rit.

好きなことを好きなだけ、ゆっくりと穏やかに。

2022年現場まとめ

2022年現場まとめ

1/2 THE BEGINNING 〜狼煙〜 大阪城ホール
1/10 日向ハル生誕祭2022 東京キネマ倶楽部
1/31 THE BEGINNING 〜笑劇〜 東京グローブ座

2/23The View of Upstairs 日本青年館
2/26 THE ROCKY HORROR SHOW PARCO劇場

3/19 正門良規 Solo Live SHOW 松竹座
3/26 ミュージカル「手紙」ブリリアホール

4/3 フィロソフィーのダンスリリースイベント タワーレコード新宿
4/17 Spring CITY CIRCUIT つばきファクトリー CONCERT TOUR 〜PARADE〜
   Juice=Juice CONCERT TOUR ~terzo~ ハーモニーホール座間
4/23 MARY POPPINS シアターオーブ
4/25 BEYOOOOOND1St CONCERT TOUR ~どんと来い! BE HAPPY!~ 日本武道館

5/3 EDGES2022 有楽町よみうりホール
5/5 EDGES2022 有楽町よみうりホール
5/8 SEVENTEEN Fan Meeting HANABI さいたまスーパーアリーナ
5/30 Juice=Juice ~terzo~ 稲場愛香卒業スペシャ日本武道館

6/12 フィロソフィーのダンス Love 4 You TOUR 2022 埼玉HEAVENS ROCK
6/19 THE BOY FROM OZ シアターオーブ
6/27 THE BOY FROM OZ シアターオーブ

7/9 Summer CITY CIRCUIT Juice=Juice 中野サンプラザ
7/17 関ジャニ∞ 18祭 日産スタジアム
(7/31 Summer Paradise Aぇ! group TDC HALL)

8/23 Catch Me If You Can 国際フォーラムホールC

9/11 十束おとは生誕祭 Spotify O-EAST
9/18 舞台 ハリーポッターと魔法の子 赤坂ACTシアター
9/29 Aぇ! group 西からAぇ!風吹いてます! ~お天道様も見てくれてますねん LIVE2022~ ぴあアリーナMM

10/2 Snow Man Live Tour 2022 Snow Labo 大阪城ホール
10/8 ヴィンセント・イン・ブリクストン グローブ座
10/22 ヴィンセント・イン・ブリクストン グローブ座
10/23 レオポルトシュタット新国立劇場
10/23 夢祭ライブ配信

11/12 演劇女子部「ビヨサイユ宮殿」こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ
11/26 SEVENTEEN Face the Sun World Tour 東京

12/3 SEVENTEEN Face the Sun World Tour 名古屋
12/10 モーニング娘。’22 25th ANNIVERSARY CONCERT TOUR 〜SINGIN’ TO THE BEAT〜加賀楓卒業スペシャル 日本武道館

 

コロナ禍の中でSEVENTEENSnow Man、Aぇ! groupと相次いで沼落ちしたことに加え世間的にもライブエンタテインメントがだいぶ復調した結果、2022年は今までで一番現場に通った1年でした。

振り返って一番大きかったのはやっぱりAぇ! groupになるのかなあ。あけおめの狼煙でようやく生のAぇさんを観られて、その後、笑劇、ソロコン、EDGES、THE BOY FROM OZ、と舞台で演じたり踊ったり歌ったりする姿を観られて、それぞれの表現への想いを感じられたのはとても嬉しく楽しい時間だった。ただただ個人的な感情だけど、舞台に立つ姿をずっと応援したいと思っているので……
佐野晶哉さん出演の映画『20歳のソウル』も公開されて、何回も観てはいろんなことを考えた。正門良規さん主演の『ヴィンセント・イン・ブリクストン』然り、彼らをきっかけに作品やそれにまつわる物事に向き合う時間を与えてもらえることは、刹那的に消費してしまう日々の中でとてもありがたいことだった。出来るだけ一緒に向き合いたい、というのは勝手なエゴなんですが。それでも一つの作品世界に浸れるのは本当に幸せな時間でした。

商業ミュージカルももう少し観に来たかったけれど、そこのチケット戦争にまで手を伸ばす気力はなかったな(エリザとかKBとか、行きたかったのだけど)。とはいえ、『The View of Upstairs』の後に映画『WEST SIDE STORY』を観て(ちょうどウクライナ侵攻が始まった頃だった)、分断への苦しみと向き合ったり、『THE ROCKY HORROR SHOW』に全ての感傷を笑い飛ばされたり、舞台は私の生にずっと寄り添ってくれている。閉ざされた空間で向き合う時間を与えてくれる。

今年いちばん出会えてよかったのは『THE BOY FROM OZ』でした。末澤誠也さんきっかけ、そして何より坂本昌行さんを生で観たくてチケットを取ったけれど、曲も演出も振付も大好きな憧れのショウが詰まっていて大好きな作品になった。スターの物語ってたいがい誰かに裏切られたり別れがあったり悲しく苦しいエンドが多いのだけれど、この作品は泣きながら笑って観終われる明るい優しさに満ちていて。ちょうど仕事で思い悩んでいた時期で、舞台に立つ末澤誠也さんを見つめながら、やっぱり私も舞台という空間が好きだし、彼に彼らに負けないように生きていこう、と勝手に誓ったのだった(本当に勝手に)。

記憶に新しいのは『レオポルトシュタット』。いまだに思い出すと苦しい、重たい衝撃を受けた舞台でした。祖国を持たない人々にとって縋れるものは血縁と、自ら築き上げてきた地位と財産であり、それを戦争が全てを打ちこわしていったのだということ。会話が積み重なり、時間が重なり、感情が重なり、その全てが痛いほどの実感を伴って観客に押し寄せてくる感覚は、忘られない。

そして何より、Juice=Juice、BEYOOOOONDS、モーニング娘。’22、フィロソフィーのダンスSEVENTEENSnow Man、Aぇ! groupと大好きな人たちのライブに行けて、本当に幸せでした。みんなみんな、パフォーマンスに惹かれて好きになった人たちなので、同じ空間でステージに立つ姿を観られたこと、同じ時間を過ごせたことはかえ難く大切な思い出です。この先のオタク人生の中でもかなり充実した1年になったんじゃないかなあ、と思う。

 

2022年書いた感想ブログ

その時のその瞬間の感情を残しておきたくて始めたブログ。書き上げられることの方が少ないけれど、2023年も自分のペースで言葉にしていきたいと思います。2023年も相変わらず忙しいオタクをどうぞよろしくお願いします!良いお年を!

