rit.

好きなことを好きなだけ、ゆっくりと穏やかに。

20210909 カオスの百年

 

配信にて。

ライブができるようになってもなかなか予定が合わないもので、こうして配信で観られるのはありがたいがセトリがアツすぎて部屋で座って見るのが逆に拷問だった。

去年の9mmの日は無観客配信だったものが、今年は有観客で。

オープニングアクトのfolcaも1年越しの出演。

 

1. Blazing Souls
2. Wildpitch
3. 光の雨が降る夜に
4. Scenes

folcaもカバーしてくれた「光の雨が降る夜に」この曲をどちらのバンドも披露してくれたのがなんだか嬉しかったなあ。

Scenesでの「また会えたなあ!!」という卓郎くんの言葉。

 

9曲目縛り
5. Endless Game(Moment 9曲目)
6. DEEP BLUE(DEEP BLUE 9曲目)
7. ダークホース(Waltz on Life Line 9曲目)
8. キャンドルの灯を(Revolutionally 9曲目)

9. サクリファイス(9枚目シングル)
10. Starlight(Dawing 9曲目)
11. 悪いクスリ(VAMPIRE 9曲目)
12. Butterfly Effect(Termination 9曲目)
13. ホワイトアウト(BABEL 9曲目)

 

サポートはおなじみHEREの武田将幸さん。

和彦くんがベースを持ち替え、イントロはトリプルリードギターでの「キャンドルの灯を」が渋すぎて震えた。

「ダークホース」はこんな真っ直ぐな歌詞を9mmが歌うんだなあといつも思う。

まっすぐにまっしぐらに突き進んで

一歩ずつ一瞬ずつ刻みつけて

過ぎ去らない嵐を起こせよ

したたかに確かに生き残れ

まあタイトルが「ダークホース」なとこが9mmらしいんですが。

王道ヒーローじゃないという。(「名も無きヒーロー」もしかり)

でもだからこそ、なんかちょっと負けてんなくさってんなって時に聴くと己を奮い立たせてくれる。

 

「悪いクスリ」の気怠げな雰囲気が好き。

サクリファイス」「ホワイトアウト」で改めて、菅原卓郎と滝善充の声の相性の良さと美しさを噛み締める。

 

夏フェスセトリメドレー

14. 太陽が欲しいだけ
15. ハートに火をつけて
16. Answer And Answer
17. Discommunication
18. 新しい光
19. The World
20. 黒い森の旅人
21. 名もなきヒーロー
22. Living Dying Message

 

開催されたもの。中止になったもの。この夏も様々な声が、想いが溢れた。

”残念ながら今年も、夏フェスは我々のところにはやって来ませんで……というか、世界中、なかなかやってきませんで……で、いつになったらあれができるんだ、これができるんだと俺も思う時があるんですけど、そう思い悩んでもしょうがないなって。その繰り返しですよ。みんなもそうじゃないですか、きっと。”

そう声をかけながら、9mmの夏フェスセトリを用意してきた、彼らの思慮深さと愛、心意気。

 

「新しい光」はいつまでも眩しく痺れる。

自分の中のロックスターとしての9mmを象徴するような曲。

ラストの「Living Dying Message」。

9mmとの出会いはラジオでが流れたことがきっかけだった。

この時代のなかで

"あなたは二度と孤独にならない"

という歌詞はまた違った響きを含んで聴こえた。

 

23. 泡沫
24. 白夜の日々
25. Scream For The Future
26. Mantra
27. 生命のワルツ

コロナ禍後の曲たちと、Scream for The Future→Mantra→生命のワルツの流れは、

今この時代での音楽への想いを、彼らの魂を感じさせるものだった。

いつかのどこかじゃなくて

聞いてくれここで命の声を

配信アーカイブはここまで。

アンコールは新曲と爆速Punishmentだったとのこと(聴きたかった)。

 

9mm Parabellum Bulletがこうしてずっとわたしの前に立ち続けてくれていること。

詩的な思慮深い言葉と、素晴らしい音楽を届けてくれること。

改めてその貴重さを噛み締めた9mmの日でした。