。重岡さんはそのギア全開のまま淳太くんをセンステまで引っ張っていくし、淳太くんはそれにニコニコ着いていくし、淳太くんの歌い終わりにふたりでハイタッチするし。

おまたせしました 
ジャジャーン登場さ応援団!
言える 言える 君は頑張ってる
押してもダメならば引いてみようか
そんな事言わない 超一緒に押してやる
超きっと大丈夫 超一緒に生きてやる さぁ行け

順番に歌い継いでいくこの歌詞が本当に全部が心強くて、頼もしくて。WEST.の歌と歌声に励まされて走ってきた日々すらも丸ごと受け止めてくれるような、懐の深さ、大きさ。 ここでもう号泣してたんだけど、その後に「俺たちの心の漫才師!頼んだ!」で小瀧さんにその後の「思いっきり」の歌詞を任せる重岡さんと、急なフリに完全にパニックになり口パクで歌詞を確認する小瀧さん。結果、冒頭の照史くんの「お待たせ」と混ざって大失敗し床に崩れ落ちて大の字になる小瀧さんと、周りに集まって爆笑するメンバー。 どうにか立ち上がった後もちょっと情けない顔を真っ赤にした小瀧さんに向かって、”美しい 美しい 君は何より美しい”と歌う重岡さん。その光景が美しくて愛おしくて、笑いながら泣いていた。

ムーンライト。アガりすぎて全然記憶ないな〜〜本当にただただ楽しかった。重岡さんが「ちらほら見えてるメンズ〜!女の子引っ張っていかなきゃどうすんだ!跳べ〜!」みたいな煽りしながら外周を飛ぶように駆けていくのが熱くて最高だった。

アンジョーヤリーナ。モニターにこれまでのドキュメンタリーで収録してきた一人ひとりの映像や、過去のライブの映像が流れる演出。必死にリハしてる姿や苦労してるシーンが流れながら、”後ろ向きが得意なわけじゃない ただ前に何も見えないだけなんだ”"日常はそんなにド派手じゃない”と歌われるとなんだか色んな想いが駆け巡ってしまった。バンドタイムのWEST.は彼らの生き様が直接ぶつかってくる熱さがある。 ”愛せ君の人生” と真っ直ぐな肯定を受け取って、本編終了。

アンコール。

相変わらずテンションガン上がりなWEST.。重岡さんは外周を走り回り、スタンドに飛び込む勢いで盛り上げる。朱鷺メッセはスタンドトロッコが出て来ない代わりに後方スタンドにお立ち台が出現するのですが、今回は1曲目のRainbow Dreamで反対の通路に照史くん、小瀧さん、2曲目Time goes byで一番近くに流星さんが来てくれて。2曲目の時間結構長い間ずっといて、しっかり目を見て微笑まれて記憶を失くしてます。一人一人しっかり見てくれようとする優しさに本当に感動したな。

僕らの理由。至近距離藤井流星さんの衝撃から抜けきれておらず半ば放心状態のままこの曲の熱に押し流される。

小瀧さんが”あなたが何度も あなたを嫌っても 僕はあなたのことを嫌いになれないよ”の後に”好きだよ〜”とセルフ合いの手を入れた結果みんな”好きだよ〜”を入れていく流れになる。淳太くん”きっとあなたの魅力の一つに 好きだよ〜” /神ちゃん"あなたの好きだよ〜あなたゆえの好きだよ〜僕はあなたの魅力の一つに好きだよ〜”とか。そういうとき濵ちゃんがハモの時が多くて、好きだよ〜に寄せることもできず元の歌詞をハモり続けるのが愛おしかった。重岡さんの落ちサビ ”一回くらい挫折をしたってさ 一生が……好きだよ” で会場も最高潮に。

挨拶。

重岡さんの「1番の好きを伝えたい!!」という勢いに乗って7人から、「好きだよー!!!」の言葉。「マジ珍しい!俺ら普段甘い言葉って言われてあんこっていうグループやから」と、小瀧さん。もう1回言おう、で2回目の「好きだよー!!!」を受けた後みんなからも聞きたくない?」と言われ、めいっぱいに「好きだよー!!」と叫び返す。愛の言葉が反響する会場。照史くん「穴開くかと思った」メンバー「鳥肌たった」「すごいな〜」。愛おしくて幸せな宝物が、また一つ増えた瞬間だった。

去り際に神ちゃんが「今んとこ今日がいちばん!!!」と言う熱い言葉を残してくれたりもして。

去年もPOWERの感想を書き連ねながら同じことを言っていた気がするけれど、WEST.と一緒に生きていく人生、WEST.が一緒に生きてくれる人生は本当に幸せで無敵な気持ちです。

またここで笑って会えるように、私は私の現実を、人生をしっかり歩いていこう。WEST.に出会えた私は世界一の超幸せ者です。いつもありがとう。

セットリスト

WEST. 10th Anniversary LIVE TOUR AWARD

4/13 18:00 朱鷺メッセ(新潟)

 

ええじゃないか

AWARD

Toxic Love

We are WEST!!!!!!! (10th Anniversary Version)

(映像)

Beautiful

セラヴィ

サムシング・ニュー

何万回だって「君が好き」

<中間ん家物語>

疲れちゃうや

絶体絶命

週刊うまくいく曜日

<MC>

あじわい

<漫談>

しらんけど

(映像)

REWARD

青春ウォーーー!!

ズンドコパラダイス

Big Shot!!

人生は素晴らしい

アカンLOVE〜純情愛やで〜

バリ ハピ

ジパング・おおきに大作戦

浪速一等賞!

FICTION

証拠

超きっと大丈夫

ムーンライト

アンジョーヤリーナ

<EN>

Rainbow Dream

Time goes by

僕らの理由

 

朱鷺メッセ前の川沿いは桜が満開でした

 

去年の思い出