アイドルとオタク、BEYOOOOONDSと私

演劇女子部「ビヨサイユ宮殿」。ただただ面白く眩しくBEYOOOOONDSらしいエナジーに満ちた舞台だった。

この1週間ほど該当担でもないくせにアイドルグループって……アイドルとオタクの関係性って……と色々と考えてしまう日々で、永瀬廉さんのラジオでの切実な語りに胸を締め付けられる思いだった。ファンがいたから2人になってもグループを、アイドルを続けようと思った、だから無力と思わないで。という言葉は、一つの救いでもあった。(だからといって脱退する3人がどうだとか言いたいわけではなく。)
いずれにせよ、推しは推せるときに推せ、なんていうのは対岸から眺めてる人間の言葉であって、推せるだけ推してきたから全力で応援してきたからこそこんなにも苦しい。共に歩んできた日々を愛おしい思い出として昇華できるまでにはたくさんの時間が必要だ。

そんな感じで勝手にダウナーになっていたところに、アイドルBEYOOOOONDSが架空のアイドルを演じるメタ表現を圧倒的輝きと共にぶつけられたこと、それが眩しくもあり少し苦しくもあった。
ストーリー自体は18世紀フランスに生きるマリー・アントワネットがひょんなことから現代の日本にタイムスリップし、二つの時代を行き来しながらさまざまな気づきを得て成長してゆく、シンプルな転世もの。ただそのタイムスリップ先がアイドルグループ(しかもコンセプトは近世ヨーロッパのお姫様)という設定が最大のキーになる。

山﨑夢羽さん演じる主人公マリーはタイムワープを「神様が与えた"試練"」と受け止め、魅力あふれるオーラと歌声=説得力で周囲を巻き込んで行く。それを支え共に"試練"に立ち向かうリーナ里吉うたのさんの健気さ。ルソーを演じる平井美葉さんは狂言回しとして見事に立ち回り、ふたつの世界の物語を繋げてゆく。
マリーに心動かされ逞しく成長してゆくルイ16世と、宮廷で暮らすお嬢様風なお嬢様……ではなく正真正銘の貴族たち、駆け出しのアイドルグループBURBOOOOONDS所属の個性豊かなメンバー、芸能プロダクションの社長……とそれぞれの役を生きるメンバーたち。脚本・演出の少年社中 毛利亘宏さんも公演プログラムで、BEYOOOOONDS自体がこの物語の形成に影響していると書いていらっしゃったけれど、当て書きとまではいかないまでもこの作品はBEYOOOOONDSでないと成り立たない部分が確かにあるように思う。それぞれの個性とポテンシャル、それらが集まった時のグループの輝き、普段の何でもあり感が、作品としっかりと呼応していた。

突如やってきたマリーとリーナを加えデビューしたBURBOOOOONDS。ファンを民衆と呼びライブを謁見と呼ぶなど、世界観はそのまま18世紀フランスの宮廷社会に対応してゆく。アイドルとしてのプライドや負けん気を人一倍持っている前田こころさん演じるマグリットや、キラキラと輝く存在に憧れているイリス(清野桃々姫さん)と、アイドルの象徴のような役柄が並ぶ。
お披露目ライブシーンのメンバーの目の輝きはBEYOOOOONDSデビュー時や、初武道館公演で上の方まで埋まった客席を幸せそうに見上げる姿に重なった。握手会のシーンではいろんなファンがいるからこそ一人一人と向き合うの。あなたがいるから私たちは頑張れる、輝ける。とあの歌唱力で歌い上げられてしまえばもう何も言えなくて。舞台と客席で向き合い、アイドルの演じるアイドルをオタクはオタクとして見つめる。普段のBEYOOOOONDSと自分との関係を遠くから眺めている気分になる。なんというメタな世界。改めて、普段自分がどれだけBEYOOOOONDSの輝きに救われているかを実感し、だからこそ切なくなった。

そして激動のフランス革命期、マリー・アントワネットという魅力的な題材と、現代アイドルという演じる本人たちにも通じる存在が掛け合わされるとこんなにも面白い。マリーやルイら宮廷の人間たちが王室の革命の決意を歌うシーンで拳を掲げる演出は、レミゼラブルの民衆の歌みたいだなあ、と勝手に重ねて思った。

それぞれが理想に、夢に燃え、悩み、考え、目の前の道を一つ一つ選び進んでいく。フランス革命期の人々と現代を生きるアイドル、どちらにも通じる眩しい輝きがそこにはあった。BEYOOOOONDSという奇跡のような12人が、これからもさらに輝きを増し進んでいく未来が見えた。アイドルは儚いものだ、だからこそ眩しい一瞬一瞬を愛し、未来を信じたいと思った。そんな舞台「ビヨサイユ宮殿」でした。

 

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2022.11.12
演劇女子部 ビヨサイユ宮殿
こくみん共済coopホール/スペース・ゼロ

無垢な愛|ヴィンセント・イン・ブリクストン

舞台「ヴィンセント・イン・ブリクストン」東京千秋楽おめでとうございます!
印象に残ったシーンや思ったことを好き勝手書いた感想文です。

言わば、この人には、絵のモチフは、人生のモチフより決定的に遅れて来た。彼の絵画技術獲得に関する殆ど人間業とも見えぬ勉強も、天賦の感受性の鋭敏も、これら両者の間隙を充填する事は出来なかった様に思われる。 ー小林秀雄(1952). ゴッホの手紙 新潮社 p.24.

下宿のキッチンというワンシチュエーションで繰り広げられる、たった5人の人間模様。しかしだからこそ、濃く深く描かれてゆく5人の生き様に「いかに生きるか」を問われた舞台だった。

 

1幕。明るいキッチン。

 溌剌としたマダム・アーシュラと元気の良い青年・ヴィンセントが現れ、実際に料理をしながら進むお芝居。生活感のあるキッチンという視覚効果に合わせて嗅覚、匂いというものがもたらす作用は大きく、観客は一気にブリクストンの下宿という空間に飲み込まれる。それぞれが手元を動かしながら、それ以上に口を動かし飛び交う会話の中で少しずつ明らかになってゆく登場人物。お互いがお互いを探りながらの会話は、観客が彼らを探っていく様子に呼応している。それぞれのキャラクターが明らかになる頃には、料理が出来上がり、一応の関係性が見える。が、サムの「この家は見かけ通りじゃない」という忠告が不穏に響く。
 得意げに絵について語るヴィンセントに対し、サムは「芸術は労働者のためのものだ」と論ずる。それは孤児として育ち職人として働きながら芸術家を志す彼の生きる上での信条であり、当時の工業化と資本主義に飲み込まれたイギリスの様相を思わせるようだった。ヴィンセントのような画商が売りつける複製画によって「芸術を養う目(?うろ覚え)を奪われるのだ」と怒るサム。労働者のその手に、履き古した靴に、すでに美は存在しているのに。彼の眼差しは、後年のゴッホの労働者階級へ向けた眼差しへと重なる。
 反論され鼻を折られたヴィンセントはサムへの当てつけのようなことを語り、しまいには彼の絵に手を加えようとまでする。ここで直情型の性格が顔を覗かせる。ユージェニーに怒鳴られ我にかえったヴィンセントの無垢な無防備さ。(この辺りでもう私は、正門良規ではなくヴィンセント・ファン・ゴッホを見ていた)
 印象は最悪にも関わらず馬鹿正直に、本当に笑ってしまうくらい馬鹿正直に、娘さんに恋をしたと意気揚々と話すヴィンセント。当たり前にアーシュラに拒絶され、「どうしたらわかってもらえるんだ!!!」と叫び頭をかきむしる姿。ここでもまたヴィンセントのエキセントリックさが垣間見える。
 その勢いに押されたのか、それともここですでに「何か」が始まっていたのか下宿の許可が降り、どこか含みのある「ミス・ロイヤー」「ブローマンさん」、と苗字で呼び合う二人の関係性が明らかになったところで、場面は変わる。

2幕。季節は変わり、少し陽が傾き始めたキッチン。

 憂鬱に苛まれたアーシュラとどうにか会話を引き出そうとするヴィンセント。(正門ヴィンセントの、ビールを飲み、パイプを蒸すはまり様ったら……)
 闇の中にいたアーシュラを気にかけ続けていたと、一つ一つ語り、その心のうちに近づこうとする。
「あなたには出ていってもらう時がきた」
「気づいていましたか、あれが僕の仕業ということを」
アルルの女たち」「夜空に光る星のように」と、後年の彼の作品や生活を思わせるフレーズが並びながら、少しずつ、少しずつ、核心に迫ってゆくヴィンセントと、じわじわと暗くなってゆく明かり。まるで現実の夕暮れのように、二人のやり取りに没頭していたらいつの間にか周囲が暗くなっていった、そんな感じだった。

 告白。それは愛の告白だけでなく、2人がそれぞれに抱えている苦しみの告白でもあった。生きることのむずかしさ、くるしみ、それを分かち合った二人。こんなこと話すのは15年ぶりなの! と話すアーシュラは頬を上気させ、まるで少女のようで。
 史実のヴィンセントは弱者への度を超えた奉仕により伝道師の資格を剥奪されるが、彼がアーシュラへむけた感情にはそれも含まれていたのだろうか、穿った見方をして、いや、これは純粋無垢な彼の初めての恋愛なのだ、と思い直す。彼女の暗闇が彼にとっての救いであったのだ。それはそれで一つの美しい愛だ。キスひとつに舞い上がるヴィンセントとそれを微笑み見つめるアーシュラの愛おしさ。
 仄暗いキッチンに佇む2人を照らしだすスポットはあまりにも劇的で、さながら同じオランダ出身の画家、レンブラントの絵画の手法のようでもあった。

幕間。キッチンの外を思わせるような雑踏の音。

3幕。早朝、騒音に溢れたキッチン。

 風来坊アンナの登場、そして女二人の言い争い。一度目の観劇ではアンナのあまりの剣幕に気圧されてしまったが(そしてそれはきっとアンナ役の佐藤玲さんの意図に思い切りはまったということだろうが)、パンフレットのインタビューで夏子さんの、ユージェニーの方が大人で、全てを受け止めて飲み込めるのだという言葉を経てから見る彼女の表情や言葉のトーンに納得がいった。もちろん、ありもしない二股疑惑をかけられ罵倒されたことに対する怒りは持っているのだけれど、アンナと同じ土俵にあがる事はなく、場を制し毅然と去ってゆく。
 家族ゆえの(時として異常なまでの)愛情をヴィンセントに向けるアンナと、家族の目線を鬱陶しがるヴィンセント。サムに何気なく言う「君に家族がいないのが羨ましいよ」は果たしてイギリス的ジョークをヴィンセントが身に付けたのか、相変わらずよくいえばピュアな、悪くいえば人の機微に鈍いヴィンセントの現れなのか、割とひやり、とした。サムの「そんなふうに考えたこともなかったな」の返し方は、これも”ユーモア”の一つなのだろうか。

 離れ離れが耐えられず3日早く戻ってきた。貴女にはやく触れたい、と情熱的に訴えるヴィンセントと、明るいピンクのスカートを纏い人が変わったかのようなアーシュラの蜜月。しかしそれも束の間、ヴィンセントのパリへの転勤をアンナから告げられ、アーシュラは「あなたは縛られることはない」と告げ、オランダで彼女を想いながら描いたというスケッチには肝心のことが描かれていなかった、と言う。
「あなたは描かなかったのよ」
 個人的に、この言葉は重かった。決断を迫られるヴィンセントを1人残し、暗転。

4幕。暗闇。

 少し足を引きずりながら蝋燭を手に入ってくるアーシュラの様子が、その後をまざまざと語る。おそらく、2、3年が経った。

 雷が鳴り響く大雨の夜に、突如現れるヴィンセント。ぼろぼろの彼は着くなり食べるものを求める。絵を描くことはやめた。それよりも良い手段を見つけた、それは人間だ、人間の身体だ。イエス・キリストは素晴らしい芸術家だった。恍惚と神を語る表情は、暗闇の中でゆらゆらと炎に照らされより純粋な狂気を孕んで映る。彼にとっての生きる意味はしかしそこにあるのだ。
 出ていった理由をヴィンセントは語る。「まるで死んだ兄が墓から手を出して引っ張っていったように」……なんだかそこでミュージカル『モーツァルト!』を思い出した。それは神に与えられた才能か、それとも追わされた宿命か。『モーツァルト!』ではそれが幼少期のアマデウスとして表現されていたとしたら、『ヴィンセント〜』では彼と同じ名を持った、死んだ兄であった。しかしそれは一方で、ただの彼の言い訳であったかもしれないが。

 「私は何者でもないから、他の才能を見出すことが私の生きがいだった」と語るアーシュラ。だから学校を作り、サムを応援し、ヴィンセントに希望を見出した。10年以上前に夫に先立たれ(これが直接の原因かどうかは語られてはいないが)、自分自身に未来を見出すことのできなかった彼女にとって、他人への希望を見出すことが未来を見つめ生きることのできる唯一の手段だった。
 翻って自分自身もまた、アイドルという他人を追いかけ続けるのはそこに未来が、希望があるからなのだと、舞台と客席で向き合った、閉ざされた空間で思った。ずっとわくわくする未来を見せてくれる彼らに救われている。その未来、この高揚は、彼らの努力で成り立っているもので、私はそれをただ享受しているだけなのだと、時々我にかえることがある。自分は自分の人生をいかに生きていくつもりなのか、と。

「芸術家は妻や子供を公園の鳩ほど気にしないものだ」
「君は足の続く限り逃げたじゃないか」
「君の絵が上手くなる前にやめてしまおうと思った」
 芸術の道をあきらめ、家族を養うことに注力したサム。すでに葛藤を乗り越えた、覚悟の決まった表情でヴィンセントの責めるような言葉に応える。サムは芸術家の道から「逃げた」、ヴィンセントはアーシュラと共に歩く道から「逃げた」。3幕で美術大学への進学が決まり、不安からか確かな言葉を欲するサムに「僕は信じている」とだけ強く答えるシーンが印象的だった。あの瞬間はきっと同じ未来を見ていた者たちが、数年経てば全く違う地平にいる。

 下宿を出て行って以来、「僕は悲嘆の中に生きている」と訴えるヴィンセント。アーシュラとの思い出と結末は彼を苦しめる闇であり、彼を導く光でもあったのだと。(彼女の立場に立ってみればずるい言い方だなあとも思う。)

 そしてまた何かに取り憑かれたかのようにスケッチを始めるヴィンセント。サムとユージェニーの何気ない日常会話を背景にさらに明かりは暗くなってゆく。またあの劇的なスポットの中、一心不乱に絵を描くヴィンセントと、それを見つめるアーシュラ。ランプの揺らめく炎のように、あまりにもささやかな希望が残された。

 ブリクストンに生きた5人の役者と、その人生に立ち会った観客。この物語を東京グローブ座のこの距離で観られたのはとても良かったな、と思う。

 東京千秋楽の後、国立西洋美術館ゴッホの《ばら》の絵を見に行き彼の生を考えた。この時代、何もかもが溢れすぎていて流し見してばかりだけれど、こうして一つの作品に、そこに生きた人々に向き合うことのできる時間はとても贅沢で幸せでした。そのきっかけを与えてもらったことに感謝しながら、改めて、初日を迎えた皆さんの言葉を読み、愛を深めています。

www.vincent-in-brixton.jp

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余談、ただの偶然であり勝手な深読みかもしれませんが、パンフレット用の写真を撮る稽古日に「関西ジャニーズJr.」の名を冠した狼煙のTシャツを着ている正門さんを見て、演技の仕事の方がより「アイドル」「ジャニーズ」であることを意識する、と言っていたのを思い出した。
少し乱暴なまとめ方をするけれど「ジャニーズ」であるが故にキャスティングされている作品も数多あるだろうし、その中で正直なところ演技や作品自体のクオリティにこれは……というものもある。「アイドル」が演技をすることに対しての色眼鏡もある。
そういうものもあわせ飲んで、歴々の方々と肩を並べて「アイドル」としてお芝居の舞台に立つことの自負を強く持つ正門さんという人は、末恐ろしいなあ、と思うのです。

閑話休題

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芝居、音楽、アイドル。どんな手段にせよ表現の道に立つ彼をこれからも追いかけていきたい、そう改めて思った舞台でした。大阪公演も無事、全員で駆け抜けられますように。

観劇:10月8日昼、10月22日

Aぇ娘コンセトリ組んでみた

an・anさんがAぇ! groupとモーニング娘。’22を表紙に起用して下さったことに高まりすぎた兼オタによる、Aぇ! groupがモーニング娘。楽曲でコンサートをしたら、というしょうもない妄想の産物です。妄想ハッピートゥデイのていでお送りするので優しい目でご覧ください。

 

Aぇ! group LIVE 2XXX 〜この地球の平和を本気で願ってるんだよ!

(ステージ構成:本ステ花道センステ、外周とバクステの日の字型ステージ)

①SONGS

プラチナ 9 DISCOばりにオープニングで会場ぶち上げてもらいたい。治安悪めの衣裳で客席煽りながら階段降りてくるギラギラなAぇ! groupの皆さん。その先陣切る末澤さんが痺れるくらいかっこいい。

恋愛ハンター

 Aぇ! 強い歌詞が合う groupなので……
「厚化粧よりハートに描こう 抜け駆けしてでも本気になれないなら 明日はない」
バチバチに歌われたい。この曲のリチャくん、めちゃくちゃかっこいいよね。

③わがまま気のまま愛のジョーク

「愛されたい」で響き渡る正門ビブラート→ラスサビ末澤「愛されたい」が最高で最強。リチャくんの煽り(Say!)で「愛されたい!!」と叫ぶオタク。

シャボン玉(センステ)

 ここでまさかの開始早々シャボン玉でどよめく客席。愛する人は\誠也だけ〜!/
セリフは日替わりで……(各自、自担でご想像ください)
「俺の気持ち知ってて口説いたんやろ?
 そうよな? 好きなんよな/ね??
そう、ぎゅっとして抱きしめてよ〜〜!」

< 自己紹介と軽い挨拶 >

笑顔YESヌード(センステ→外周)

 リチャ末の大人の余裕に満ちた色気、湿度1200%の正門さん、小島さんのSexyを浴びる3曲をおおくりします。福本大晴さんはすなわち道重さゆみさんなんですがわかっていただけますでしょうか???佐野さんの歌い方が色っぽくてどきどきしたい。

なんちゃって恋愛(外周→バクステ)

 佐野さんの伏せ目がちの切ない表情としなやかなダンスに目が離せなくなる。いつも元気いっぱいたいちぇに「しばらくは元気なキャラでなんとなく生きてきたけど気がつけば色気も出てきてるみたい」を歌われて死ぬ。落ちサビの愛→れなはやっぱり正門→末澤だよね〜〜〜

リゾナントブルー(バクステ→センステ)

 Aぇ! groupの歌唱力と表現力爆発ソング。年上組のフェイクと年下組の「だけど、ねえねえだけど」の応酬、サビのフェイクが見ものです。

< MC:6人→末澤・リチャ・正門 >

 

【ペア曲メドレー】

⑧ラララのピピピ(小島・福本)

ちゃゆとたいちぇの親和性が高すぎてびっくりした。「足りないものはイチャイチャしたり電車の中でチューしたい」の振りの大晴くんがしぬほど可愛いと話題に。こじけんってやっぱステージに立つとめちゃくちゃキラキラアイドルだよね。

Memory 青春の光 (リチャ・佐野)

リチャくんのサックスソロアレンジから始まり、佐野さん歌い出し。二人のハーモニーを堪能しつつウェットな切なさに泣く。晶哉ちゃんどこでそんな恋愛してきたの……

⑩大好きだから絶対許さない(末澤・正門)

中合わせで歌い始める末規。上下ハモ入れ替わる末規。重ため湿度高めの正門くんと女子より女子な末澤さんに拗らせるオタクが続出する。

 

Mr. Moonlight 〜愛のビッグバンド〜

 「大好きだから〜」の余韻でざわつく中、センステにスポットライト当たってヨシ子登場「愛をください」で察するオタクたち。小島健は白スーツにフワフワ羽織って薔薇持って出てくるし意味なくSexy言う(「愛・革命」を引きずってるので)
本ステでは押せ押せの正門-ソワソワ末澤のペア、イキリかっこいい大晴-可愛い可愛いりちゃぴのペアが見られます(ここでもすえのりを絡ませたい下心)

 

< そのまま寸劇タイム〜MC〜着替え >
やはり関西といえば寸劇、Aぇ! groupといえば寸劇ですよね……

 

愛して愛して後一分(本ステ→外周)

 Aぇ! groupが歌ったらセクシーが限界突破してしまう心配もありましたがそれよりも歌ってほしい下心が勝ちました。それぞれが最高なんだけど落ちサビの正門良規さんの歌声と色気で全ての記憶をなくしてしまう。
「やっぱりジェラシー私を見てセクシー大切なこの空間で呼吸を合わせて yeah」
を歌う正門さん、まって、ムリ、しんどい。

Do it Now!(外周→バクステ)

 リチャくんのラップの説得力。単なる恋愛ソングに止まらない未来への想いと今の決意の歌詞をしっかり歌ってくれるよね。

 「宇宙のどこにも見当たらないような約束の口づけを原宿でしよう」

大阪 恋の歌(バクステ→外周)

 末澤誠也「ずぅっと一緒やったから、気づかへんかったわ、なんで遠くに行ってもうたん?」
 正門さんに「好きなんよ、まだ好きなんよ」って縋られて正気で立っていられる???無理じゃない??

ナルシスカマってちゃん協奏曲第5番(本ステ)

 リチャくんの「もっと見つめて」が鬼可愛くてしぬ。こういうキラーパートのリチャくん最強すぎん???Aぇセリフ担当はリチャ大晴晶哉だと思いますが異論は認めます。
 ブランニューの衣装みたいに赤シャンデリア衣装で歌われたいな……

I surrender 愛されど愛(本ステ)

 末澤誠也さん「大好き大好き超大っ嫌い 最低最悪 but 好き」のフレーズ世界で一番似合っててずるい。オタクは一生この人の掌の上で転がされる運命にある。

人生Blues(センステ)

 「人生ってここぞっていう日があるんだね〜So 後になればあの時と気がつくもんだよね」「人生ってどうでもいいような場面からきゅっと掴むから上に立つ」をアイドルに歌わせるつんくイズムと、「ここぞ」っていう時を掴み取ってきたAぇ! groupのこれまでの歴史を思い返してオタクは勝手に泣く。情緒。

花が咲く 太陽浴びて(センステ)

 艶っぽさと清らかさの絶妙なバランス。リチャくんのしなやかさとか佐野さんの手足の長さとかこのダンスに合ってる。「不器用なりにきっと花は咲くのよ」って本当に良い歌詞だし人生Bluesから続いて聴くと沁みます。

<花が咲く〜のインストに合わせて映像〜転換>

【バンドタイム】

HOW DO YOU LIKE JAPAN?~日本はどんな感じでっか?~

 ちょっとしっとりしんみりしてた空気を一瞬で上げてくリチャ末の煽り。
ギター演奏に集中してるかと思いきや「美人揃いのジャパニーズ」で客席を指してくれる正門さん……

そうだ We're ALIVE(本ステ)

 努力! 未来!A beautiful star! でAぇ! group とAぇ担で拳突き上げる多幸感えぐい。 曲調途中で変わりまくるのでめちゃくちゃ難しいけど佐野さんのドラムがちゃんと引っ張っていってくれる。小島さんのキーボードもとても忙しいけどサビでは両手上げちゃって怒られる。

ここにいるぜぇ!

 めちゃくちゃ楽しそうにドラム叩く佐野さんが最高ですね!!!リチャくんのサックスも大活躍。福本さんはステージいっぱいに走り回りながら煽ってくれる。問答無用のハッピーソングで大団円。

 

泡沫サタデーナイト!

→楽器を置いてセンステへ駆け出すメンバーたち。DJタイムは日替わり。「はいはーい!」って呼びかけるリチャぴがめちゃくちゃ可愛い。こじまさやはふざけすぎてその後の「踊りたい!」に入れなくてグダるまでがワンセット。

この地球の平和を本気で願ってるんだよ!

 同担拒否の地球とAぇ担は仲良くなれたでしょうか??ラスト、「LOVE&PEACE〜」のピースがAぇポーズになります。

< 1人ずつ挨拶 >

㉔Be Alive

 会場見渡しながら歌い上げる6人に泣く。
「君と共に友と共に夢と共に汗と共に
いつか笑いの絶えない自由な時代が
嫌なことなど吹き飛ばすさ 君を悲しくさせない時代」

 本当に良い歌詞。本当に良い歌。

弩級のゴーサイン

 このウルトラスーパーハピネスソングをAぇ! groupに歌われたい。ゴーサインのピースもやっぱりAぇポーズですかね?弩級の多幸感で泣きながら笑って本編が終わる。

【アンコール】

今すぐ飛び込む勇気

 真っ直ぐにひたむきに未来を目指すこの歌、Aぇ! groupに合っているなあ、と思います。

ビートの惑星 

こういうファンクな曲、Aぇ! groupに似合うよね。地球どころか銀河を湧かせようとしちゃうスケール感が最強。

 

モーニング娘。のそこはかとなく湿っぽく、一方で底抜けに明るく元気なところが、Aぇ! groupに合うなあ…

 

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改めてモーニング娘。の曲はどれも名曲だなあと想いを深くしたり、Aぇ! groupのこんなテイストの曲見てみたいなと思ったり、色々夢が広がりました、勝手に。
こんな勝手な妄想しといてあれですが、ハロプロの看板背負って誇り持ってアイドルやってる女たちと、ジャニーズの看板背負ってプライドかけてアイドルやってる男たちをこれからも愛していきたいです。

 

関ジャニ∞とAぇ! groupと日産スタジアムの景色

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初めて関ジャニ∞ド級のエンターテイメントを浴びた思い出と、Aぇ! groupのサプライズ登場について(その日の興奮のままに殴り書きしたものがベースなのでうろ覚えなところもあるしAぇの比重多めです)。

 

その前に関ジャニ∞さんのこと。

関ジャニ∞の元気が出るCD‼︎」にはジャニーズにはまる前、仕事を始めた頃からずっと励まされてきた。初めてついた上司は、娘さんがeighterで親子でライブに行ったこともあったらしく(素敵なお父さんすぎる)、自身も関西から東京に単身赴任になってしんどい時にこのCDを聴いていた、と教えてくれた。その話がきっかけで初めて関ジャニ∞のCDを手に取り、OKAMOTO`Sやサンボマスターが楽曲提供をしていることを知る。右も左もわからない私を導いてくれた上司は結局独立してしまったのだけど、その後、私自身も自分の足で歩き模索する日々の中、ずっとこのCDに励まされてきた。

そんな思い出深いものもあり、アイドルというより音楽で救ってくれた恩人のような存在で、TVでのバラエティの印象の強かった関ジャニ∞。それがひょんなことからAぇ! groupの沼に落ち、改めて偉大なジャニーズの先輩として出会った。自身のアルバム「8BEAT」CMに、なにわ男子デビュー後の関西ジャニーズJr・Aぇ! groupに向けて「関ジャニ∞でよかった」「みんなの覚悟、見せたってくれ」「関西ジャニーズまだまだ行くぞ」とメッセージを入れてくる関ジャニ∞先輩。それに対して 「#関ジュでよかった」 と応える関西ジャニーズJr.たち。愛おしすぎる関西ジャニーズの絆に頭を抱えてもがいていたら安田担の後輩に誘われ気づけば18祭に行くことになっていました。学部もサークルも一緒だった仲良しの後輩ではあるけれど、まさか一緒に関ジャニ∞のライブに行くことになるとは想像もしてなかったな……

本題。

前日の雨が嘘のような快晴。席はアリーナ下手側でスタンドトロッコのレールすぐそばだった。見上げればスタンドの上の方までいっぱいの観客。野外の心地いい風と青空。浴衣や法被を着ている方もいて、お祭りのようなフェスのような、カラフルで開放的な雰囲気にすでに多幸感が溢れていた。

開演。なんとまさかセットの上部から登場する関ジャニ∞さん。青空を背負っての一曲目が「無責任ヒーロー」というのがまたかっこよくて痺れた。そこからお馴染みの楽曲が立て続けに披露され、あっという間に関ジャニ∞ワールドに引き込まれる。確か一番最初にトロッコで近づいてきたのが村上くんで、肉眼で見れる距離でほんものだ……と謎に鳥肌が立った。ライブでの、ジャニーズの関ジャニ∞というのをその瞬間に目の当たりにしたのだった。

アラフェスならぬハチフェスでは「初恋LOVE」をピンクのキラキラ衣裳でアイドルをやったかと思えば「マスカラ」をクールに決めたり「D.D.」を踊ったり。(黒い衣装でバチバチに踊る関ジュ、かっこよかった!)「Anniversary」では関ジャニ∞とeighterのことを歌ってるのかと思ってしんみり聴いてたら丸山くんと安田くんの2人の世界になっていってとっても混乱した。公開プロポーズのようなやりとりを見せられてる7万2千人の図よ。後ほど「山田」という関ジャニ用語を覚えました。なるほどね……

出オチの”Sexy Rose”で爆笑させといて「Real Face」でゴリゴリにテンション上げてくるし、かと思えば「寿司食いねェ」で本当にステージ上で寿司食ってるし……「A・RA・SHI」はスケスケ衣裳着て本家のMVまでモニターに映すこだわりっぷり。その後に「シンデレラガール」持ってくるの何? で、最後にWESTさんの「えぇじゃないか」!!! 思い出して書いているだけで息切れしれてくるくらい、ジェットコースターみたいなド級のエンタメすぎてここでもうすでにお腹いっぱいだった。

 

そんな感じで終始、観客が沸き続けたあとのジュニアコーナー。 「続いては関西ジャニーズJr.!」の呼び声で、「Can't stop」が流れてまず歓声が上がった(1日目とは違う曲だったというのもあったと思う)。さらに赤ベロアの衣裳を着た6人がモニターに映り、「Aぇ! group」の文字が出た瞬間、スタジアム中がどよめいた。
Aぇに反応する人たちがこんなに多いことにびっくりしたな……関ジャニ∞さんが面倒を見てくださっている強さを感じた。7万2千人を前に不敵に笑ってバチバチに決めてくるAぇ! group。爪痕残したるぞ、と挑むギラギラ感が似合いすぎる。その勢いに続くLilかんさい、Ambitious、Boys be。さっきまで関ジャニ先輩のバックで元気いっぱいやってた子達が「俺たちを見ろ」と言わんばかりに存在感を放つ、あまりにも強すぎる関西ジャニーズJr.……それにしても生で聴く2番のリチャくんのラップがカッコ良すぎて痺れた。1番も2番も歌は割とAぇがメインだったかな。
歌唱後。正門くん「この曲は大倉くんと安田くんに作ってもらった大切な曲です!関西ジャニーズJr.、 Aぇ!group、Lilかんさい、Ambitious、グループたくさんあります。少しでも気になった方は調べてみてください!!(スマホめちゃスクロールする動き)」
大晴くん?「You Tubeもやってます!!」
佐野くん「俺らのYouTube!めっちゃおもろいんで!みてください〜!みて〜〜〜!おねが〜〜い!!」
モニター大写しの大型犬。ほっぺたにはステッカー。かわいいの極み。

初めての関ジャニ∞だし割とセトリは見て臨む派なので、1日目のセトリと関ジュのバックがいることは把握していた。「関ジュコーナーは関西アイランドかあ、楽しみだな〜」とか、Aぇのメンバーも見学に来ていたらしいという話を聞いて「今日は誰が来ているかな〜」なんて思っていたらさあ……なんかステージに出てきたんですけど? 大倉Pそんな演出してくるんですか? 末澤さんなんて昨日大阪で舞台の千秋楽じゃなかった? 本当に本当にびっくりしたし、本当にほんとうに後輩が隣にいてくれてよかった。1人だったら見知らぬ人にしがみついてた(どちらにせよ迷惑)。

興奮冷めやめらぬまま、正門くんの曲振りでバクステに関ジャニ∞さん再登場で「罪と夏」。Aぇは最初の方は掛け声入れてたり踊ったりしてた。派手に上がる水の特効、めちゃくちゃ夏だったし、濡れた髪をひとつ結びにする安田さんはたいへん罪深かった。

何回もいろんな曲で思ったけれど、野外で聴く関ジャニ∞の曲はいつもに増して清々しく力強く響いてきた。「オモイダマ」もまさにそれで、熱くまっすぐに届く歌声に身体の芯が震えるようだった。ダンス曲リクエスト1位「マーメイド」、初見ながらめちゃくちゃかっこよかった。好きです。リクエストランキングで長年のファンの想いに応え、∞レンジャーにキャンジャニまで登場し、なんというかたった5人でオールスター感謝祭やってるような、エネルギーとサービス精神に溢れている様に終始圧倒されていた。(キャンジャニ、倉子の「後ろめたいことも、いっぱいやってきました♡」が好きでした)

映像あけ、バンドコーナー。

ようやく関ジャニ∞のバンドを生で観れた。個人的にはやっぱりここが一番アツかった。今の5人で、今の関ジャニ∞を奏で歌い上げるかっこよさ。日産スタジアムに響き渡る5人の音楽。ロックだなあ。そしてAぇ! groupの皆さんもCan’t stop披露しに来ただけかと思ってたら「ズッコケ男道」からメンカラのチェックシャツ着て登場。全力で踊って盛り上げる6人。AぇがAぇとしてバックで出るのって初めてなのかな? リチャ末はやっぱ目を惹く。正門佐野はずっとくしゃくしゃの笑顔で踊っててかわいかったな。大晴くんはずっと元気にキレッキレだったし小島さんはキラキラアイドルでした。

「勝手に仕上がれ」ではAぇの皆さんはヘッドマイクつけてコールアンドレスポンスも。モニターのカメラにもたくさん抜いていただいて、大倉くんドラムのところに末規。丸山くんパートで大晴くんエアーで一緒に弾いてから丸山くんアピールしたり、丸山くんと正門くん背中合わせになったり、安田さん末澤くん背中合わせになったり。幸福すぎる空間。もちろんこれは関ジャニ∞のライブであり観客の存在が一番にあるのだけれど、それと同時に関ジャニ∞とAぇ! groupがこの時間を心から楽しんでいる様子が素敵だなあ、と思った。

バックがはけて、また5人だけのステージで、野外で、鳴り響く「喝采」は祝福そのものだった。かっこよかったなあ……

挨拶。初めてライブにお邪魔しただけなのに言葉に込められた重みと一人一人の表情がめちゃくちゃ涙腺にきた。デビューして18年続けてきた、何があっても表に立ってきた、走り続けてきた矜持。それはここまでのセットリストに十分すぎるほど詰め込まれていた。挨拶するメンバーの色に染まった、スタジアムいっぱいに広がるペンライトの海は、本当に綺麗だった。

最後の曲「青春FIREWORKS」では、浴衣を着たAぇさんたちと、派手に打ち上がる花火を眺めながら、こんな最高な夏の思い出のプレゼントをもらってどうしたらいいんだろう、と思った。スタジアムでのライブ、7万2千人の景色は、関ジャニ∞さんにとって大切で感慨深いものだろうに、それをたった1日だけでもこうして後輩たちに見せてくれる、その愛と心意気。いつかこの景色を、Aぇ担とAぇ! groupと見たいと、ちょっと泣いた。

アンコール。

関ジャニ∞がトロッコでバクステまで移動した後、モンじゃいビートで「Aぇ! group!」と呼び込まれてバクステに登場。そのまま外周トロッコに乗車。元々その予定じゃなかったのか、誰のに乗るかまでは決まってなかったのか、どのトロッコに乗ればいいのか戸惑う末澤さんが見えた気がするし、こっち乗りなよ、みたいに誘導してくれる関ジャニ先輩が見えた気がする。結果、丸山&大晴、村上&末澤、安田&佐野、大倉&正門、横山&小島&リチャ(敬称略)で分かれて。私は下手アリーナだったので大倉・正門、横山・小島・リチャが通ったのだけど、小島健さん……貴方は本当にキラキラアイドルだよ、王道アイドル1位だよ。
一緒に乗ってる先輩のパートになったらしゃがんでそっちをアピールしたり、手振ったりジャンプしたり盛り上げてて可愛さの極みだったし、エイトさんが主役なことは十分に十分に(強調)!わかっているんですけど、一瞬「あれ?これって関ジャニとAぇの合同コンサート??」と勘違いしそうになりました(すみません)。そう思ってしまうくらい、後輩の存在を受け止めて前に立たせてくれる関ジャニ先輩の懐の広さよ。上手側では佐野くんが一生安田くんにかまってちゃんしてたり、大晴くんが一生丸山くんとふざけてたりしているのが遠目で見えた。トロッコ降りた後も佐野くんはずっと電車ごっこみたいに安田くんの肩持って後ろから押してわちゃわちゃしていたし、安田くんは「佐野晶哉です〜」と紹介してくれて平和な世界でした。横山くんは「Aぇ! groupって言いますねん」と舞台と同じ言い方で紹介してくれて、もう、言葉にならない、愛。(ていうか横山くん、最初から最後までずっと美しくて意味がわからなかった)。

関ジャニ∞ on The Stage」でも他のJr.たちと一緒に盛り上げて、最後の銀テを奪い合うくだりで争う小島大晴佐野リチャ、それを見て大爆笑する正門くん=平和な世界。多幸感で泣いた。
最後にAぇ! groupと紹介され、拍手を受けながらハケ。ふざけ続ける丸山くん大晴くんに「はよハケパワハラするで」と村上くん。もうずっと関ジャニ∞さんの、後輩たちへの愛を感じ続けた時間でした。この1日のためにリハーサルしてきたであろうAぇ! groupも、この1日だけでも一緒の舞台に立たせようとしてくれた関ジャニ∞さんにも、感謝しかない。

 

「嘘でしょ、奇跡は待ってただんだ」「ねえ、今もだよ」

いやほんとそうなんよ、冒頭のハチフェスはAぇ担への大きな伏線だったんかな??

 

Aぇ! groupの登場があまりにも衝撃的すぎて、そちらに気を取られた瞬間もありましたが(すみません)、関ジャニ∞さんのライブは本当にめちゃくちゃ楽しかったです。かっこよくて面白くてなんでもできちゃう兄さんたちによる180分間ノンストップで繰り広げられる、ジェットコースターみたいなド級のエンターテイメント。最高でした。こんな最強の先輩がずっと前を走り続けてくれるありがたさ。関西ジャニーズ、まだまだ行くぞ。

(感謝を込めて大倉ぬいを買ってたんだけど、いやそうすると横山くんも、いやそうすると安田くんも……と結局全員になりかけた。耐えた。)

 

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2022,07.17 関ジャニ∞18祭@日産スタジアム

無責任ヒーロー
あおっぱな
青春ハードパンチャー
がむしゃら行進曲
前向きスクリーム
T.W.L
CIRCCLE
<ハチフェスコーナー>
初心LOVE/なにわ男子
マスカラ/SixTONES
D.D/Snowman
Anniversary/KinKi Kids
SexyZone/SexyZone
Real face/KAT-TUN
ファンタスティポ/トラジ&ハイジ
キミアトラクション/Hey!Say!JUMP! 
寿司食いねェ/シブがき隊
Hey Heyおおきに毎度あり/SMAP
A・RA・SHI /嵐
シンデレラガール/King&Prince
ええじゃないか/ジャニーズWEST

Can’t stop (関西ジャニーズJr.)

罪と夏
Dear Summer様!
クラゲ
オモイダマ
マーメイド
アネモネ
∞レンジャー
CANDY MY LOVE
ここに
ローリング・コースター
夕闇レイン
BJ
ズッコケ男道
勝手に仕上がれ
喝采
青春FIREWORKS

<アンコール>
∞SAKAおばちゃんROCK
好きやねん、大阪
モンじゃい・ビート
関風ファイティング
イッツマイソウル
急☆上☆Show!
All is we
関ジャニ∞ on the STAGE

 

改めて見ると本当に盛り沢山すぎて笑っちゃう。本当に楽しかったなあ。

Aぇ! groupと推しについて

勢いのままに書き連ねたAぇ! groupへの沼落ちブログから気づけば10ヶ月。

ちょうどサマスペが終わった頃でタイミングどない?と思ったこともあったけど、これまでに〜THE BEGINNING〜狼煙、〜THE BEGINNING〜笑劇、正門良規 Solo Live SHOW、MBSヤングタウンレギュラー、100点カラオケ、ドラマ「和田家の男たち」「恋の病と野郎組2」、映画「真夜中乙女戦争」「20歳のソウル」、「ミュージカルEDGES2022」、そしてまもなく開幕の「THE BOY FROM OZ」……といろんな嬉しいこと、楽しいことがあって、たぶんわたしはこの6人をこのままずっと応援していくなと、出会った時の直感を確信へと深めている。

そんな日々を過ごす中でのここ最近の地味な悩み、推し(自担)が定まらない。

佐野晶哉さんのはちゃめちゃ楽しそうにパフォーマンスをする姿に目を奪われ、天真爛漫さと恐ろしいほどのポテンシャルに引きずられるように落ちた沼だったのに、気付けば私の脳内を占めていく正門良規という男……

友人にはわたしが正門さんの話をするたびに「へえ〜」とにやにやされ「じゃあ現場で1人だけうちわ持つとしたら誰なん?」と迫られ「それはもう正門担じゃん」と詰められ、追い詰められた私は「いや、佐野担なんよ…」と小声で対抗する日々がかれこれ数ヶ月続いている。

というわけで、ここからはそんな2人への超個人的な感情について。

正門良規さんについて

印象的なポイントはいくつもあるけれど、

〜THE BEGGING〜狼煙(大阪城ホール)で見せた、関西の大センターとしての気迫。
新曲PRIDEでより際立つギターの渋さ、王道のフロントマンたる姿。
独特の角度から出てくるツッコミのワードセンスと安定したMC。
リア恋枠を素直に受け止め、自然体でいる自己肯定感の高さ(に、時々大いに戸惑う)。
普通なんだけど普通じゃない、不思議な方だなあといつも思っている。

女性アイドルは自ら憧れて、が多いけど、男性、特にジャニーズは親や周囲に勧められ(応募され)て、というパターンが多い印象ですが。(最近は自ら志す人も多いのかな?)そうして最初はアイドルに興味がなかった人たちが、アイドルになっていく姿を興味深く見ています。

正門さんも母と姉が応募して……みたいな始まりだったと思うんですけど、正門良規 Solo Live SHOWはそういう意味でも、正門さんがジャニーズの中でみずから身体化してきた”ジャニーズ” ”アイドル”というものを教えてもらった感じでした。

バチバチにかっこいい曲、元気で爽やかな曲、かわいさ全開な曲、リア恋メドレー、歴代のショウエンタメが詰まった名曲たち、関西ジャニーズの曲たち、弾き語り、バンドサウンド

YouTubeの格付け企画 で佐野さんが「正門、佐野より俳優なんすよね〜」と言っていたように俳優のお仕事も多く、そしてどの作品も本当に素敵なんだけれど、今回ソロで43公演を任されライブパフォーマンスに全力で向き合う姿を見られたことが本当に嬉しかった。歌、ダンス、パフォーマンス、本業はやはりここだし、ここであって欲しい……というのは完全にこちらの勝手な願望なんですが。

ダンスに関しては雑誌DANCE SQUAREのインタビューでリチャくんが言っていた、細かい振りは苦手だけど大振りが得意というのになるほどな、となったのですが、本当になんというか、正門良規が一番かっこよく見える魅せ方をしてくれるんですよね……

(とか書いてたらまいジャニで関西ジュニアルーキー特集に呼ばれてフリーダンスさせられて戸惑っている正門さんが放送されて笑ってしまった。上手くできなくて不貞腐れて「ここにずっとおったるからな!」の正門さん、ソロコンの時の国王感があった)

ソロコン終盤のバンドパート、白い長めの上着着てバックには羽根を象ったネオン、ギター弾きながら上から降りてくる、なんていう登場の仕方からああもう、わかるわ〜! って感じでしたが、彼の音楽そのものを愛するとともにその音楽を取り巻くカルチャーを理解し実践しているところにもまた信頼を寄せています。一本、芯を貫くスタイルがある人だなあ、と見ていて思います。

ああ、本当に好き勝手書きすぎて、すみません……これは私が勝手に解釈したアイドル「正門良規」という像にすぎません……yeah……

 

佐野晶哉さんのこと

佐野晶哉さんの声が本当に好きです。Aぇヤンタンでより一層実感したなあ。キャラクターとポジション的にバラエティやってると声を張ることが多いですが、落ち着いて話している時の声の響きが心地いいんですよね。常に口角が上がっているような声の出し方。

歌声もそのまま、伸びやかで晴れ晴れとしていて。ハモリに入っても綺麗で、Aぇ! groupの歌を支え、時に引っ張る存在だなあといつも思う。2回目の100点カラオケ、大阪城をバックに、メンバーに見守られながら関ジャニ先輩の「友よ」を歌いあげる姿はとても頼もしくて感動した。MV撮影も無事決まって本当に本当に嬉しい。

普段のYouTubeやバラエティで垣間見せる瞬発力や度胸には何回も驚かされるし、番組「THE GREATEST SHOW-NEN 」(グレショー)なんかでのちょっとしたエチュードなんかでもそのポテンシャルは存分に発揮されている。演劇的な視野の広さや瞬発力というのはバラエティにも通ずるものなんだなと、6人の連携で成り立つ振りオチのしっかりしたトークや佐野さんの爆発力のあるオチを見て学びました。

グレショーで「大暴力」の作・演出をされていた匿名劇場の福谷圭祐さんが、雑誌STAGE SQUARE にてメンバー一人一人の所感を述べられているところで、佐野さんのことをグループでの立ち位置を心得て演じている(ニュアンス。原文はぜひ実際に雑誌を手に取ってお読みください。他のメンバーについても愛を持って形容してくださっています)と書いていて、深くふかく頷いた。

広い視野で自分の立ち位置を把握し、期待される役割を瞬時にこなせる瞬発力を持ち、さらにその期待を超えたものを持ってこれる引き出しの多さ。結果としてそうなっているだけでそんなつもりはないのかもしれないけれど、彼の本来の姿がどこにあるのかわからないし見せることはないんだろうなあと。

大好きなので何回でもYouTubeの格付け企画 の話しますけど、王道アイドルランキングで小島さんが佐野さんを2位につけた理由として「裏とのギャップ」を挙げていたり、「晶哉の良いところでもあるとおもうんですけど、結構なんか……持ってないなあというか、自分を……」という形容が印象に残っています。

なんかもう迂闊に晶哉ちゃんかわいいね〜とか言えないなあ。

……まあ、あまりにも可愛い時は言っちゃうんですけど。(なんなん)

「〜THE BEGINNING〜笑劇」では本当に、小島健という天才のスーパーサブ佐野晶哉として存在感を放っていた。キーパーソンとして物語を牽引しつつ、ボケを拾い場をまとめ話を進め時には笑いをとる力。アイデアマンの忠実な実務者という感じで、小島組の世界を形にする存在だったなと思う。

ミュージカル畑で育ってきたのだからもちろんそうっちゃそうなのだが、本人作曲の笑劇オープニングでショージャズを踊る佐野さんの映え方ったら最高だった。いつかミュージカルの舞台に立つ姿を見たい。クセのある役もめちゃくちゃ面白く演じてくれるのだろうけど、声質やスタイルは王道主人公だと思うのでぜひそういう役もやってほしいです。レミゼのマリウスとか、それこそ魔神じゃなくてアラジンとか。ちょっと今全然パッと出てこないんですが。

 

ああまた好き勝手に書き立ててしまった……

まあそういうわけでこんなにも別なベクトルですきになってしまったらもう、どちらを選べなんて無理だな、と書きながら諦めました。そもそも推しが1グループ1人なんて不文律みたいなものだし。ハロプロなんかだと2色(2人)のサイリウム振ってても許容される気がしてガンガン振ってるけど、ジャニーズさんの現場で2人のうちわ持っててもいける?新しいムーブ作ってく??

さらにヤングタウン水曜日で、まさまさコンビというケミとしての面白さも知ってしまいました。正門さんをいじりつつもトータルで見ると正門さんに振り回されがちな佐野さん、佐野さんのことが可愛くて仕方ない正門さん。先輩後輩感があまりない、2人だけの空気感。まさまさって、いいね。

そういうわけで、本当に飽きることないジェットコースターみたいな日々をAぇ! groupの沼で過ごしています。

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「20歳のソウル」写真展を見に行った際、ロケ地の一つ、茜浜海浜公園まで行ったときの写真を添えて

それスノに救われ続けてる

それスノこと「それ Snow Manにやらせてください」を観てSnow Manやっぱ好きだなあ、となった日記。

 

本日2022年3月27日放送「それSnow Manにやらせてください」強豪校の部活に殴り込み企画第二弾。全国第二位のダンス部との対決。

定められた制限時間の中で課題曲を与えられ、一から振付とフォーメーションを覚え、メンバーでアレンジし、合わせ、披露・対決する。審査を行うのは現役のプロ。

Snow Manの良心、阿部亮平さんすらインタビューを遮って練習するほどの真剣さに グループのプライドを感じたし、そんな中で余裕綽々のラウール氏の凄さを改めて思い知らされた。本当に、この、ダンスの神様に愛された天性のパフォーマーSnow Manというグループに出会えてよかったなあ……

 

全力で練習しきって円陣組んで挑む9人、その様子に「青春だな」というラウちゃん、「マジ青春だな」と応じるなべしょ先輩。高校卒業したばかりのラウールさん、きっと等身大の高校生として過ごすよりもジャニーズアイドルSnow Manとして過ごす時間のほうが濃く長かっただろう。普通の高校生だったら経験していたであろう青春の欠片と、 Snow Manという、彼の努力で今ここに掴み取った仲間と居場所、その二つが交わった瞬間。尊い…(語彙力の死)

ひとりひとりに見せ場がある構成、皆踊れて魅せれるSnow Manの強みが前面に出ていて最高だった。9人それぞれの好きパートがありすぎる。

そしてやっぱり佐久間大介さんのエンターテイメント感が好きだし、宮舘涼太という表現者が好きだと思った。あとGrandeurのYes! の蹴りで溜めがエグ長い岩本さんのこと、永遠に語れる。

 

KISSIN’ MY LIPSのMVを見せられ存在を知り、Grandeurのダンスショットで確信に変わり、Crazy F-R-E-S-H Beatでとどめを刺された、あの時の衝撃と興奮が蘇って、そうだよ、 Snow Manのダンスパフォーマンスに惚れて、彼らのハングリー精神・挑み続ける姿勢に惚れたんだよなあ、と謎の熱い気持ちが込み上げてきた。

ライブはなかなか当たらないしいろんなファンがいていろんなノイズが入ってきたりもする。それでも彼等が彼等として生き、 Snow Manというグループのためにこの世界を戦っていこうと挑み続ける限り、応援していきたいと改めて思いました。

それスノさん、本当に本当に、素敵な企画をありがとうございました。

 

そもそも「それ Snow Manにやらせてください」は採水ロケで初対面のおじさんに怒られながら寒さに耐えながら、グループのために、と頑張る佐久間大介さんをみて、私は佐久間担になる、と(一旦の)決意を固めた思い出深い番組。

(なおその後、いわさくに揺れながら向井康二という存在が罪深すぎ、だてこじというケミに翻弄され、 Snow Manの自担が行方不明となるなんて思いもしなかった)

冠番組という存在の大きさよ。

 

ちなみにそれスノ観てやっぱ踊っとこ、と久しぶりにモチベーション高めに行ったダンススクール、マジで踊れなさすぎてベッコベコだった。いやもともと踊れないですけど、びっくりするくらいに踊れなかった。

帰り道落ち込みながら、振付師さんに「踊れねえのになんでジャニーズ入った?」と言われたのが悔しくて毎日家で練習して「一人で変わった」と豪語する草間リチャード敬太さんを思い出して自分を励ましました。(彼の場合は彼の努力はもちろん、唯一無二のグルーヴ感は天性と思いますが)

毎日アイソレとウェーブくらいは続けようね。

 

Grandeur Dance Practice 久々に真剣に観たけどやっぱ最強だなあ。

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